彼女がどうしても気球に乗りたいっていうから、高所恐怖症だけど無理して乗ることに。彼女は俺の高所恐怖症の程度がどんなものなのか知らなかった。
乗る直前には汗が止まらず、動悸が激しくなり、顔色がどんどん悪くなっていった。
彼女が「やっぱりやめよう」と気をつかってくれたんだけど、せっかく楽しみにしてたのに乗らないっていうのは彼女に悪くのと、周りの目と自分のプライドから「大丈夫だよ」と言ってしまった。



気球が上がるにつれて泣き出し、意識を失った。
死にたい。絶対引かれた。