>>102
ひとことで言うと、おまえがおかしい。だが、それはお前が思っているような理由からではない。

「普通ですよね?」などというセリフが出てくるからには、お前は『不安を抱いている』んだろう。
何に対してか? それは、「私たちは同じ時間を共有できていると思っているけど、本当にそうだろうか?」
ひいては、【ほんとうに同じ気持ちを共有できているんだろうか?】というものだ。
だからそこに担保が欲しくて、『ふたりがおなじ場所にいて俺ぞれ別のことをしている』のではなくて、ふたりで一緒のことをやりたがっている。
たとえば、ふたりで遊園地に出かけてはしゃぐとか、素敵なレストランに行っていっしょに食事をするとかだ。

結論から言えば、ハッキリ言って、それは担保の「た」の字にもならない。
つまり、そういうことをしたとしても、お前の不安は消えることはない。
その不安は一緒に遊べないから生じるのではなく、恋人との間に人間関係がきちんと作れてないから生じるからだ。
ふたりが互いに敬意をもって相手を信頼していれば、たとえ別々のことをしている時でも、たとえ別々の場所にいるときでも、
「ふたりの気持ちはひとつである」という自信が揺らぐことはない。

では、人間関係を作っていくとは、何をすることなのか? それは、お前がふたりの「いま現在の関係性」をもっと具体的に語れば、手がかりも見えてくるだろう。