木梨憲武
この試合の戦い方を例えるなら“F1の戦略”だね。「攻めてクラッシュするよりは、今の順位でゴールしてポイントを稼いだ方がいい」ってことがあるでしょ。
ピットからドライバーに無線で指示があって。
この試合ではピットの西野監督から選手に「今の状況をキープ。イエローカードはダメだ」という指示が出た。
監督は「こういう時はこう戦う」と想定していたんじゃないかな。セネガルの得点次第で、日本の敗退もある状況。
「責任はすべて取る」と覚悟の上で指示を出したと思う。その決断を受け止めた選手も、いろんな思いを持ちながらもパス回しを遂行した。
監督と選手が良い関係を築いていたからこその戦い方になったと思う。