総手縫いって、1着1着違うと言えば聞こえは良いけど、出来上がりバランスが悪くなるケースも多くない?
前回良くても今回ん?って。

かなりの熟練なら、それもないかもしれないけど、お年も召されてるから、そもそもセンスが古臭くなるのは避けられないし。
イタリアとかだと、その人が全部一人で縫うわけじゃないだろうから、最終的には色んな人が縫ったのを、まとめあげる能力を問われるみたいな。
伝統工芸品としては良いのかもしれないし、そのアナログさを楽しむってコトなんだろうけど、毎回違うって実用的ではないかなぁ。
もちろん、総機械だと立体感も何もない工業製品か!ってモノに仕上がるだろうけど、かと言って、その対局の総手縫いが正解とも限らなくない?
アパレルの人は、それに価値を持たせるコトで価格をつり上げたいんだろうけど。

個人的には、美しさって直接と曲線のメリハリなんだろう(イメージとしては、ミラノとナポリの良いトコどりって気がしてる)から、総手縫いより、箇所によって適宜手縫いの方が現実的な気がしてる。
そういうトコの方が、なるべく生地を傷めないように工夫したり、工程管理とかもしっかりしてて、再現性も高いような。

色んな年代や体型の人がいるし、最終的には自己満足の世界だから一概には言えないだろうけど。
スーツって本当に難しい…