サルトルが遺した有名な言葉に「人間は自由という刑に処せられている」というものがある。

サルトルなりの皮肉を込めた言葉に感じられるこちらの名言。
社会という檻に閉じ込められると、無意識の内に人はそこに順応しようとする。

現状を打破するのは祈りでもなければ、哀願でもない。
目の前の現実に向き合うことではないだろうか。


サルトルではないが、古代の偉大な哲学者・ソクラテスは「無知の知」という有名な言葉をのこしている。
人間は不完全であるが故に知を探求することのできる生き物であると。
これは、「何よりもまず自分が無知であることに気づくべきである。
それができない人間こそ、もっとも無知な人間である」という意味だ。