>>256
まとめるとこういうこと 。ソニーは最初この圧縮RAWしか実装していなかった。
https://www.dpreview.com/articles/2834066212/the-raw-and-the-cooked-pulling-apart-sony-raw-compression

@まず非圧縮RAWでは14bitで記録されるデータを、『業界最低の11bit』 しかない荒いステップに丸める。
 
A次に更にデータを圧縮するため、縦横16ピクセルずつを1ユニットとして、輝度が最高のピクセルと
  最低のピクセルは11bitで記録するが 、残りのピクセルについては、最高・最低輝度ピクセルとの
  輝度差分を 『7bit』 のもっと荒いステップで記録する。
  通常、ユニットに含まれる最高・最低輝度ピクセルの輝度差は、11bitで記録可能な限界の輝度差より
  小さいから、残りのピクセルの記録に使用する最高・最低輝度との差分データは、7bitの荒いステップで
  記録しても、11bitでそのまま記録するのと大差ないだろうという考え方。

Bしかしながら、夜景など最高・最低輝度が11ビット記録両端の限界域に近い輝度で含まれるユニットでは
  残りのピクセルは 『実質的にも7bit』 記録となり、8bitのJpegデータレベルにすら復元できない。

C結果として、コントラストが極端に高いエッジ部のデータは、ユニットごとにバラついた適当な記録となり
  縦横16ピクセルずつ分割されたユニット間で、トーンジャンプやバンディング、色転びを生じさせてしまう。

ただでさえ業界最低の11bit記録なのに、更にデータを圧縮するために7bitで差分記録とかやっちゃてるから
DPREVIEWをはじめとする各種フォーラムで大炎上。特に夜景・星景では深刻な問題と捉えられている。

しかもこの圧縮方式でデータが小さくなってるかと言うと、失う情報量が大きい割には非圧縮の半分程度で
他社が12bitの『可逆圧縮』で実現してる圧縮率でしかない。

で、袋叩きにされて後から実装されたのが、期待されてた『可逆圧縮』じゃなくて、Rタイプでは1枚85MBにも
なっちゃう単なる非圧縮RAWだったもんだから、今でも炎上継続中。
https://lowreal.net/2017/05/12/3