祖国統一は、私たちの永遠なる夢です。
私たちは、外国の言葉ではなく、私たち自身の言葉でこれから歴史を語らなければなりません
インドの命運は糸車にかかっています。
イギリスの綿製品がインドに流れ込むようになって以来、人々は糸車をしまい込みました。
それが、インドから繁栄を奪い去ったのです。
糸車はインド人の暮らしにとって、空気や水と同様に欠かせない物だった筈です。
どうぞ、埃をかぶった糸車を取り出して、インドの糸を紡いでください。
イスラム教徒もヒンズー教徒も、みんなで糸を紡いでください。
暗闇の中で苦悩しているのは、私だけなのでしょうか・・・?
インドとパキスタンが分離独立すれば平和が戻ってくると、皆は考えているのでしょう。
私はまったく孤立してしまいました。
しかし、何と言われようとも、私は自分の思った通りを語らなければなりません。
インドの分裂は間違っています。このような独立の行く末は闇に包まれることしょう。
私には、はっきりと見えるのです。
私は、あなた方日本人に悪意を持っているわけではありません。
あなた方日本人は「アジア人のアジア」という崇高な希望を持っていました。
しかし今ではそれも、帝国主義の野望に過ぎません。
そして、その野望を実現できずに、アジアを解体してしまう張本人になってしまうかもしれません。
世界の列強と肩を並べたい、というのがあなた方日本人の野望でした。
しかし中国を侵略したり、ドイツやイタリアと同盟を結ぶことによって実現するものではないはずです。
あなた方はいかなる訴えにも耳を傾けようとはなさらない。ただ、剣にのみ耳を貸す民族だと聞いております。
それが、大きな誤解でありますように・・・

あなたがたの友より