>>123-125
まず「プレス」って言葉の意味を間違えている
サッカーにおけるプレスって人を潰しにいくって意味じゃないぞ
そっちはデュエルやツァヴァイカンプフと呼ばれるもの
プレスとは圧縮、つまり前後左右のライン間を狭めてエリアを圧縮しスペースを潰すのがプレス
スペースがなくなればミスが増え、パスも繋げない、ドリブルも引っかかるから
ボールも奪いやすくなるという理屈の戦術
元はグアルディオラバルサがポゼッションを高めるために
より素早くボールを奪い返すという守備戦法
その守備要素だけを抽出して更にボールを奪った後ポゼッションではなく
コレクティブカウンターを組み合わせてより攻守の切り替え(トランジッション)の回数を増やす事で
テンポを上げ、ミスの数も増やしていくサッカーがゲーゲンプレッシング
よって走力と素早く走りながらもボールをコントロールする術が必要になる

という攻守一体戦術なんだよ
これが約5年前から強豪チームのプレスのベースになっている
だから守備時でも攻撃に転じた(ポジティブトランジッション)際に素早く切り替えられるように味方の位置を常に把握し、
ある程度の距離間を保っておかないといけないし、
逆に攻撃時には守備に転じた(ネガティヴトランジッション)際の位置を意識しながら攻めないといけない
だから攻撃でも1人が突っ込んだら必ず1人はカバーのために残ってスペースを埋めていないといけないし、
守備でもかわされた時のリスクを考えて前線はまず突っ込ませない
それよりも前後のライン間を狭める事が必須だから前線は留まる、DFラインは守備時にむしろ上げる、
ボールをサイドに流したら逆サイドはそちらに寄ると距離を寄せ過ぎずにエリアを圧縮していかないといけない
前線が当たりに行く時は自分より後ろにボールがある時、つまりプレスバック時のみと言っても過言ではない
前にボールがある時はコースを切る事が何より優先される