「おにいちゃん…。アレほしいな…。なるべく甘くてやわらかいの」
「ったくしゃーねーなぁ…」
彼女は目を閉じる。
俺は彼女の鼻先にそっと握りこぶしを近付けて、そしてそれを開いた。




「くっ、くっさ!臭ーーっ!!マジかよ、オイ!オェエエッ!ゲフッ、ゲフン…」
これが俺の魔法だよ。