おそらくおおかたの方々は感動したとか坂本龍一の音楽が素晴らしいという感想だろうと思うのですが

いろんな立場から考えると問題点があったかと思われます

何よりミナマタという土地のタイトルを使ったことと原因企業チッソの名前やロゴをそのまま使っているのに
内容に事実ではない創作が入っていること

ユージン・スミスに撮影された当事者の重要な一部の方が、水俣で先行上映された作品を見て
自分たちの写真を使わないで欲しかった
亡くなった子のことはそっとしておいて欲しかったというようなことを言われたとのこと

人類の普遍的な問題を取り上げて、多くの人に考えるきっかけを作るという点ではよかったのだと思うけれども
なかなか全方面に敬意を払い合意を取り付け
丁寧に作り上げていくというのは難しいのだと思いました