音夢は悪魔だよな。
さくらが兄宛てに送ってきた手紙全部破り捨ててたんだぜ?それも6年間も。
しかもあの女、他の香具師と文通やってんだよな。つまり、
手紙書く側の気持ちとか全部分かってて、その上で行為に及んでたってことだろ?
「ドラマチックな恋にあこがれちゃう♪」とか寝ぼけたこと言いながら、
その裏で手紙を破いてたわけだ。さくらを引き裂く光景を想像しながら、ビリビリと。おお、怖!

で、音夢シナリオ。ここから話す内容は嘘みたいな話だが、全部本当だ。
音夢の病気って、実は全部演技だったんだぜ? 正確には魔法を使った仮病だけどな。
さくらは音夢に気を使って本当のこと言わなかったが、あれは本人が望んで得た魔法の力だったんだよ。
一応、原作者は無意識にやってたとは言ってたが、音夢は一般人だからな。
さくらみたいにちょっと願えば現実になるわけじゃねぇ。個人で願いを叶えるには、相当な魔力が必要だ。
きっと思いっきり願ったんだぜ。兄さんの気を引くために、もっと重病になりたいってな。
ほんと嘘みたいな話だが本当なんだよ。何ならヴィジュアルファンブックの対談読んでみ?絶版だけどな(藁

今度はさくらシナリオだ。あの女、性懲りもなくまた仮病始めやがる。
さくらの説明じゃ、純一と心が繋がり合ってなきゃああいう症状は出ないはずだからな。
ここでも音夢の病気が仮病だってのが証明されてるわけだ。
卒業パーティーでもやらかしやがったな。壇上から告白して、純一と既成事実を作ろうとしやがった。
それに失敗したら、今度は「私は兄さんのものだよ」とか言いながらいきなり唇奪うし。
「兄さんは私のものだよ」の間違いじゃねぇの? ケーサツ呼べよ、純一。
ああそうそう、このとき音夢がすぐに純一を見つけ出したのも、香具師の心が読めるようにっていう魔法だったんだとさ。

で、あの名台詞「何で、あんな魔女に……」だ。純一がさくら見てときめいたのを感じ取って、悔し紛れに放った台詞だな。
実はあのとき、二人のことを呪い殺しかけてるんだよな。「本当に死んでしまうかと思うような痛みが…」って辺りな。
これも桜の木の魔法だな。二人を頃したいっていう、強烈な願いを持った訳だ。魔女はどっちだっつーの(藁