たとえば5レーン4レイヤー理論にしても、それは一つのものさしにすぎない。実際、私は3x3or7x7のタスク基準のモデルを使っているし
みんなだって、思ったでしょ
「5レーンっていうけど、5バックされたらどうすんの?」って
「ハーフスペースの性質が視野確保がしやすく、パスコースがサイドより多い程度しか残らないじゃん」と
他にも
「GKって宇宙人なの?ピッチじゃなくて火星にいるの?」とかさ

ゲームモデルってのは「チームに共有されたわかりやすい行動基準」程度の理解の方がより現実的
で、効率の良いゲームモデルってのは、フェイズごとの行動規範、準規範を決めて〜みたいな

でも、実際のトレーニングってそういうことより、実際5バックに対して、どう動くのよ、ってことの方が求められる
「じゃあ、基本的な攻めどころ3箇所はキチンとおさえて、あとはダイヤを動的に作って、それで無理なら、後ろから走って援護入れるから」みたいな
それぞれの読点で別れた文章を小トレーニング。それを中トレーニング、大トレーニングでまとめればいい

で、そういうトレーニングを作る大人の側が、ものさしとして、ゲームモデルを持っていればok。きちんとトレーニングを伴ってるなら、もちろん、モデルを選手に言ってもいい
「試合でうまく行ったあれって、こういう理由でやってるんだよ」と

ゲームモデルを自分で作るということなら、マーク式のクイズで唯一の正解を当てるじゃなくて、記述式で「あなたはどう考えますか?解決できるとしたら、どう解決しますか?」ってこと
もちろん、個々のコーチがゲームモデルを再発明なんて大変だから、クラブがプリセットされたゲームモデルを所属のコーチたちに示すなら、それがクラブのカラーであり伝統になったりする


あんまり難しく考えずに、効率良さげな方法を、みんなと共有して、うまくやろうぜってことよ

より良いゲームモデルを作りたいというなら、少し調べ物が必要だろうね。でも、そんな大変なことじゃない
現実っていう枠組みに比べればはるかに単純明快な、ツンデレかわいいカオスちゃんこと、サッカーという枠組みをあなたは既に知ってるだろうから