ワインの好きなその娘は
いつでも
いくつもいくつもメロディをつくって
窓から遠くを
見つめながら
優しく悲しいピアノを弾いてた

初めて二人で歩いた日に
あの子は囁いた
眼を閉じたまま

わたしはもう誰も好きに
なることはない
今は
ありがとうあなたは
いい人
もっと早く逢えたら
ららら