ウルグアイ戦分析 中島、敵陣でのドリブルでチャンス演出

決定力の高さ、こぼれ球への素早い反応を攻撃陣が90分間通したのは、久しく記憶にないくらいの衝撃だった。

日本のシュート数は計18本で、うち枠内シュートが9本。枠内9本は18年のAマッチ12試合で最多だ。
若手3人で計11本、枠内が8本。チームでの枠内率は50%だが、3人で72・7%に達した。

相手GKがはじいたボールを詰めての2得点を見ても、枠内に放つ重要性が分かる。

アタッキングサード(ピッチを3分割した最も敵陣側)内での
ダイレクトパス成功率71・0%(32本、成功22本)も18年のAマッチで最高。
チームの共通意識なのか柴崎、酒井、長友らも高い成功率を誇った。

その中で特異なプレーを見せたのが中島だ。
同エリアでのダイレクトパスは1本もなく、代わりにドリブルがチーム最多の11回。
まずはドリブルで相手DFをはがし、チャンスを演出した。
「個の強さ」が組織プレーや連動性につながり、想像を超えた代表になることを期待できる一戦だった。

https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2018/10/18/kiji/20181017s00002014378000c.html