最高と言うと陳腐だが、正直とっつぁん編のラストを超える流れを見たこと無いな。今は。

冷徹で機能的な社会の権化だった本編。
しかし若い頃は強い意志と人間らしい感情を持っていた。
社会の理屈に屈服。本編ではずっと弱さを隠していた。
あの強さは屈服して、打ちのめされたが故の弱さだったと。

最後に健(自分自身)を見つめ直して昔の自分に戻り、
止まっていた時間が巻き戻り、初めて前に進んだ。
車輪とは人との、意思の繋がりだったのだと。

健も三郎も将臣も皆、罪を抱えてたんだよな。


まぁとっつぁん編は豚が放尿してる傍らで思いを馳せていたわけだが…