776 ◆McFLzJfb4wZ0 sage 2023/02/17(金) 00:37:53.71 0
一方、本に触れることもできず、触れたとしてもその価値が分からず フェイクにまみれた知識に毎秒汚染され、世界を実際に駆動させている真正な知に触れることができないほとんどのひとたちは(彼らは「長文が読めない」し、AIに調整された「わかりやすい」テクストで中毒化している)捨て置かれるが、彼らは彼らで、自身が浸っているフェイクに汚染された言説を知だと考え 鼻高々で世界の構造を語り始めるだろう

捨てられた人たちにとってこの世の理は 事実上、完全なブラックボックスとなるがそれすら認知できないだろう そういう世界に生きる人々は、たとえば天動説を平気で信じたり 地球平面説を子どもに教えてどや顔するようになるだろう



777 ◆McFLzJfb4wZ0 sage 2023/02/17(金) 00:38:17.04 0
もしも5chが生き残ってサービスを続けたとしても AIボット群と、それをあえて利用するひとらとの、いまとは全然違った奇怪な生態系が出来ると思う

相手はAIかもしれないと思いながら、そう気づきながら、
その奥にはきっとプログラマがいるはずで、
彼/彼女は自分のことをいつも見ている
自分とは、AIを介して対話するのが楽しいはずだと淡い期待を抱き、
AIが無際限に生み出すフェイク言説の海を、無数の名無したちが今度は具として漂う

実際にはそんなプログラマなどいないし
もし仮にそのような人間がいるとして
彼らはフェイクが猖獗を極めたネット空間で上位者として振舞うだけだろう
あるいは「高い城の人々」が、彼らに菓子でも振舞うように
テクストの快楽を無限生成するAIを送り込み
たまに観察して楽しむだろう

AIボットの振舞いはきっと、はじめのうちには
以前書いた、変質期/終結期にあらわれるような
「いつもの名無し」と同じ振舞い方をするだろう
アルゴリズム臭いがわかりやすい快楽の生成法だから

そのうち、アルゴリズムはより巧妙になり、
必要なところには争いを、
そうではないところでは甘い夢を、
自在に与えてくれるように進化するだろう