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レッスルエンジェルス サバイバー 妄想スレ臨時 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しくん、、、好きです。。。@無断転載は禁止
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2017/08/26(土) 09:30:45.36ID:HZPfGuUY
レッスルエンジェルスサバイバーのあれやこれやといった
妄想を書き連ねていくスレです
0230名無しくん、、、好きです。。。
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2019/11/10(日) 21:38:34.18ID:oYpUfV6H
武藤「…でフラれて自棄になって町を歩いてたら道に迷ってたんです
   ……千種が。送っていったらテストやってて……
   暇だから受けたら受かってて……」
永原「結城とはその頃からなんだねえ〜」
武藤「元々、そんな強い気持ちがあった訳じゃないし……
   でも今はこうなって……寄ってくる人達もみんなどこか
   怪しく見える様になって……もう色々疲れちゃって」
永原「むむ〜、でもあたしもそんなもんだったよ武藤くん?
   あんまりうまくやろうとか身構えたりとかしないで
   もっと気楽に、自分なりのやり方で自然にいったほうが
   いい結果出せると思うけど?」
武藤「…そうですか?」
永原「そうそう。昔言われたよ、プロたるもの・道を作るものだって
   やり方やスタイルなんて自分で作るしかないんだよ、きっと」

???「あら、後輩にアドバイスなんて成長したものねちづる」
永原「ん……?その声はおか、いやや理沙子さん!」
理沙子「天神からの連絡で、ようやくここを探し出せたわ
    みんなも宿に寄ってから……って、お邪魔だったかしら」
武藤「いえ……話は、済みました。御気遣いなく先輩」

理沙子「……だそうよ。起きなさい、寝坊助たち」
杉山「……はは、バレてましたかい」
永村「……さすが年の功、下手な演技は通用し……あいて!」
理沙子「…一言余計なのは残念かな。もっと愛のあるイジり方を覚えないとね」
永村「んん!?あぁ……はい……すいません」
永原(……あの、理沙子さん!言い方!)
理沙子「え?何が?」
美沙(…コイツら変態にホイホイ餌を与えないで欲しいのです
   無自覚にも程があるのですまさにモストデンジャラスなのです)
武藤(…いちいち気にする方がおかしいんじゃ)  
0231名無しくん、、、好きです。。。
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2019/11/10(日) 23:06:46.14ID:oYpUfV6H
永原と武藤、互いの溝がほんの少し狭まったような
気もする中……続けて会は行われた。……のだが

美沙「では理沙子さん4…
理沙子「…数字は言わなくていいから。まあともかく
    試合は流れたけど、みんな楽しんで下さい」
斉藤「……何とか合流できた」
神田「結局、試合には間に合いませんでしたね……」
富沢「全くもー!越後さんに任せたらご覧の有り様よ!
   以後社用車運転禁止!いいわね!」
金井「ではみんなを代表して越後さんどうぞ!はい!」
越後「……理沙子さん、この度は、おめで……
   いえ、誠にもって、すみませんでした!」
理沙子「はいはい、その件は後でゆっくりね。過ぎてしまった
   事を悔やむなら後でもできるでしょ。今は疲れを取りなさい」
越後「はい……では!」
永原「それは今回あたしに!かんぱ〜い!」
越後「あ、こら!」

杉山(気を利かせたんだよ。問題を起こしたお前じゃあ
   音頭を取りづらいだろ?察してやれ)
越後(……言われなくてもわかってる!)
美沙「ったく先輩のおかげであちこち大変だったのですよ
   来週の大会も天候次第なのですこぶる心配なのです」
斉藤「…天神、もういいだろう。越後、気にするな…とは
   いかないだろうが、少しは落ち着いたか」
越後「…はい」
永村「まぁいいから、パーっとやりましょう!ね!
   心の疲れには憩いの時間こそ必要だから、うん!」
0232名無しくん、、、好きです。。。
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2019/11/10(日) 23:55:56.11ID:oYpUfV6H
こうして夜は更けていった…のだがやはり……

杉山「おいお前、この魔女!寄るな抱きつくな!寄るなっつったの
   お前じゃねーか!こっちくんな!」
美沙「貴方にぃ〜、愛の手料理〜、うふふぅ〜♪」
永原「これは……酔って記憶が混濁してるのかも……」
富沢「もしくは前世とか平行世界とかからの因縁……とか?」
杉山「俺とコイツにはなんの接点もねぇ!つーかあってたまるか!
   離れろこの電波魔女!んがっ!」
美沙「一生懸命作ったの〜。食べてくれると嬉しいなぁ〜」

理沙子「…お皿に何もないけど」
永村「まさかの空皿攻撃ッスか〜。これは効きますねえ〜」
美沙「はい、あ〜ん♪」
杉山「止めろぉー!その音を、その金属音を止めろぉー!
   精神に、精神にダイレクトアタックしてきやがるぅー!」
越後「…全く、騒がしい奴等だ」

永村「ふぅ暑ぃ〜、一枚脱ぐかぁ〜。店の中だとさぁ〜暑い暑い
   お、顔赤いけど大丈夫?無理せず脱いだら?」
永原「(来た!)おっとそうはさせ……
武藤「……ふう、それもそうね。脱ぐわ」
神田(え、え、ちょっと……!?)
武藤「……ふう、涼しくなった」

越後(幾ら、酒の力とは言え……)
富沢(男の目がある中で、何の躊躇いもなく上一枚……なんて豪胆な!)
金井(自信もなしにこんなこと……普通出来ないよ!)
理沙子(……やるわね、この娘)
永原(……なんか、なぜか、よくわからないけど………
   何か負けた気がする!根本的な何かの一部分が!)
武藤(……ふっ、……勝った!!!私の中……魂的な部分で!)
0233名無しくん、、、好きです。。。
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2019/11/11(月) 00:35:41.99ID:20KX/n2h
越後(しかし此処からは……そうはいかない!)
富沢(上オール……それは女同士の悪ふざけの罰ゲーム時のみに
  仲間内ならかろうじて、なんとか、ギリギリ言い訳できる形態!
  もし画像が残ろうモノなら、まず間違いなく、炎上……!)
金井(行けるわけ……ない!これ以上は……!)

武藤「……あっ!っと……。ごめん、なさい……」
杉山「うお!お、おう……」   美沙「……あ!」
理沙子(…ふらつきを装って、然り気無くカットプレイ……
   さらにドジっ子属性アピール、瞬間チラリも欠かさない)
神田(……私たちでなければ見逃していた)
斉藤「さ、さあお開きとしようか、もう店も終わりだし」
美沙「……お前なんか、お前なんか!食らえバインダー!」
杉山「ウギャア、そのカチャカチャ音を止めろぉー!」

武藤「…失礼、それはもう十分頂いた……のですよ」
美沙(……み、美沙のパターンを……!)
永原(……精神攻撃すらも不発……さらに相手のパターンを
   カウンターで返した…。短時間でここまで仕上げるなんて)
斉藤(武藤めぐみ……恐ろしいヤツ!)

越後「ん……どうした?お前たちは帰らないのか?」
杉山(……今は、訳あって立たれん!察しろ!)
永村(……今立ったら、色々ヤバい事になりかねない!)
越後「…………男ってヤツは、全く…………!」
永原(くー……次こそは勝ぁつ!試合だけでなく中身でも!
   あ……払い、あたしだった……。武藤!おーい!)

勝ったのか負けたのか、今一つよくわからない感じに
モヤッとしてしまう永原。次の対決はいつになるか?

つづく  
0234名無しくん、、、好きです。。。
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2019/12/13(金) 21:17:11.53ID:6xi01Ed1
来島、新女辞めるってよ

永原と武藤の女の勝負は惜しくも次回に持ち越しとなった
そんな中、かの宇宙人と久方ぶりの試合となり……

ソニック「ふいー疲れたぁ!にしてもいやー久しぶりなのさね」
永原「ホント……相変わらず強いですよねソニックさん」
ソニック「当たり前なの!まだまだ現役まっしぐらなのさね
     ディアナー、お前も挨拶するの、早く!」
ディアナ「ハイ、ミカサン!ミナサンお久しぶりデスネー」
永原「あっディアナ、お疲れ〜」
富沢「うー……相変わらず無駄に元気よねみんな」
金井「ぼっこぼこにされた……うえ〜ん」

こうして永原達が旧交を暖めあう中、新女では新たな問題が……

祐希子「……納得いかないわ!もう、腹立つー!」
来島「まあまあ、落ち着けって祐希子」
祐希子「これが落ち着いていられるかって言うのよ!会社は
    大会での不始末の後処理で現場は放りっぱなし!
    さらっと来年の年俸下げる話まで出てんのよ!」
来島「まぁ……今はどこも厳しいだろうしな」
祐希子「恵理!会社のやらかしを個人のせいにされようとしてるの!
    最悪、あたしらの誰かクビになるかもしんないのよ!」
来島「…その事だけどな、祐希子……。俺さ、新女……辞めるわ」

祐希子「…………え?」
来島「引退してコーチ、やってくれないかって言われてな……
   でも俺、現役でやりたいしさ。結局まとまりそうにないんだ」
祐希子「ちょっと、ウソでしょ!?恵理!」
来島「……ビジュアル路線なフロントとは、前から折り合い悪かったし
   俺みたいな昔ながらのパワータイプは流行らない、そう言われた」
0235名無しくん、、、好きです。。。
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2019/12/13(金) 21:38:33.46ID:6xi01Ed1
祐希子「ねえ嘘でしょ、嘘だって言ってよ!恵理!」
来島「悪りぃ……ホントにゴメン、祐希子……。でも、もう決めたんだ
   今の新女に、俺の居場所はない……。もう、ここには居られない」

祐希子「ウソだ……ウソだ、こんな……」

来島「……じゃあ、な、祐希子。決まったら、あとでまた、連絡する……」

祐希子「ウソだよ……こんなの……」

来島「長いこと……本当に、一緒にやって来たよな…。ずっと…………
   今日で……ゴールデン、ペアは……一旦、解、散……だな!
   しばらく……しばらくさ、サヨナラだ!」

祐希子「…………こん……なの、ウソだぁぁぁぁ!!!!!」

こうして新女に激震が走る中
永原達にも一連の悪影響が届かんとしているのであった……
0236名無しくん、、、好きです。。。
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2019/12/13(金) 22:08:45.90ID:6xi01Ed1
そして、数日後……豹の穴本社では……

理沙子「そう……来島が……」
吉原「本当に私達の時と同じですね。もう驚きもしません」
六角「まぁ〜、新女はアホだから!なにやっても不思議じゃないね
   あれこれ理由付けて放り投げるのは昔からのお家芸だしさ〜」
理沙子「時代を経ても、私達と同じことが繰り返されるのね……」
吉原「でも、あの祐希子が黙っているとも思えないけど……
   いっそ私秘蔵の、選りすぐりの凶器でも差し入れようかしら」
六角「お〜いやめろよ〜、洒落にならない犠牲者が出るぞ〜」
吉原「心配しないで下さい、冗談です♪」

越後「先輩達が急に集まったから、おかしいと思ったが……むんっ!」
斉藤「……物騒な話だな。私も精進を怠らないように……とぁっ!」
越後「……私もクビになってここに身を寄せてるから、わかり…ます!」

神田「……ふん!ふん!だあぁぁぁぁっっっ!!!」
斉藤「……どうした神田、急に打ち込みの回転数を上げたな」

神田「……最近、敗けが……込んできて。プロである以上
   お客さんを…楽しませるのはもちろん、結果を……ふんっ!」
越後「……そうだな。私もやらかした直後だ、気合いを入れ直す!」

永原「ただいま〜、試合から帰って来たよ!」
富沢「殴り込み、予定通り無事に完了しました〜」
金井「お客さんも来てますよ〜、理沙子さ〜ん」

理沙子「……あら?他に誰か呼んでたかしら」
0237名無しくん、、、好きです。。。
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2019/12/13(金) 23:54:40.23ID:6xi01Ed1
ソニック「うっきゅっきゅ、正義のヒロイン・ソニックキャット
     肩で風切り颯爽と相談にお邪魔するのさね!」
美沙「全く来る途中からそこいら中でギャーギャー騒ぎまくって
   はた迷惑な宇宙人なのです困ったものなのです」
ソニック「…何か言った?」
美沙「いえいえなにも〜」

理沙子「……どうやらもう一人、いるみたいね」
ソニック「うきゅ?あ?」
祐希子「……先輩、その、いきなり押し掛けてアレだけど……
    ちょっと……相談が、あるんです。聞いてもらって……」
理沙子「……わかったわ。入りなさい」
六角(……んふ、こりゃあ荒れそうだねぇ)
吉原(……荒れそうですねぇ)

こうして練習終わりに来客をもてなすことになった
永原といつものメンバー。しかし憤懣やるかたない二人の怒りは
相談と言う名の愚痴へと変わる……

ソニック「……ったく、ちーともわかってないの!今の、若手は!
     気合いが足りない・心で負けてる・技に頼りすぎ!
     あんなフワフワムーヴでファンを納得させるとか!
     プロをナメるんじゃねーのさね!」
祐希子「……恵理は辞めるって言うし、年俸は減らされるし!
    会社はやる気ないし、カレーは悪事に使われるし!
    あー、もー、腹立つー!う〜、ぬ〜、アイツら〜!
    謝れ、カレーの神様に謝れ!謝り倒せ!」

永原「…………もう、ナニがナニやら……」
富沢「まぁ……今年は色々あったもんね……ふぅ」
金井「怒りたくも、なるよね……」
0238名無しくん、、、好きです。。。
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2019/12/14(土) 00:24:23.07ID:XF2s1Qhe
ソニック「今の業界はぬるま湯なのさね!コピームーヴで見所ゼロ!
     このぬるぬる具合を沸騰全開アッチンチンにするために!
     先輩達にも新人育成、協力してもらいたいのさね!」
祐希子「今こそあんパンを超える!新たな歴史の誕生!
    待ってなさいニューカレーロード!あたしが創る!
    ……てわけで、相方、探してます!」
六角「……んーなんだ、相変わらずブッ飛んでるねぇお前さん方」
理沙子「でも熱意があるのは良いことだわ、本当に」
ソニック「ありがとうございます、なの!」

六角「……しゃーない、協力したるかぁ。こう見えてお姉さん
   デキる女だし、後輩に頼られるのは嫌いじゃないよネコ君」
吉原「錆び付いたロートルなんて言われるのは御免ですしね
   時代に抵抗するのがベテランの証、やったりましょう♪」
ソニック「うう……先輩たちには感謝してもし足りないのさね!」

祐希子「…おーい先輩、あたしはー?あたしのオヤナミ相談はー!」
永原「…それを言うならお悩み、でしょ先輩」
富沢「え、ちょ!あたしのツッコミをいつの間に……」
金井「……ちづるちゃん、成長したよね」
永原「……むー、そこは進歩したって言ってよ」
越後(……どっちでもいいだろそこは)
0239名無しくん、、、好きです。。。
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2019/12/14(土) 01:01:32.78ID:XF2s1Qhe
祐希子「あたしのー、パートナー、探すの手伝って下さいよぉ〜」
永原「んー、その必要は……ないと思いまーす」
祐希子「……う!永原、それどういうこと?」
永原「……あたしじゃダメかな、先輩?」

富沢「……ええええ?アンタがぁ?」
金井(うわ〜ちづるちゃん、むちゃくちゃ言うな〜)
祐希子「……随分唐突よね。何か……アヤシイ……わね
    と言うか、団体違うじゃん。無理じゃん」
永原「それは……ホラ、都合付いた時だけでも!」
祐希子「……んー、どうだろう……。やっぱ無理じゃない?」
永原「えー……。色々勉強したいのに」

理沙子「……ならば、私じゃダメかしら?祐希子」
祐希子「……え?えええええええええ!?先輩がぁ!?」
神田「でも、団体が違うのではやっぱり……」
理沙子「今の私の立場なら、業界の活性化を名目にすれば
    交渉次第で新女への参戦は十分可能じゃないかしら?
    無論、それなりの制約はかかるでしょうけど…」
越後「で、でも!あの新女がそれを受け入れるとは、とても……」
斉藤「……難しいな。空手の私が参戦していた時も、かなり難色を示された
   まして、元所属選手となればな……」
美沙「まぁ他所者、裏切り者扱いは必至なのですようんうん」
越後(……お前がそれを言うか)
    
0240名無しくん、、、好きです。。。
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2019/12/14(土) 14:11:30.06ID:XF2s1Qhe
理沙子(新女としても、貴重なエースにヘソを曲げられ退団されるのは
   なんとしても避けたいはず……。時間稼ぎとしても
   今ならこちらの提案に乗ってくる可能性は……あるわね)
祐希子「んー……。くぅ〜…………。よし!決めたっ!
    あたし、理沙子先輩と組むわ!」
永原「ふぇ!?えー……」
吉原(……相変わらず決断は早いわね)
理沙子「わかったわ。……本当のパートナーが見つかるまでは、ね
    いえ、組み直す……が正しいかしら?」
祐希子「先輩……。とにかく、しばらく、ヨロシクお願いします!」

六角「う〜ん、やっぱりパートナーってのはアレだね、選ぶんなら
   誠意、相性、愛情!これっきゃないね!打算で選ぶと
   も〜これ大変だ、いやマジでホントね……うん」
ソニック「先輩……何かイヤな思い出でも?」
六角「ノーコメントぉ〜。はぁ〜、またチャレンジしよっかな〜
   葉月お姉さんチャレンジ、しちゃおっかなぁ〜!」
神田「……先輩、それは洒落になりませんやめましょう本当に」

永原(むー……また何か離されたような気が)
越後(…本気でパートナー探そうかな)
美沙(美沙も探すのです安定した魔力の補給がしてーのです)
富沢(それ違うパートナーでしょ天神)
金井(……あたしはもういるから平気!うん!)
斉藤(……くっ……!まだ!まだ負けたわけでは!)
0241名無しくん、、、好きです。。。
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2019/12/14(土) 14:39:45.15ID:XF2s1Qhe
吉原「それにしても、あなたが相談とは珍しいわね?」
六角「今になって後輩鍛え直して、一体どうするつもりさ
   スターの義務感……だけじゃなさそうだけんども?」

ソニック「……ブチ倒したい相手が、いるのさね先輩」

理沙子「……あら?それは初耳ね」
ソニック「あらゆる世界を破壊する悪の責任者……
     膨らみ続ける神と仏を騙るフトドキモノ……
     とある星からやって来た謎の侵略型異星人……
     正義のヒロインとして許し置くわけにはいかないの!」
永原「……それって、アレだよね?アレだよね?」
金井「……アレだね」
富沢「…………うん、許す!許可します!ビームの使用を!」
吉原「んー、よろしい。半殺しまでなら許可します♪」

六角「おいおいなんだか知らないが、こっちも物騒な話だねぇ」
神田「……先輩の発言もかなり物騒なんですが」
理沙子「賑やかになりそうねえ」
永原「う〜ん、賑やかと言うか、荒れそうと言うか……」


つづく
0242名無しくん、、、好きです。。。
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2019/12/25(水) 21:05:53.94ID:kq37OBz9
今年もクルシミマス

年の瀬に業界に対する危機感をひしひしと感じる永原
そして恒例の忌まわしいイベントが……

永原「……今年は、多いね」
富沢「ざっと20人以上……。出番に飢えてるわね、これは」
金井「……みんな切実なんだね」

小縞「もーやんなっちゃいます本当に!心無い観客から
   デ○ヘ○嬢呼ばわりされるわ、アレなオーダー頼んだり
   人をなんだと思ってんですか!」
金森「完全に別のプロ扱いだよね、あたしたち……」
渡辺「酷いですよねホント〜。胸とお尻しか見てない人達も
   たーくさんいますし」
藤島「そんなのいつものことよ。見てもらえるだけマシじゃない?」
菊池「そうだね……見て、もらえるだけ……ううう、これかぁ!
   これが、全ての、元凶かぁ〜!」
渡辺「ちょ、先輩、止めてください!まずいですって!
   女同士でもセクハラですから!後ろからはダメ!ノー!」
龍子「……前からならいいのか?」
小川「そういうわけでもないような……。龍子さん平気なんですか?」
龍子「人によるな」
金井(……人によっては、いいんだ)

永原「…あれ龍子先輩、石川さんは?」
龍子「……今年は彼氏に首ったけだって。普段世話になってるし
   年末くらいは自由にさせてやりたいんだ」
富沢「あらら、それはどうも御馳走様です〜。にしても
   越後さんまで参加とは珍しい……」
越後「う、うん…………。ま、まぁたまには……な!
   (……言えない、この流れで、彼氏とケンカ中だなんて……)」
0243名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2019/12/25(水) 22:11:15.88ID:kq37OBz9
そんなこんなで始まったクリスマスパーティー
だが新女王・サンダー龍子が下したお題があるようで……

龍子「…では、各人が用意してきたものを、これへ!」
小川「……これになります」
永原「……にしても、アイドル組が料理を一品ずつ用意なんて」
龍子「昨今のレッスルの経済的……事情をか…かんがみ……?
   なるべく安上がりな催しの〜心掛けと、各々の…え〜とそう!
   いろんな技量の測定にはもってこい、だろ?」
富沢「まぁ趣旨はわかるけど。あ、あたしは審査係ね」
金森「……ガンバりました、うん!」
藤島「私も〜」  渡辺「左に同じく!」

龍子「ではまず……ん?ケーキ?これまた可愛らしい…」
金森「はいはい、それ私!どうですお手製のショートケーキ!」
富沢「ふむふむ……これは!クリームも甘過ぎずしつこすぎず!
   フルーツも缶詰物ながら、しっかりまとまった味わい!」
菊池「みんなの裏をかいて大正解でした、だね!」
金森「……やった!まずは先制点!」

龍子「では次……な ん だ こ れ ?」
永原「……黒焦げですね」
富沢「これ……食品なの?」
0244名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2019/12/25(水) 22:27:58.56ID:kq37OBz9
渡辺「……ちょっと焦げただけですよ、ミートボール」
龍子「……お前か渡辺。つってもなあ……全面真っ黒じゃあ」
富沢「少なくとも、炭の塊をミートボールとは言わないわね」
永原「…うわ、今バリって割れた!もう肉ですらないよこれ!」

渡辺「いいから食べてくださいよ!審査して!」
龍子「アタシが食えるのは食料だけだ。こんな物体X食えるか!」
小川「…渡辺、失格!後でお皿洗いね」
渡辺「うう〜、シクシク……イビりよ、イビりだわこれは!」
龍子「ならまずお前食ってみろ、つーか味見したのか?」
渡辺「まっさかあ〜♪」
永原「くぉらっ!自分で味見できないものを先輩に出すなっ!」

龍子「じゃあ次……刺身?」
藤島「それ私〜!美味しいですよ〜」
永原「これは……スーパーのパックのやつ?」
富沢「もう自分で作ってすらいない……」
藤島「ちっちっち〜、ここからがアイドル藤島瞳の真・骨・頂!
   巻いて巻いて〜てーまきーずしー♪」
0245名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2019/12/25(水) 22:49:33.15ID:kq37OBz9
小川「クリスマスにお寿司……斬新ですね」
富沢「チキンやウインナーもあるのね……」
藤島「ふふ〜ん、では召し上がれ〜♪」
菊池「ほむっ……こ、これは!予想に反して美味しい!」
永原「酢飯の仕上がりがスゴい!握り方も口の中でホロリと崩れ
   サビの量もネタ毎にマッチしている!」
富沢「お手軽な材料でよくもここまで……これはもう家庭用の域を
   超えた完成度、クリスマス手巻き……!」
藤島「小さな頃からコツコツと、手巻きの〜道を〜20年〜!
   藤島瞳をこれからもどうぞヨロシク〜♪」

龍子「うむ!御馳走様!では最後……金井か。……なんだ、これ?」
金井「スパゲッティだよ!知らないの?」
龍子「いやそれは知ってる……が、上に乗ってるのは……」
永原「山盛りのチーズ……どっちが本体だか」
菊池「むぐっ……!これは……しょっぱ!」
0246名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2019/12/25(水) 23:14:57.43ID:kq37OBz9
金井「美味しいよね!ね!」
龍子「……不味いとは言わないが……う〜ん……」
永原「具材がチーズだけなのに匂いが強烈すぎて……何か……」
富沢「この生臭さ……これはもう……アレね……」
小川「……それ以上は言わなくていいわ富沢。判定……
   材料の良さを殺した実に勿体無い料理、34点!
   残念ながら赤点とします!」
金井「えぇ〜、ガンバったのに……」

小縞「は〜い、そういう時はですね、私にお任せです!
   レッスルの料理の鉄人たるこの小縞聡美に!」
龍子「お、ようやくメインか。待ちくたびれたぞ」
金井「そう言えば、小縞ちゃんはやらないの?」
小川「あの子の料理の腕は誰もが知ってるし、試すまでもないから
   小縞には今回のメイン料理を担当してもらったの」
龍子「正直全滅も覚悟してたからな……今回は大健闘だ、うん」
金森「え〜と……あ、あざっす!」  藤島「あざ〜っす♪」

小縞「はいはいそれでは運びますよ〜、運んじゃいますよ〜
   金井先輩と渡辺は手伝って下さいね〜」
渡辺「はーい」   金井「うう……くやしい」

こうして料理審査は金森、藤島のオレンジペアが合格
金井、渡辺の凹凸ペアが不合格となった……
0247名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2019/12/25(水) 23:53:42.52ID:kq37OBz9
龍子「うん……今日集まったみんなは実に幸運だ!
   こんな美味しい料理が食べられたんだからな!」
小縞「先輩方にお褒め頂き、光栄です〜」

富沢「あれちづる、なにしてんの?パック詰めなんかにして」
永原「や、これはもうみんなのお土産にと……」
龍子「そういや、越後どうした?……なんかあったか?」
富沢「さっき部屋の外で……まさか、カレシとトラブったとか?」
永原「え?越後さん彼氏いたの?」
龍子「……知らなかったのかお前。ここだけの話にしとくが
   親しい間柄の異性、っていうならみんな結構いるぞ
   知らん内に相手が変わってたりなんてしょっちゅうだ」
小川「……機密事項ですから、知らないのも無理ないけど」
金井「レイちゃんは自分からポロッとこぼすタイプだし心配〜」
富沢「美加!アンタだってついうっかり喋りそうになってたじゃない!
   フォローしてあげたの忘れたの!?」
永原「まあまあ、二人とも……ケンカしないでさ」

金森(…あの永原先輩がフォローに回るなんて……)
藤島(変わったわね……時代は)
小縞(それは、みんな昔に比べたら大人にもなりますよ)
菊池「うー…………渡辺ぇー!どうしたら手に入るの、掴めるの!
   両手に余らんばかりの、その栄光をー!!!!!」
渡辺「知りませんよそんなの!いつの間にかこうなってたんですから!」
菊池「……永原、あなたの!それさえあれば私も、私も、女王に……!」
永原「え、先輩、目が血走って……うわっ、ちょっ、痛い痛い!」

龍子「……騒がしいな。相変わらず」
小川「……まぁ、活気があるのはいいことですよ」
龍子(……小川のやつ、何処と無く先輩たちに似てきたな……)

つづく
0248名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2020/01/13(月) 19:27:52.38ID:xc+0+ZmA
新年明けましてわりぃやっぱつれーわ

クリスマスに出番を求めて集まった人々の半数近くに
出番が回らないまま年を越したレッスル軍団
果たして今回挽回なるのか……

石川「では皆さん、ご起立下さい〜」
龍子「……では、本年も!皆様よろしくご協力お願いします!」
永原「お願い、しまーすっ!」
一同「おぉーっ!!!!!!」

市ヶ谷「ええ、よくってよ!新年にそうまで深々頭を下げられてはまぁ!
    超絶美形かつ寛大な心、強大な力を備えたるワタクシが!
    アナタ達のようなしょーもない仮免コンビに力添えをする!
    それもやぶさかではありませんわオーッホッホッホ!」
南「……相変わらずね麗華。あ、気にしないで続けて下さい」
龍子「…そうさせてもらう」

富沢「んー……。前にも増して新年会に人数集まってるわね」
金井「皆それだけ切実なんだよ、きっと」

草薙(前回、クリスマスは私達もそろっと参加していたにも関わらず……)
真鍋「台詞も名前も出ない始末!このままではサキュバスの名折れだぁ!
   よこせー!あたしに出番をよーこーせー、もっとかまってー!」
伊達(あの……声、大きい……)
桜崎(私は今回も優秀なるメイドとして存分に働け、実に満足……
   常に周りを気遣うこの奥ゆかしさ……これこそ私、メイドの鑑!)

成瀬「……なんやあちこちから来とるなぁ。よく見たら向こうの方
   ヒール軍団までおるやん。なんか最終回でも始まるんか?」
永原「……縁起でもないこと言わないでよ成瀬さん」
0249名無しくん、、、好きです。。。
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2020/01/13(月) 20:29:31.96ID:xc+0+ZmA
霧子「……社長、もう始まってますね」
社長「……皆、どうやら一人も欠ける事なく健在なようだね。
   それを確認できただけでも、僕がここに来た意味はあったよ」
霧子「……まだ、彼女達に話さないのですか?」
社長「僕が……いや、僕達男が求めるのは、より良き女性の在り方
   しかしそれは彼女達の自主性あってのものと思う」
霧子「あら、男性って自らに都合のいい女性を好むものとばかり」
社長「また手厳しいね、霧子君。人の趣味をとやかく言うつもりもないが
   ……少なくとも僕は、他人の指示で都合良く動くだけの人に
   心を惹かれたりはしないよ」
霧子「彼女達を支配するのは、好まないと?」
社長「自然や野生……圧倒的な力強さが生む型破りな美しさも、認めたいんだ」
霧子「……それは男のロマン……いえ……性、業ですかしら?」
社長「夢と言って欲しいね。最も、中々理解はされないが
   ……という訳だ。あくまで彼女達の自主性に任せてくれ」
霧子「…………本当、我儘ですね。社長」
社長「社長、いや男というのはそういうもんだ。悪いが今更だね
   君に迷惑を掛けるのも今更……ん?すまない、連絡が入った
   ここはしばらく任せるよ、霧子君」

霧子(……ふう、私も難儀な社長に付いてしまいましたね
   これなら単にスケベな社長に付いた方がまだマシだったかも
   色々隙だらけで容易く操れたのに……)
六角「おうごくろーさん。相変わらず変わりモンの相手は大変そーだ」
理沙子「本当、不器用な人ね……最初から私達に指示出ししてくれれば
    もっと楽に事は運んだでしょうに」
六角「そういってやるない。アタシらのこと想っての事なんだろうから
   んー、アタシゃ〜わかるよ。ありゃアタシにホレてるね、うん♪」
霧子「…それはどうかと」
   
0250名無しくん、、、好きです。。。
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2020/01/13(月) 20:56:12.88ID:xc+0+ZmA
六角「おや、アンタも意外と察し悪いねぇ〜。単に興味ないなら
   他のヤツに話を振るハズじゃんか〜。なのに事あるごとに
   アタシを頭数に入れるってぇのは、そんだけ頼りにしてる…
   つまり脈ありって事だよ〜?」
霧子「……そうでしょうか」
理沙子「ええそうですよ。私達、こう見えてモテますから」
六角「おおっ、相変わらずブッ込むねえ〜!まぁそうだね
   お姉さんこう見えて、モテちゃうからさぁ〜♪
   ファンの皆様が放っといてくれなくてさぁ〜♪」
霧子「……あなたも言うようになりましたね」

理沙子「さて……大事なのはこれからでしょう、霧子さん?
    私たちも何時までも現役でいられる訳ではないし……
    新人獲得と育成体制の確立は急務です」
霧子「…それに関しては、既に候補をピックアップしてあります
   …問題児揃いなのが珠に傷ですが」
六角「ああ、なら問題ないよ。まずアタシらからして問題
   大有りだったから!むしろ大歓迎だねぇ〜」
理沙子「そうね。今の子達なんて、私達の若手時代に比べたら
    遥かに上手いし大人しいし、楽なものです」
霧子「……二人の若手時代を詳しく知りたいものですね」
0251名無しくん、、、好きです。。。
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2020/01/13(月) 21:25:05.74ID:xc+0+ZmA
そんなこんなで会場別室で新人選考に勤しむ霧子と二人
一方、新年会メイン会場では……

みぎり「うふふ〜、みなさんお久しぶりです〜」
金井「うわぁ〜、出たぁ〜!破壊神、巨大ロボ、伝説巨人〜!」
みぎり「あのぉ〜、私、あまり前の記憶が〜、ぽわんとしてて〜」
金井「………え?そうなの?」
みぎり「はい〜、あの〜、私今アメリカの団体に〜、いまして〜」
永原「んー……、ともかく!元気で何よりだ、うん!」

クリス「フフ……こうして私がこの会に参加するとは」
マリア「あらチャンプ、どうやら復活したようね。喜ばしいことだわ」
クリス「有り難う。お陰でつい先日の特番でIWWF王座に返り咲きよ
    本当、変われば変わるモノね」
マリア「お互いにね。さて……今年は私もベルト獲りといきますか」
クリス「では健闘を祈るわ、聖母様。神の御加護のあらんことを」

小鳥遊「……盛況そうだな。何よりだ」
朝比奈「おう大将、もういいのかい?しばらく見なかったけどよ」
小鳥遊「まぁ……あちこちたらい回されて大変だったんだ
    お陰でようやく復帰できるがな」
真鍋「おー、ボス復活したんだー。にしししし、これでまた
   レッスル極悪ヒール軍団再結成だねー」
朝比奈「どうれ、新人共に使えそうなワルがいるかね……」
千秋「くっくっく……楽しみだねぇ。」
千春「おいおい、前みたいにあんまカマし過ぎて逃がすなよ?」
0252名無しくん、、、好きです。。。
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2020/01/14(火) 00:10:14.35ID:w94z5QH3
千秋「そんなヘマしねぇよ!なぁ、永原団長さんよお?」
永原「うぇ!?も、もちろん!次こそは期待の新人をドーンと!」
千春「面白ぇ……どうせなら一人と言わず五人くらい連れてこい!」
小鳥遊「アイドルユニットか……古めかしいが良い手だな」

成瀬「そうそう、草薙…はもういるから稲○とか木○とか」
草薙「あの、中○と香○はなぜいないのでしょうか……」
南(……そこは○のことも忘れないであげて)

富沢(まぁ……居たんだよね……昔……)
祐希子(そう……居たんだけどね、昔……。あの子ら元気かな)

市ヶ谷「あーらアナタおりましたの。相も変わらずダッサいジャージ姿!
    新年会なのに貧乏臭いったらありゃしませんわ!」
祐希子「あによ!トレーニング終わりで来たんだから仕方無いっしょ!
    トレーナーとジャージはレスラーの一張羅よ!
    アンタこそまーた無駄にモリモリ着飾ってさ、成人式なんて
    もう遥かとっくに過ぎてるでしょーが!」
市ヶ谷「ナニを無礼なことおっしゃいやがりますのこのピンク頭!
    成人式珍百景候補というならむしろアナタのほーですわ!
    まぁ暴れて早速警察の厄介になるのがオチでしょうけれど!」
祐希子「なんだとこのー!やる、もっかいやる!?今ここで!」
龍子「……まーた始まったか……。静かにしろ、お前ら」
石川「会場内ではお静かにお願いしま〜す」

南「……言えない……。一度成人式で派手にバイクブン回してみたかった
  なんて今更言えない……。ここはこらえるのよ南……南利美!
  今の私は立場ある大人、次期女王最有力候補!ボロを出すわけには…」
富沢「あの〜南さん。声、ダダ漏れてるよ?」
0253名無しくん、、、好きです。。。
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2020/01/14(火) 00:38:29.16ID:w94z5QH3
永原「南さんは相変わらず暴走が好き……と。要警戒対象だね」
南「ちょ、あの、違う!だから!今のはアレ、アレよ、小粋なジョーク!
  別にあんなのに憧れてなんかないから、勘違いしないでほしいわね!」
神田「……本当ですか?」
越後「……昔、新女で寮生活をしていた頃に、年末の警察24時モノを
   物凄い形相で睨み付けていた南さんを見た気が……」
南「あれは……!免停食らって、バイク乗れなくてイライラしてたから!」
斉藤「確か二回か?免停食らったの」
富沢「一時期、首都高の蒼いサザンクロスと自ら名乗っていたとか……」
永原「……やはり要注意だね。いろんな意味で」

南「ああーもう、私のクールなイメージが!これじゃ珍走団と同レベル!
  富沢、よくもバラしたわね!」
富沢「自業自得じゃないですか!次やったらヤバイんでしょ?」
南「二回目で簡易裁判受けたから……。次やったら免取ね……」
金井「裁判って……」
龍子「とにかく……祐希子、市ヶ谷、南!本当スキャンダルだけは
   起こすなよ!お前らがなんだかんだ一番危ないんだから」
市ヶ谷「あ〜ら、トラブルの星のもとに生まれたようなアナタに
    そんなこと言われる筋合いはありませんわ!」
龍子「……くのやろ!それを言うか!それを言うのかお前!」
石川「どうどう、どうどう龍子落ち着いて〜」

永原(はぁ…先輩たちがこんなんじゃ、新人探しは大変そうだなぁ……)

つづく 
0254名無しくん、、、好きです。。。
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2020/02/11(火) 22:54:09.23ID:BsfnV2wb
何だかエラいことになってる

タイトル存続のため、本格的な新人探しに奔走する
永原とレッスル軍団
しかしここに来てまたしても自然の猛威が……

越後(今日は私の誕生日……そして日本の建国記念日!
   しかし……なぜ、こう、なった……!)
永原「越後さん、上原さんたちは大丈夫だって!あとは
   フリーの人たちくらい……」
越後「全員確認だ、連絡急げ!今後の活動に支障が出る!
   うう……委員会の人手が補充されないばかりに……」
金井「確認が、追いつかない〜!」

富沢「むー……ここに来て疫病流行、まさかの大荒れ展開
   ここも○クー○シティと化すのかしら……ぶつぶつ……」
神田「縁起でもないこと言わないで下さい先輩」
理沙子「既に斉藤の安否が確認されてないし……誰か知ってる?」
金井「ちづるちゃん〜、聞いてない〜?」
永原「んと…斉藤さん、次の試合まで修行に行くって海外に
   出掛けたまま、まだ戻ってきてないんです……
   危険な目に遭ってなければいいんだけど……」

美沙「これは……巻き込まれたのです。確実に……」
0255名無しくん、、、好きです。。。
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2020/02/11(火) 23:40:54.54ID:BsfnV2wb
その頃彼女は……修行先から帰る途中、とある国で
悪戦苦闘している最中であった……
何が起こっているのかも理解、できないまま……

??「2月4日、今日は私の誕生日……本来なら今頃
   日本にいるはずなのに……どうしてこうなった……」
おっさんA「おいあんた大丈夫なのか!早く検査受けろ!
      でないと施設に……」
??(…何を言ってるのかわからんが、とにかくヤバいということ
  それだけは伝わってくる……!)
おっさんA「あ、ちょっと、おいあんた!」

??「2月7日、あちこちでなんとか食いつないでいるが
   金も体力もいつまで保つか……。それにしても
   未だ飛行機が出ない。一体何が起こっているんだ……」 

??「2月9日、今はもう通りに出てる人々の声も……
   ろくに聞こえない。だが……私はまだ、生きている」

??「ふぅ……ここに居たんか。なーにしとんじゃ斉藤
   ほれとっとと帰るぞ、せっかく助けが来とるのに」
斉藤「え……、あの、え、阪口コーチ……?いえ、あの
   ここから私とクリーチャーとの徒手空拳による対決が……」
阪口「何を言っとるんじゃ。アレほど海外では、はぐれると
   危険だと言ったじゃろうが……お陰であちこち探しまわったわ
   まぁ取り敢えずは検査じゃ。とっとと行くぞ」
斉藤「……あぁ、私の修行の成果、空手の見せ場が……」

斉藤の折角のヒロインストーリーも、始まる前に
コーチに捕まって連れ戻されることに。というか大丈夫か斎藤?

つづく
0256名無しくん、、、好きです。。。
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2020/02/28(金) 21:46:37.51ID:TMafBm1J
風の行方

世界を震撼させ続けるなんたらことCウイルス
レッスルも無関係というわけにはいかないようで
様々な対策が議論されていた
そんな三回目の会合でのこと……

理沙子「……委員会からは以上よ。まぁつまり……しばらくは大人しく
    そういうことかしら」
上原「やれやれ勝手なもんだな。ついこないだで、只の風邪だ
   大したことはないなんて言ってた癖に」
永原「…マスクしたまま話すのって難しいですね」
越後「仕方無いだろ。考えうる限りの予防策なんだから
   ただでさえ脂肪の薄い私達は病気には弱いんだ」
富沢「うー、あたしの映画デビューが、スターへの道が……
   このままだと延期待ったなしだわ」
金井「まぁまぁ、生きててこそだよレイちゃん」

永原「……興行が制限されるのはかなり問題ですよね」
龍子「仕方無い。お客さんを危険にさらす訳にもいかない
   ……しっかし、集まり悪いな、おい」
小川「市ヶ谷先輩、南先輩、祐希子先輩、来島先輩は大事をとって
   欠席すると、前日に連絡をもらってます」
龍子「あいつら……只でさえ新人発掘が延び延びになってるって
   言ったばっかだっつうのに……」
石川「今回ばかりは仕方ないわ、龍子〜」
0257名無しくん、、、好きです。。。
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2020/02/28(金) 23:04:07.17ID:TMafBm1J
理沙子「…ではここからは私達の判断、ということになるけど
    年少者、練習生はしばらくは興行への参加を
    見送ることとします。いいわね?」
龍子「…う〜ん、まぁ仕方ないすね」
金井「は〜い」
武藤「……新人に甘くありませんか?」
富沢「まぁまぁそう言わない。どこも次世代の柱候補を
   危険に晒したくないだろうし」
千種「私達は、出られますよね?」
理沙子「勿論。頼りにしてるわよ大天使お二人様」
武藤「……先輩にはかなわないですね。はぁ……休みが」
永原「はいそこー、文句言わない!売れっ子天使たるもの!後輩の
   ケ……面倒を見なきゃならない運命にあるのだ!」
堀(……ナイスに切り返したね)
上原(少しは天使のなんたるかがわかってきたな永原、富沢)

石川「……は〜い、では質問がなければ解散とします〜」
小川「皆さん、お疲れ様でした」
0258名無しくん、、、好きです。。。
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2020/02/28(金) 23:26:47.61ID:TMafBm1J
理沙子「じゃあ私は……ってみんな?」

上原「…そういえば斉藤は?大変だったんだろ?」
永原「あー、無事だったみたいなんだけど……その……
   空手によるヒロインストーリーが延び延びになってるって
   取り敢えず付き添いのコーチと一緒に検査入院してます」
金井「……何があったんだろう」
龍子「まぁ、無事なら何よりだ、うん」

永原「そういえばほらレイちゃんの、映画ってどういうやつ?」
富沢「あー……所謂アレよ、邦画にありがちな色々な要素詰め込み過ぎて
   ワケわかんなくなった実写あるある……的な?」
上原「……公開前から暗雲だな、それは」
堀「最近多いよね、そういうの」
富沢「そりゃさー、モラル的には言ったらダメなんだろうけどー
   流石にアレだとさ、愚痴の一つもね〜」

金井(……コレって、コーガイムヨー、だよね?)
永原(……秘密にしとこう。レイちゃんと、映画の名誉のためにも)
0259名無しくん、、、好きです。。。
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2020/02/29(土) 00:01:03.03ID:SmzpqsDw
理沙子「ちょっと……みんな……」

上原「……で?実際、ドンだけ目星を付けてるんだ?
   こっちも探しているんだが、いかんせん決め手に欠けてな」
龍子「ん〜、いや、あの〜、それ企業機密?秘密?ってヤツで
   教えるってワケには〜、ん〜」
上原(ほう……ならこの前酒の席で、男友達相手にお前が
   一体ナニを要求したか〜、口伝てに聞いたんだが〜
   今日は気分が優れないから、つい口が……)
龍子(ん……だぁー!ダメぇ、それダメなやつぅ!ダメ!)
上原(……一人でいい。私も強欲ではないからな)
龍子(わかった……わかりました!後で、いいなら!)

堀「…上原さん、何?よくわからないけど、無理強いは……」
上原「心配するな堀、用なら今終わった」
龍子(くうぅ……反則だろこれ……)

武藤「それじゃ行こうか千種。予約取ってあるから」
千種「え、そうなの?うわー、楽しみだなぁ」
武藤「それじゃ、私達はこれで。お先に失礼しま〜す」

石川「…あ、はい、お疲れ様〜」
小川(相変わらず、わかりやすい娘……)
0260名無しくん、、、好きです。。。
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2020/03/01(日) 01:21:05.71ID:djsqOObL
富沢(……それと、ここだけの話。今度も新人入るらしい?けど
   まぁ、大体3ヶ月ももてばマシな方じゃない?)
金井(そうだね……あたしたちの時も、ある日一斉に消えたし)
永原(……そう考えるとあたしたち、割とスゴいのかもね)
富沢(でもよ!中には一人二人スゴいのが出てくるのよ!それで
   2、3年もすると立場が逆転してたりとか!これはアレよ
   入団前にちょっとアイサツする必要が!)
金井(う……それは……。ってレイちゃん、後ろ!)
富沢(なによもう美加……うげっ!)

越後(お前ら……ナニを話し込んでるのかと思えば)
堀(……昔より少しは成長したと思ったのに……はぁ
  やっぱり隙あらばのところは変わってない……)
上原(やっぱり油断も隙もないな、お前たちは。後輩の指導を
   そろそろ任せてもいいと思っていたが……むー)

富沢「……心配にもなるんですよ!なにせあたしたちの場合
   さっき帰った後輩二人を直に見てきてるワケですから!
   あまりに上な才能差、センス、スター性、寵愛ぶり!
   これはあくまで自己防衛ですよ、自己防衛!」
堀「……わからないこともないけど……」
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2020/03/01(日) 02:26:20.37ID:djsqOObL
理沙子「……とても、不安だわ……。ん、もしもし、南?」
南(……先輩?ん、ん……今回は出られずに申し訳、ありません…
  私も麗華も熟慮に熟慮を重ねた結果であって……)
理沙子「…今から、話せる?」
南(……重要、案件ですね)
理沙子「……お願い」

南(ふふ……えと、そうですね。一時間、貰えますか?
  場所はいつものところ……捕まれば祐希子も連れて……)
理沙子「……うん、はい。じゃ、それでお願いね」

上原「……理沙子どうした?」
理沙子「……久しぶりにアレ、やるわよ。それも特別製の」
上原「…アレか。しばらく試合も延期だしな、いいだろう
   永原、これから集まるが付き合え!」
永原「……うぇ!?いきなり命令形?」
上原「お前、アジアチャンピオンだろ?私もネオ太平洋女子
   チャンピオンだ。チャンピオンならば知るべきものがある!
   それを……これから教える!」
富沢「えー、あたしたちはぁ?」
理沙子「……ご遠慮願うわ。これはレッスル始まって以来の、言わば掟
    限られたメンバーにしか教えられない事もあるの」
越後「……く、それでは我々は、ここで!」
堀「頑張ってね〜」


つづく
0262名無しくん、、、好きです。。。
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2020/03/18(水) 21:52:48.16ID:tJHJKHIj
どこにでも闇は存在する

疫病流行によって試合が延期されるなか
みんなの代表とばかりに永原は理沙子、上原の両名の
指導という名のお説教を食らうことに……

理沙子「……さあ、入って頂戴」
永原(うわー、高そうなお店……)
女将「…お料理はいかがいたしますか?」
上原「あ、料理はあとでお願いします」
女将「…承知致しました。ではごゆっくり」

上原(……行ったか?
永原(……はい。もう誰も部屋の外にはいません)
理沙子「……さて、ちづる?これからあなたに話すことは
    事故やスキャンダルの真相、言わばレッスルの闇の部分……
    本来なら知らずにいることが幸せかもしれないけれど……」
上原「お前も一応は責任ある立場になったんだ。私達と同じ苦労を
   これからはお前にも……背負って、貰うからな♪」
永原「うえぇ〜……。重そう……」
理沙子「これも、同じ過ちを繰り返さないようにするため……
    ひいてはレッスルから不幸な事象を一つでも減らすため
    そして私達自身への戒めのため、覚悟して聞いて頂戴」
永原「…お手柔らかに、お願いしま〜す……」
0263名無しくん、、、好きです。。。
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2020/03/18(水) 22:25:14.27ID:tJHJKHIj
こうして理沙子、上原からとうとうと語られた話は
永原を大いに驚かせたのであった……

永原「……じゃあ、あの乱闘事件も……」
上原「……ああ、ガチだ。しかも発端が、男の取り合い……
   場外まで飛び火しかねない勢いに団体も遂にブチキレて
   二人は退団後の安定と、真相の永久封印を条件に
   揃ってマット界を去っていった……というわけだ」
永原「……想像以上にドロドロしてたんですね……」
理沙子「あとは会社との年俸交渉、ドーピング、宗教勧誘等の問題
    TV局との軋轢、半○レと喧嘩、選手のSNS上での暴言
    ……中の人の交代、公式の沈黙、新タイトルの台頭……」
上原「……永原、聞いてるのか?」
永原「……うー……。もう、お腹、いっぱいです……
   もう何からなにまで問題だらけですよぉ、ですよぉ……」
理沙子「半分以上の問題は、なおも継続中よ。特に……
    異性のファンとのトラブルは年々増える一方ね」
永原「……その話、詳しく!」
上原「……本当にわかりやすい奴だな、お前は」
永原「だって本来それがメインじゃないですか、本来は!
   そりゃあ本腰入れますよもう!……あ、今のはそういう
   意味じゃなくて!なくて!」
理沙子「……最後が余計だったわね」
上原「……だから、そういうトコだと言ってるだろう。少し落ち着け」
0264名無しくん、、、好きです。。。
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2020/03/18(水) 22:56:13.62ID:tJHJKHIj
理沙子(……ここだけの話、ファンや団体スタッフ、コーチと
    極秘交際している選手は意外と多いのよ)
永原(やっぱりなー、怪しい人達何人かいたもん)
上原(あれでバレていないつもりなんだろうが……って
   なんで急にひそひそ話になってるんだ?)
永原(いや、やっぱりこういう話はおいそれと人には……)
上原「……今や公然の秘密だろそんなの。ほら、かの社長だって
   狙っているヤツは多いと聞いてるぞ」
永原「そういえば斉藤さん……あの社長の前だとやたらテンパってたなぁ」
理沙子「あなただってシャワーに突入されたって言ってたじゃないの」
永原「え、あれ………本当なの?実は社長とデキてるって噂!」
上原「う……あれは…………………」
永原(まさか…………もう既に、既成事実が!?)

上原「あー………………じ、事故、そう事故なんだ、あれは!
   そう、あれはバカンス中の、たわいもない日常の一コマ!
   それ以上でも以下でもない!なんの問題もない!」
理沙子「……ふーん」

上原「な、なんだ、お前まで!違うからな!
   あれは事故なんだ!いきなり社長が入ってきたから驚いて
   そうしたら向こうがつまづいてその……」
永原「……ふーんそうなんだ〜」
上原「……ナニもなかったんだ、なにも!本当だからな!」
0265名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2020/03/18(水) 23:38:11.51ID:tJHJKHIj
永原「レイちゃんに話したらさぞかし凄い創作物が……
   今年の夏はこれで決まりだね、うん」
上原「おいばかやめろ永原!」
理沙子「おめでとう、ようやく一歩前進ね」
上原「だから!何もないと言ってるだろーが!シャワー室で
   ついうっかりだなんて三流ポ○ノじゃあるまいし!」

女将「…………あの〜、お客様がいらしてますが」

理沙子「え?ああ、すいません。南?いいわよ、入って頂戴」
南「遅れてすみません。祐希子は結局捕まらなくて……で、その」
市ヶ谷「先輩っ!この市ヶ谷を差し置いて秘密の会合とは!
    あまりにも非情の仕打ち!何卒ワタクシにも参加の許可を!」
南「……こっちが、来ました」

永原(…追い返した方が良いんじゃ)
上原(……面倒な事になったな)
理沙子(…………来てしまったものを、今更追い返してもね)
市ヶ谷「先輩っ!返答は如何に!」

理沙子「わかりました、貴女の今までの業界への幾多の貢献を以て
    特別に…………参加を許可します」
市ヶ谷「さすが先輩、なんという即座にして柔軟な対応!ワタクシ感激です
    オーッホッホッホッホ!」
永原(あのー、あのー、も少し声小さく……)
南(……連れてきたのは、失態だったかしら……)


つづく
0266名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/04(土) 17:54:44.69ID:wBH2dkuS
深く静かにセンコウするもの

成長した永原はレッスルで今も起こり続ける数々の闇?を
知らされる羽目に……さらに市ヶ谷の参加でヒートアップは
確実の状況に……

上原「……まぁお前達二人のことだから、とっくに知っている話か」
市ヶ谷「小耳に挟む程度でしたが……まぁ、そのような唾棄すべき
    先輩達が過去にいたというのは承知しておりました」
南「昔は、まだ今ほど人数もいなかったから、一人のやらかしが
  悪目立ちしてしまったというのもあるでしょうし……」
永原「そんなひどいシゴキやイビりなんて、本当にあったんだ……」
理沙子「……残念ながら事実よ。団体のエースの座をめぐって
    噂を流して嫌がらせをしたり、裏で呼び出しをして
    それはもう本当に目を背けたくなる程の陰惨を極める
    暴力・暴虐が行われたというわ。当時新人の私達でも
    全容を把握している訳ではないし」
上原「……でだ!私達の代になってからは、そういうのは無し!
   ってことで決めたんだ。団体、陣営を問わずな
   あんなのはもう……する方もされる方も御免だからな」
市ヶ谷「……確かに、美しくありませんわね」
永原「でも、それならもっと早くみんなに教えれば……」

理沙子「……右も左もわからない、入ったばかりの新人や
    野心満々の中堅所に事実を話したとしても
    悪い形で真似や利用をされるだけなのよ」 
上原「まぁ現に、悪用する人間は後を絶たなかったしな」

南「……確かに、下手に知らせたら悪用しかねなかったですね
  特に昔のあなたたち三人辺りは」
永原(う……、否定できないところがツラい……) 
0267名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/04(土) 19:51:15.37ID:wBH2dkuS
市ヶ谷「フン!実力もない輩に限ってそういう下らない手を使うもの
    まぁ……先輩達が退いた後もこの超絶美形眉目秀麗王道楽土たる
    ワタクシがいる限り、その様な真似は許しませんわ!」
南「わかったかしら永原?」
永原「うぇ!?南さんだって人のこと……」
南「うるさい!あー、まあ、とにかく……えーまあ私達も
  二度とこういった惨事が起こらないよう、肝に銘じておきます」
永原「お……おきたいと思います!」
理沙子「…是非そう願うわね」
上原(まぁ市ヶ谷に南……お前達二人が、一番心配なんだがな)

理沙子「……さて、あとは……。ていっ!」
永原「うわっ!ななななんですかいったい!唐突に襖を!」
女将「ひえっ……!あ、あのこれは……」

南「…え?店の女将がなんで……まさか盗み聞き?」
市ヶ谷「……永原!そいつを取っ捕まえなさい!今すぐ!」
永原「あ、はい!」
理沙子「……怪しいとは思っていたのよ。前もって知らせたのに
    南達を連れてくる時、お客様と言ったから。普通は
    お連れ様、と言うのに」
上原「…気配を消すように近付いて来たのもな。普通は
   一言あってから座敷に入ってくるもんだ」
理沙子「…どこの人?それとも…どこに雇われたのかしら?」
女将「……」
市ヶ谷「…この!立場を利用し間諜紛いの真似をするとは
   プロの風上にも置けませんわ!」
永原「え?カンチョー?何を言って……」
南「……少し黙ってなさい、永原」   
0268名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/04(土) 20:11:53.21ID:wBH2dkuS
南「こうやってスキャンダルって生まれるのね……勉強になったわ」
永原「……黒いなぁ、世の中って」
理沙子「ここはもう使えないわね。別のところを……」
上原「といってもな。ここ以外だと、安全と言える場所は……」
市ヶ谷「お任せを、先輩!この市ヶ谷の隠れ家的場所のひとつに
    ご招待致しますわ!」
理沙子「…大丈夫なの?」
市ヶ谷「こうしてレッスルの大事を知ったからには、この市ヶ谷も
    立派な重要関係者!疑念は無用ですわオーッホッホッホ!」
上原「と言ってるが……どうなんだ南?」
南「大丈夫ですよ。罠に嵌めるような汚い真似は嫌いますから、麗華は
  まぁ、オトコに、関しては、別ですけど……」
永原「へー……って、ん?今さらっと、とんでもないことを……」

理沙子「……あとは、事後処理ね。ええと、吉原に連絡を……」
永原「…って、あ、吉原さんってそういえば……」
上原「ああ、荒事の対処なら私達より遥かに手慣れてるからな
   こういった事案の処理は全部任せてある。中々顔も広いしな
   いつも上手いこと解決してくれる。方法は知らんが」
南(……まあ大体、想像はつきますけど)
永原(やっぱり拷問式かな……拷問式なんだろうな……)
0269名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/05(日) 17:03:17.94ID:NISAyAw8
理沙子「もしもし……………吉原?ええと急で悪いのだけれど
    ケースD発生、対応は…………そうね、解三十三式でお願い」
吉原「……先輩?何か問題でも…………え、あそこで、ですか?
   ……また急な話ですね…………。ええと、ケースD?
   ………そうですね…………。わかりました、ええ
   三日で済ませます、はい……しかと、お任せを♪」

南「あの、先輩……なんて?」
理沙子「取り敢えず了承してくれたわ。二、三日はかかるみたい
    ……妙に乗り気な口調だったのが気になるけど」
上原「試合から遠のいて久しいからな。そろそろウズウズしてくる頃だ
   まぁ後は任せよう。お前たちに……特にそこの二人には
   キチンと話さなきゃならないことがあるしな」
市ヶ谷「……ふふふ、楽しみですわね」
南「そうと決まればとっとと移動しましょう。あ、女将さん
  逃げようなんて考えない方がいいわよ?もし逃げたら……
  あちこちに噂が載るでしょうから。」
理沙子「……それでは、お勘定はここに。ご馳走さまでした」
女将「……」

永原(やっぱりこの人たちスゴい……!笑いながらの然り気無い恫喝!
   先輩たちの中には間違いなく、鬼が、棲んでいる……!)
0270名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/05(日) 20:16:40.67ID:NISAyAw8
こうして市ヶ谷の提案のもと
場所を移して会席を続行することとなった永原一行
その移動途中の車内で……

永原「……う〜ん」
上原「どうした永原?大か?」
永原「違いますよ!さっきの上原さんの話をレイちゃんに知らせたら
   今年は夏じゃない!つーか中止よ!ってスゴい剣幕の呟きが…」
南「……相当無念だったのね」
永原「あと、泣くのはワニより志村でしょ!……とか」
理沙子「……それはわかるわね」
上原「私達にとってはドストライク世代だからな……」

市ヶ谷「……全く!皆さん盛り上がっているようで何よりですわ!」
理沙子「あらごめんなさい。声が大きかったかしら」
上原「すまんな市ヶ谷、乗せて貰って」
南「……なんなら永原に運転させればいいのに」
市ヶ谷「……ワタクシの車は自分以外に運転してほしくありません!
    それに別荘の場所はワタクシしかわからないでしょーが!」
南「あ、それもそうね」
永原「ナビあれば行けますけど?」
市ヶ谷「だから!ワタクシ以外には運転させないと言ってるでしょう!
    人の話聞いてやがりましたの、仮免団長!」
理沙子「……ちょっと市ヶ谷、前を見なさい、前!」
市ヶ谷「おっと危ないところでしたわ、ふんっ!」
上原「うわっ!おい市ヶ谷、急ハンドル切るな!んわぐっ!」
0271名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/05(日) 20:53:04.06ID:NISAyAw8
南「相変わらず……荒っぽい運転ね」
市ヶ谷「なっ!暴走女王のアナタに言われたくありませんわ!」
上原「……いたた、首が……。もっと静かに運転……南?」

南「暴走、女王……女王……いいわ!いいわよそれ!」
永原「あれ、あれ?おーい、南さーん」
理沙子「……何かのスイッチが入ったみたいね」
上原「南が女王だと、さしずめクレオパトラとかか?」
南「クレオ……いいわ!それもいい!仮面とか着けて!」
永原「……スイッチが加速してるね」

理沙子「でも確かクレオパトラってカーペットにくるまって
    カエサルに会いに行ったって話が……」
市ヶ谷「ハチミツローションまみれだったという話も……」
永原「それもう違う女王だよね……」

南「い、イイのよ!神話とか歴史の秘話なんて大体シモ系だし!」
市ヶ谷「……言うほど、本人美人でもなかったらしいですし?」
理沙子「才知に長けて、不思議な魅力があったとも聞くしね」
上原「…詳しいな二人とも」
永原「それってまるで南さ…………あ」
南「永原…………それ ど う い う 意 味 ?」
永原「うわーっ!ごめんなさい、そういう意味じゃー!」 
0272名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/05(日) 21:09:36.62ID:NISAyAw8
南「そういう意味でないならどういう意味!しばく!今すぐ!」
上原「おいこら南!助手席で暴れるな!」
市ヶ谷「……運転の邪魔をしないでいただけますこと?」
南「……後で覚えてなさい永原」
永原「うわ〜ん、どうしてこんなことに……」
理沙子(……まだまだ経験が足りないわね、ちづる)

市ヶ谷「さて……少しトバしましょう。日暮れ前には着きませんと!」
上原「っておい!無茶はするなって……うぐっ!」
市ヶ谷「心配御無用!裏道ならあと10分程で着きますわ!」
南「……なんだか、酔ったのかしら……うぷっ」

理沙子(……帰りは、タクシー……呼び、ましょう……)
上原(……そうだな。命、あっての、物種だ…。永原……しっかりしろ…)
永原(……うう、もうだめ……意識が……うごわっ!)

下手なアトラクションより迫力ある市ヶ谷の運転に
翻弄されっぱなしの一行。果たして体はもつのか?

つづく
0273名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/15(水) 19:48:46.24ID:s3rDoqPy
ノリがイイのか悪いのか

幾多の生命の困難を乗り越え、なんとか市ヶ谷のセーフハウスに
辿り着いた永原一行
しかし今日はあの人の……

永原「ふー、やっと着いたー」
上原「……生きた心地がしなかったな」
理沙子「ここがセーフハウス……。豪華ねえ」
市ヶ谷「まぁ急な来客用ですので、しばらく使っておりませんが」
南「……私、日課のトレーニングしておきたいんだけどいい?」
市ヶ谷「ジムならそちらですわ。なるべく早めにお願いしますわね」
南「OK。じゃ後で」

上原「……私達ベテランには羨ましいバイタリティだな」
理沙子「私達は私達で会食の準備でもしましょうか」
永原「と、消毒!帰ったら手洗いうがい!みんないいですか!」
市ヶ谷「……急に張り切りだしましたわね」
上原「まぁいいじゃないか。今となっては、口うるさいくらいが
   丁度いいってやつだ。理沙子、お前も手、アルコール消毒な」
理沙子「はいはい、わかりました。消毒消毒」
0274名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/15(水) 20:19:14.77ID:s3rDoqPy
市ヶ谷「さて設備の確認……ちょっと、永原!」
永原「すごーい、これってTV電話ってやつ?もしもーし!」
市ヶ谷「……今ではさして珍しくもありませんわよ。そんなことより!
    何処に電話するつもりですの!極秘会談なのに!」
永原「レイちゃんちにかけてみよーっと!もしもし!もしもし!」
市ヶ谷「……人ん家のもんを遊び半分で使うんじゃありません!」
永原「……あれ、繋がった?おーいもしもしレイちゃーん?」

富沢「え……?もしもし?ちづる?ちょっと前に呟いてたと思ったら
   何処からかけてるの?あ、ちょっと、先輩!」
??「んー?誰だぁー、むぁたあたしの噂をしてたなぁ〜!
   誰だぁ、あたしをメスゴリラ呼ばわりする悪〜いコは〜!」

永原「……この声」
市ヶ谷「……何で六角先輩が映ってますの?」
永原「う〜んと…………わかりません」

富沢「え〜と、話せば長くなるんだけど……とにかく!ちょ、先輩!
   人ん家押し掛けて酔って暴れない!うつるから、いろんな意味で!」
六角「だって寂しいんだもーん。みんな外でつるむの遠慮しやがって
   もうさぁホントさぁ〜、試合は流れるわ、一人で練習だわ
   あ〜あ、もうさぁ、ホントさぁ〜」

永原(……だからさっき呟いてた時、レイちゃん機嫌悪げだったのか)
市ヶ谷(……なんなんですの、この状態)

富沢「……でね、ネットでの宅飲み繋がり企画に便乗してたら」
永原「……約一名、ホントに来ちゃった、と」
富沢「ホントこっちは迷……あっ、先輩!」
六角「のけぃ富沢!お姉さんには言いたいことがあるろ〜」
0275名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/15(水) 20:44:59.99ID:s3rDoqPy
理沙子「どうしたのあなたた……富沢?」
上原「……なぜTV中継されてるんだ、おい」
市ヶ谷「……くぉの永原!アナタの悪ふざけのせいで……!」
永原「いやだって、さっきの呟きを謝っておこうかと……」
上原「……わざわざTV電話でやる必要はないだろ」
永原「…あ、そうか」
理沙子「……この会の主旨を理解してるの、ちづる」

六角「んお?お前らも一緒か〜!なら都合がいい!
   ふあぁ〜!レッスル委員会並びに団体代表各位に告げるぅ!
    我々はぁ、エロース・フリートぉ!この状況を果てしなく
    憂い、寂しがるモノであーる!」
上原(……六角、何を言ってるんだ?)

六角「今、この機会を得たことは正に天祐!故にここに宣言する!
   我々はぁ、些かもレッスルの本義を見失ってなどいなぁい!
   それは間も無く立証されるであろう!」
富沢「…ってちょっと先輩!脱ごうとしないで!それだめ!
   OUT!NG!反則!」
六角「ええい、邪魔をするなぁ!アタシの寂しさと切なさに
   今こそ幾百もの愛を込めて……」

市ヶ谷(……酔うと演説し始めるとは、面倒なタイプですわねこれは)
永原(……切りましょうか?)
理沙子(……待って。今電話を切れば、富沢は確実に犠牲になるわ
    ここは、彼女に合わせましょう)
上原(……色々大丈夫なのか、これ……)
0276名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/15(水) 21:17:10.09ID:s3rDoqPy
六角「だいたいがなぁ!こうやってアタシら現場の人間を除け者にし!
   こそこそ相談やらしてること!呪わしき運営側の悪意そのもの!
   否定できるのかぁ〜?否定できるのかぁ〜、諸君!」

市ヶ谷(……さてワタクシ、夕食の支度をしなくては)
上原(……永原、私達はメシ作ってるから、後任せる)
理沙子(適当に聞き流してて頂戴)
永原「……はい、はい、どうもすいませんでした本当に悪かったです
   じゃ、これで……失礼し……」

六角「まぁまぁいいじゃないのまだ。も少し付き合いなさい
   省みろ、なぜ我々がそこはかとなく方々でパクられているのか!
   なぜ我々が神・松永と共に在るのかを!」
永原(いや、あの、パクり云々の話はまぁともかくとして……
   長らく音信不通の原作者のことは、正直…………
   て言うか先輩はサバイバーシリーズからの参戦のはずじゃ……)
六角(我々は、いやファンも10年以上待った!最早中の人たちにも
   躊躇いの吐息を漏らすものは……多分!いない!)

南「ふう……。いい汗かいたわ……ってなにこれ?なんでTV電話?」

六角「……今、来たる若手との連携を確かにして、改めてアタシはぁ!
   お前たち運営サイドに対し、戦々恐々とする〜!
   仮初めの休息に惑わされることなく、繰り返しいつも心に響く
   エンジェル・ボイスの為に……フォー・ザ・レッ……うぅ〜」
富沢「……あれ、終わった?先輩?」
六角「……んむぅ〜、酒ぇ〜、酒を、切らし、ては……ぐぅ〜」

南「……なんなの、一体」
永原「……なんだったんでしょうね、一体」
0277名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/15(水) 21:52:03.33ID:s3rDoqPy
六角「……今こそ、水着剥ぎ……。かかってこんか〜……ぐぅ〜」
富沢「…じゃ、これで切るわね。ちづる……助かったわ」
永原「え、ええと……うん!じゃ、これで!」

南「……永原、さてはまたやらかしたわね」
永原「……ええと、でも今回は結果オーライということで」
南「……行き当たりばったりの行動はあれほど止めろって、もう」

理沙子「終わったみたいね。ご苦労様」
市ヶ谷「……半分は自業自得ですけどね、永原?」
永原「……でも、いくら先輩とはいえあそこまでするかなぁ……」

理沙子「半分が誕生日祝いのテンション、もう半分は本年……かしら
    後輩選手達のフラストレーションが相当溜まっているのを
    遠回しに伝えようとしたんじゃないかしらね」
市ヶ谷「……単なる悪ふざけにしか見えませんでしたが」
上原「まぁ組んでいた理沙子にしかわからないこともあるだろう
   さてメシが出来たぞ。遅いが夕飯にしよう」
永原「あ、はい。御馳走になります」
南「え、先輩達が?永原にやらせれば……」

上原「……雰囲気最悪の話し合いなんて、私はゴメンだぞ」
理沙子「お互い、これ以上体と心を悪くしたくないでしょう?」
南「……そんなに?」
理沙子「……出来映えとしては、下から数えた方が早いかも」
0278名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/15(水) 22:26:55.55ID:s3rDoqPy
市ヶ谷「この中で一番のメシマズが、一番後輩の永原って……
    後輩の教育についても一考の余地がありますわね」
理沙子「私達の時は料理当番なんて当たり前のことだったしね」
上原「掃除洗濯もな。いやあれはキツかった」
南「まぁそのおかげで、私生活でもなんとかなってますけど」

永原「ん〜おいしい!でも……市ヶ谷さんって料理できたんですね」
市ヶ谷「……どういう意味ですの永原?」
南「知らないの?麗華はこう見えて、文武両道才色兼備よ」
市ヶ谷「……こう見えてとは、どういう意味ですの南!」
上原(……まぁ、言いたいことはわかる)
理沙子「お嬢様は全てにおいて優秀たれ……さすがね市ヶ谷」
市ヶ谷「ふふふ、これは先輩、お褒めいただき恐悦至極です!」
南「というわけよ永原。できる人間というのは人の知らないところで
  努力しているもんなの。取り敢えず……料理の修行からね」
永原「……やっぱりやらなきゃダメですか?」
上原「……きょうび男だって、人を卒倒させる様なメシを作るヤツは
   そうはいないぞ」
南「只でさえ今は外出が制限されているのに……」
市ヶ谷「ああ、アナタの彼や夫となる人に同情致しますわ……
    外食まみれで栄養が偏った、子供たちの澱んだ目が………
理沙子「トレーニングで骨折する虚弱体質レスラーがまた一人……」

永原「わかった!わかりましたもう!食の改善にも全力を尽くします!」
0279名無しくん、、、好きです。。。
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2020/04/15(水) 22:42:51.73ID:s3rDoqPy
上原「……録ったな?」
理沙子「ええもちろん」
永原「あ!ずるーい!卑怯だヒキョー!」
南「永原!現代社会において、メシマズで通すことができるのは
  一部上級国民と中の人達だけ!私達天使の中で、メシマズ認定は
  すなわち死刑宣告と同義!これも犠牲を少なくする為の最善の…」
永原(絶対楽しんでる、先輩達……)

上原「とまあ、それは次の機会にするとして……」
理沙子「……重要なのは、ここからよ」
永原「もぐもぐ……んぐ、えと、それで重要な話って……」


つづく
0280名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/16(土) 19:01:23.53ID:NISAyAw8
過ぎたるは尚及ばざるが如し

珍しく自らのやらかしが相方の危機を救った永原
そんな中、遂に最後の闇が明かされる……

上原「……一応、本人達の名誉の為に名前は伏せるが……」
理沙子「とりあえず姫と閣下、にしておきましょうか」
市ヶ谷(……もうすでにおおよそ見当が付きましたわね)
南(……まぁ大体はね)

上原「当時はもうとにかく強かった。今の私達と比べても
   数段上のレベルの人気があったしな」
市ヶ谷「先輩がそこまで言うとは……」
永原「でもその人達がやらかしたとか……なんで?」
上原「今から話すよ。……しかしだ、二人は余りに強かった
   ……強すぎたんだ。同年代と対戦すればボコボコ
   先輩達と戦っても一方的……。正直、見ていて
   楽しめる内容の試合は数える程しかなかった」
南「……悲惨の一言ですね」

上原「加えて二人とも気性が実に荒くてな。男のレスラー相手でも
   からかわれたら構わず喧嘩を売る位……と言えばわかりやすいか
   そんな調子で怪我人続出、タイトルマッチも勝ちっぱなしと
   出だしの人気ぶりから一転、徐々に評判は落ち始めた」
市ヶ谷「……運営サイドから見れば、加減のわからない壊し屋
    ファンにとってはワンパターン塩試合製造機…ですか
    参りますわね、それは」
0281名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/16(土) 19:31:21.31ID:NISAyAw8
上原「そんな中、遂に二人はタッグを組んだ……もう誰も敵うものはいない
   もう誰も彼女達を止められない……文字通りのやりたい放題が
   マット界に誕生した瞬間だった……」
永原「ん〜、でも、でも!会社の人が止めたりとかは……」
理沙子「当時の稼ぎ頭の二人は、業界からも特別視されていてね……
    周りからの意見も会社によって遮られて、二人の耳に届くことは
    最後まで無かったと言うわ」
南「……じゃあその後は」
上原「察しの通り、めちゃくちゃになった。一部の過激なファンも
   後ろに付いたことで、二人は女王を勝手に名乗ろうとする事態に
   発展した。……だがここからが、更なる地獄の始まりだったんだ」

永原「……あ、もうわかった。二人で喧嘩始めたんだ」
上原「そう、それだ。どっちがNo.1にふさわしいかで二人は反目し
   遂に抗争が勃発した。2年と3ヶ月間にも及ぶ抗争がな」
市ヶ谷「……そこから先は、ワタクシも存じておりますわ。なんでも
    互いの親衛隊まで巻き込んでの、表と裏での凄まじい乱闘劇が
    展開されたとかなんとか……」
南「……にわかには信じがたいですけど」
上原「当時はそれほどファンの熱が凄まじかったのさ。しかし心ある
   ファンからしてみれば、業界トップの二人がアレな試合を繰り返し
   他の選手がまるで活躍しない……。それが退屈どころか
   怒りの感情に発展するまで、さして時間は掛からなかった」
永原「そ、それで……?」

上原「遂に起きたんだ……。忌まわしい、あの事件が」

   
0282名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/16(土) 20:00:11.33ID:NISAyAw8
理沙子「そう……天使の黄昏、エンジェルフォールダウン事件がね」
上原「大会のメイン戦は予想通り、二人の馬乗りからの殴り合いで始まり
   十分もすると二人はバテて、そこからはもう見るに堪えない
   ロープブレイクの応酬……。素人目にも、お互い負けたくないから
   時間切れを狙っているのは明白だった」
南「……で、観客がキレたと」
上原「……ああ。途中から、というかもうその頃には最初からだが……
   罵声と怒号が会場内に飛び交い、異様な空気になっていった
   しまいには当時盆踊りで定番の、あの歌を歌うファンまで出始めた」
永原「盆踊り?…………あ〜、アレか!」
南「さようならさようなら、好きになった人……か。成程」
市ヶ谷「……妙なところでセンスありますわね、当時のファンは」

上原「そして時間切れ引き分け……女王位は暫定的に二人座るということに
   なったんだが……これにファンは激怒し、猛烈に抗議し始めた
   そしてそれに追い打ちをかけたのが……二人の片方、通称
   姫の放った一言だった」
永原「な、なんて?」
理沙子「……観てくれたみんなにありがとう、って言ったのよ」
南「それは……」
市ヶ谷「……グダグダ試合のあとにその台詞……煽りにも程が有りますわね」

上原「元から空気を読まない二人な上に、ここでこの発言……当然
   観客の不満は頂点に達した。何人かが怒声を上げてリングに近付くと
   一部の観客がまるで雪崩のように二人の元に押し寄せたという……」
0283名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/16(土) 21:27:30.01ID:NISAyAw8
理沙子「そこからはもう観客が入り乱れての大騒動……姫と閣下も
    逃げ出すどころか嬉々として応戦する有り様……
    結果重症者5名、軽症者22名、緊急搬送者14名という
    被害を出したことに、時の省庁から改善要求が出される
    寸前まで行ったとか……。業界としてのイメージダウンは
    それこそ計り知れなかったわ」
上原「……後にどこかのマスコミがこの世紀の信用失墜劇を
   天使の黄昏、エンジェルフォールダウン事件と揶揄したとか
   ……以降はどこの団体でも、この事件は無かったこととして
   処理された。それほどショッキングな出来事だった……
   と、いうことだろうな」
市ヶ谷「強すぎる人気と実力が逆に仇となったとは……
    正に歴史に葬られた闇ですわね」
南「先の大会も、負傷者が出てるからね……。いくら
  大会主催者の新女の不手際であったとはいえ……
  関係者としては、やはり悔いが残るわね」
永原「もし犠牲者が出てたら……。決して他人事じゃあないですよね」

上原「まぁ……お前達に何を言いたいか解ったろ?要は力に驕るな!
   それだけさ。単純なだけに難しいんだけどな」
市ヶ谷「まぁ……今までの強者の歴史の中で、謙虚を続けられた人など
    ほとんどいないわけですし」
南「…麗華が言うと説得力があるわね」
市ヶ谷「……フン。その皮肉も、戒めとして受け取っておきましょう」
0284名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/16(土) 22:07:12.62ID:NISAyAw8
理沙子「なにもレスラーとしての助言としてだけではないわよ、二人とも
    権と財と才を振りかざして鼻を高くし、自ら破滅した人間なんて
    古今東西老若男女を問わず、星の数程もいるんだから」
永原「…え〜と、つまり……」
上原「上に立つならイイ女でいろ、って事さ。分かりやすくていいだろ?
   ……まぁ、それが一番難しいんだろうけどな」
市ヶ谷「フフフ先輩!このワタクシがリングに立つ限り常に強く
    そして美しく!その事にこれからも変わりはありませんわ!」
永原「ヒキョーな真似は嫌い!だけど、イイ女になれるかどうかは
   まだわからないので、頑張ります!」
理沙子「……南、貴女は?」
上原「どうだ、南?」
南「……わかりました。少なくとも、先輩達……そして後に
  続く後輩天使達のために、そして何より私の名誉のために
  レッスルの名を貶める様な事はしない!……事を
  ここで、約束させていただきます」
理沙子「……ありがとう、南」
市ヶ谷(このワタクシ以上に随分と芝居がかった物言い……なかなか
    上手く立ち回る様になりましたわね、南。)

上原「ふぅ……。ようやく肩の荷が少しは降りたかな。これで」
南「それはそうと……先輩?この事を新女王や祐希子は?」
理沙子「知っているわよ。前にそれはもう、しっかりじっくりとね」
上原「吉原も一緒だったな。ついでに言うと、あいつが私達に協力する
   のは、私達が暴走しない為のストッパー……安全装置だからさ」
永原「へ?それってどういう……」

   



    
0285名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/16(土) 22:43:39.28ID:NISAyAw8
南「……つまり、仮に先輩達が暴走したら、何時でも止められる様に
  動ける……それだけの立場を暗に認めている、と?」
理沙子「……そうね。そう取ってもらって構わないわ。理由は
    さっき話したような事があり、それを阻止する為の一つの手よ
    理解したかしら?」
市ヶ谷「……だとしても、少し信用し過ぎるのでは?」
理沙子「こうなるまでに紆余曲折あったのよ……それはもう、色々とね
    そして、緩慢な味方より手強い強敵の方が遥かに頼りになる
    その事にも気付かされたわ」
上原「私も、吉原も、今でも理沙子のライバルだしな?ただ少しばかり
   付き合い方が変わった、それだけのことだ」
南「……つくづくステキな関係ですね、先輩達」
市ヶ谷「先代女王に救世主、後に控えしは希代の魔術師……
    異名は伊達ではないということですわね」
南「長けるのは関節技だけではない、か……。そして新女王は
  龍の女王……まるでファンタジーよね本当に
  ふう、少しは才能に自信があったつもりなのに」
永原「…先輩にそう言われたら、あたしなんてもっと……」

上原「さあ話はここまで!あとはみんなパーッとやってくれ!
   入れるときは入れる、抜くときは抜く!メリハリが大事だからな」
永原「やっ、待ってましたー!」
0286名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/17(日) 20:05:02.58ID:WKJVu38l
市ヶ谷「…で、姫と閣下二人のその後の事は」
上原「う〜ん……今回の件には直接関係ないから話さなかったが…
   聞きたいか?」
南「そりゃ、ここまで聞いたからには」
上原「まぁ……簡潔に言うと……二人とも♂作って辞めた」
永原「えぇ……!?そんなあっさり……」

理沙子「本人たち曰く、もう飽きた!そうよ。あとはそうね……
    やるのは好きだが、やられるのは嫌いだ!とも言ってたかしら」
市ヶ谷「……ワガママにもほどがありますわね」
南「なんて言うか……本当にむちゃくちゃだったのね」

上原「♂と言えば……まぁお前達にはわかりきった事だと思うが
   気を付けろよ?私達の商売は、たとえ本人に非がなくても
   関係者のやらかし1つで容易く沈むんだ」
理沙子「異性・人間関係のもつれ1つがプロジェクトの崩壊を招いた例は
    今更ここで語るまでもないことだと思うけど?」
南「……そうですね。私からもそれとなく後輩たちを……
  聞いてるの永原?これ本来団長たる、あんたの役割よ?」
永原「あ、はい!後輩たちのオイタを取り締まれと!」
理沙子「…あまりに度が過ぎる場合は、そうなるわね」
0287名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/17(日) 20:54:13.82ID:WKJVu38l
南「…まぁ今でもやばっちゃって辞めた後輩の話は、よく聞きますし」
永原「やば……?それって」
理沙子「デキたって事よ。無論、いろんな意味でね」

永原「……デキ……それって…………え、まさか!?え?」
南「……そのまさかよ永原。ヤバいのをもらったりなんてのも
  過去にはあったらしいし」
永原「うわぁ……あたしの知らないとこでそんなことが……」
市ヶ谷「まるで○い本か三文エ○ゲのような内容ですわね…
    ああ、なんと美しくない」
上原「事実は小説より奇なり……か。話半分としても少し酷いな
   わかった。緩んだ風紀の改革案を私の名前で持ち込もう
   理沙子の口から言うと、何かと角が立つだろうしな」
理沙子「…そうね、頼める?」
上原「人が言いにくい意見や文句を言うのは私の役割……いや
   得意分野だ、気にするな」
理沙子「わかったわ。その代わりと言ってはなんだけど……
    選手補償分の予算を少しでもむしり取ってやろうかしら」
市ヶ谷「フフ、委員会に聞こえたら事ですわよ先輩?」
理沙子「いいのよ。委員が抜けた分、幾らか余裕はできたし……
    ほっておいても、派手な会食に消える運命ですもの
    それより余程有用な使い道だと思うけど?」
南「……ですね」
0288名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/17(日) 21:37:07.22ID:WKJVu38l
永原「ふえ〜どっと疲れたぁ〜、あ、ちょっと失礼しま〜す!」
南「…こんな時までスマホ?全く図太いわね」
上原「まぁもう終わってるからいいだろ……永原?」
永原「……なんか、あたし達の集まりが噂になってる……」
理沙子「……さっきのTV電話ね。大方、富沢があのあとどこかに
    呟いたりしたんでしょう」
南「な〜が〜は〜ら〜!」
永原「いやあのちょっと待って!なんか天使長会議とか呼ばれてる…
   これそんな名前でしたっけ?」
上原「…あるわけないだろ名前なんか。今日始めてやったんだぞ」
市ヶ谷「しかしまぁ、悪くないですわね」
南「…どれどれ……なんか、粛清がどうとか対象がどうとか
  変な方向に話が飛躍してない、これ?」
上原「……富沢のやつ……まさか……」
理沙子「……些細な勘違いから無用の軋轢を生む……これもまた
    今まで多くあった事例……迂闊だったわね」
永原「とと、と、とにかく!誤解のないよう今すぐ連絡を!
   もしもーしレイちゃん違う!違うからー!」
南「…焦るんじゃないの永原。それでなくてももう……
  お仕置き決定だから」
永原「……へ?」
南「車内での発言、TV電話、メシマズ!めでたく三振アウトね!
  来なさい!今から特別コーチングしてやるわ!もし……
  言い訳すると言うなら、一応聞くけど?」
永原「……は、あの……ないです」

南「ハイ、それじゃお許しも出たしジムにGo!ご飯終わりだし
  30分後、ダミー相手の想定スパー30で許してあげる!」
永原「うえぇ〜、お腹にこたえる〜」
0289名無しくん、、、好きです。。。
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2020/05/17(日) 21:43:47.30ID:WKJVu38l
上原「メシを作ってもないのに人一倍食うお前が悪い」
市ヶ谷「自業自得ですわね」
理沙子「心配しなくても終わるまで待ってあげるわ。但し一時間半ね
    あ、もしもし、タクシーを一台……場所は……」
永原「実質一時間じゃないですかぁ!うう〜、キツい……」

南「十分よ。それだけあれば……想定上のエアスパーと言えど
  やり方次第でキチンと身になる事を教えてあげるわ!」


つづく
0290名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/14(日) 19:31:59.30ID:C6meHVbv
いけ!いけ!!ぼくらのレッスルエンジェルス

先輩たちから改めてやらかしを戒められた永原
そして試合再開の日程もぼちぼち決まってきた頃……

富沢「ちづる〜、またなんかお達しメールが入ってるけど?」
永原「え〜また?最近多いなぁ」
神田「今のうちに委員会関連のお仕事やっとけ……ということかと」
金井「色々大変だね〜(ちらっ)」
越後「……な、なんだその目は!私は別にやましいことなどない!
   あるわけが!あろうはずが無いんだ!」
永原「……まだ何も言ってないよ越後さん」
美沙「ったくプレッシャーに負け自らボロを出しかけるとは……
   まだまだなのです反省するのですよ先輩」
越後「わかっている!……ところで理沙子さんは……委員会か」
神田「なんでも臨時に召集されたとかで……」
富沢「リアルで割と深刻な事件が起きたからね……」

永原「で、お達しって何、レイちゃん?」
0291名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/14(日) 20:09:02.25ID:C6meHVbv
富沢「……先輩達から、あるものを受け取ってこいって。一体
   何かしらね?」
永原「先輩たち?誰だろ」
富沢「……ええと……ん?これ、聞いたことない……誰?」
越後「……見せてみろ。ん?バ、バカ!それは大先輩だ!理沙子さん達より
   かなり上の!いわば大御所天使……とでも言おうか」
永原「え?そうなの!?」
金井「聞いたことないよね」
美沙「あの先輩達より更にかなり上……最早片足棺桶なのでは」
越後「……お前、殺されるぞ」
美沙「どのみちいい年したばーさまには違いないのです。なら
   お茶飲みがてら楽なお使いに早速レツゴーなのですよ」
神田(……本人がいないとはいえ、なんと無礼な)

越後「…まぁ、誰か一緒の方がいいか。私も委員会の手伝いがなければ
   …………永原。生きて、戻れよ」
永原「へ?なにそれ……縁起でもない」
越後「所謂大御所の先輩というのは、とにかく荒っぽいと聞いている
   機嫌を損ねたら生きては帰れない……とも」
金井「うわ……なにそれこわい。あたしはパス!手伝いあるし」
富沢「あたしも委員会の手伝いがあるからパ〜ス」
神田「練習の管理は私が引き継ぎます。留守は任せて下さい先輩」

永原「と、とにかく行ってきま〜す!天神、行くよ!」
美沙「承知なのです!」
0292名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/14(日) 21:49:43.55ID:C6meHVbv
こうして永原たちは都内のとある屋敷の前まで来た……。ここが
いつぞやの地獄に続く、羅刹の住み家とも知らずに……

??「ようこそ……あら嬢ちゃ……佐久間さんはいないのかしら?」
永原「あはい、あたしは佐久間理沙子の使いのものとして……」
美沙「上に同じくなのです」
??「それは残……いえご苦労様。まぁとにかくお入りなさい」

永原「うわぁ…時代劇とかでよく見る武家屋敷みたいだね」
美沙「……刺客が隠れるにももってこいなのですよ」

??「なんだなんだ、嬢ちゃんは来ないってぇ〜?」
??「あら、からかい甲斐のない」
永原「え、なになになに!?皆さんあの、どちらさま?
美沙「奥から突如として現れる艶ゴッツいばーさん軍団……
   これはビビってたじろいがずにはいられないのです」

??「……おい、聞いたかい?」
??「ええ、確かに……聞きました」
??「あたしら大先輩を婆さん呼ばわり……ん〜、久々に命知らずが見れたよ
   長生きはするもんだね。ええ、後輩くん?」
??「レッスルの掟はわかってるな?手を組み足を開き歯を食いしばれ!」

永原「うっ……天神!あんたって後輩はぶべしっ!」
美沙「今回ばかりはごめんなさいなのです先輩ぶはっ、ぶべし、ぐぇしっ!」   
0293名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/14(日) 23:04:37.35ID:C6meHVbv
??「まぁ拳固でチャラになっただけ有難いと思いなさい。私たちが
   現役時代の時なら間違いなく会場裏案件よ」
??「あたしらも年食って丸くなったもんだねぇ、いや」
??「ナニ言ってんだいあたしはこれでもその昔乳大婦の星として…」
??「そりゃ30年以上前の話だろ。今幾つだと思ってんのあんた」
??「お互い様だろーがそりゃ。なぁ嬢ちゃんそう思うよな?」
永原「はい……そぉですね……」
美沙(サボってお茶飲みに来たつもりがここも地獄だったのです
   主に精神的な意味で……)

??「あ、そうそう。挨拶はこのくらいにして……」
永原(…え?今までのは挨拶だったの?)
美沙(ふう……これ以上はさすがにギャルゲの絵面的にももたないのです)
??「まず一言言うと………………なってない!!!!!!」
永原「……は?」
??「あの猫ちゃん……ソニックキャッシュちゃん?からも聞いたんだけど
   まぁ最近の若手の試合がちょっと……ねえ」
??「お前らも!いつまであたしらのファイトの真似をしてんだと!
   あんたらはあんたらの闘いをしなきゃダメだろと!
   誰かから借りたキャラとスタイルとセリフ回しで一見さん騙せても
   眼の肥えたお客さんは納得しねぇぞと!ナメんなと!」
永原「……!そ、それは!」
??「あの嬢ちゃんが寄越した選手だ、見ればわかるよ。あんたは
   選ばれた天使なんだ。だからこそ……敢えて高い壁を
   あんたらに突き付けるんだよ。敢えてね」
美沙(…所々、何処かで聞いたような台詞が……と言うか
   いつの間にか美沙までも巻き込まれているのでうえーなのです)
0294名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/14(日) 23:23:21.88ID:C6meHVbv
永原(そう言えば……あたしにはオリジナルホールドもなければ
   特徴的な決め台詞も名言も特にない!基本的にジャーマン!
   ジャーマン連呼してきただけ…………!)
??「どうやら私たちが何を言いたいか、わかってもらえたみたいね」
??「渡したいものってのはこれだ、ホレ」
永原「……これは!腕章?」
美沙「そこはかとなく細かな金刺繍が施された一品なのです」
??「理沙子嬢ちゃんや泣き虫上原は確かによくやってる。それでも
   そこから漏れてこぼれる天使はどうしても出ちまう。それを!
   そんなやつらをどうにかしてやる!できるのはお前だ
   お前だけなんだ永畑いずる!」
??「ちょっとちょっと違うわよ、長山ちはるよ。ね?」
??「違うって長井……長井……え〜とすぐそこまで出てるんだけど
   あの、あれ、長井……は、はるか!これだ!」
永原(……なんでどんどん遠ざかっていくの……)
美沙(……もういい感じにボ○てきてるのです間違いなく
   というか泣き虫上原……一体何があったのです先輩……)
0295名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/15(月) 00:10:22.03ID:xQZn0Vju
??「とにかくだ!お前は決して恵まれた境遇でないところから
   這い上がった選手なんだ!そういうやつにしか見えない救えない
   そういうものもある!あとはわかるな!」
永原「……はい、何となく!」
??「そう、肝心なところは自分で考え実行するの。そうじゃないと
   それ、完全に馴染んではくれないわよ」
??「よし!その腕章はあたしらからの餞別……いや形見とでも思いな!
   何せこっちも体ガタガタだ、いつ死ぬかわからないしな」
??「バカ言わないで頂戴。まだ生きて恋する予定なんだから」
??「おいおい少しは年を考えろ。かつての桜の魔王が」
??「何を言ってるの。先立たれた旦那にも今を精一杯生きろって
   言われたんだから。有り難くそうさせてもらうわ」

??「そう言えばあれ、二人位足りなくないか?あいつらどうした」
??「去年病気で死んだでしょ。もう一人は3年前の交通事故で」
??「そうかそうか、すっかり忘れちまってたなハッハッハ」
永原(なんか、すごい会話してる……)
??「ああ、ごめんなさい。若い人にはピンと来ないかもしれないかもだけど
   年寄りには、隣人の死は実に身近なものなの
   なにせ明日は我が身ってやつなのよ。特に…私達みたいな
   体を張る稼業をやってきた人間には」
美沙(むむ……なんというタフネスな精神なのです)
??「ここにいるみんな、無理して体のどっかを痛めちまって
   ヒーヒー言ってるやつばっかりさ。そんなときに支えてくれる
   人がお前らには……おっと余計だったか」
??「ナニ言ってんだい、あんたはずっと独身だったろ」
??「なーに、カレはいるから問題ないんだよ、ハッハッハ」

永原(……想像以上に豪快だな、大先輩たち)
   
0296名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/16(火) 22:33:27.12ID:Ct8xotUB
??「さて、これで用事も済んだし……少しでもゆっくりしていってね
   いいお茶が入ったのよ」
美沙「あこれはこれはどうも恐縮なのですよ大先輩」
??「永原……ところでだ、最近アレな出来事が多いけどさ
   お前は大丈夫なの?周りに迷惑掛けるような事はないだろーね?」
永原「……え?あ、はい、特にそういうことはないんですけど……」
??「ほんとぉ?そう言って裏で暴れてるってのはあたしらの世界じゃ
   もうあるあるだからねー。どうなのホントのとこは?」
永原「…いやその、そういうのはないですから。ハイ!」
??「そうよね、さすがに多目的がどうのこうのなんてあなたたちには
   さすがにもう全く関係ない事よね。あるわけないわよね」
美沙「その通りなのですもう全く一切関係ない事柄なのです
   そんなやましくやらしい付き合いなどあってたまるか!
   と断言できるくらい私達は潔白なのですよ」
??「そうだよなあるわけないよな〜、そんなヤバイ話はさすがに
   もしあったらその時はもうレッスルの掟に則って!」
永原「……則って?」
??「G・T・H!ゴートゥヘブンでもゴートゥヘルでも好きな方を
   選んでもらうだけだね」
永原「ははは、そんな、もぉ〜」
??「そうよね……そうよ、うふふふふふふふふふふ」
美沙「あははははははははは」

??(……なかなかどうして……用心深いねえ)
永原(くっ……ここで話の種にされるようだと!)
美沙(魔女のプライベートは絶対死守なのですよ)
0297名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/16(火) 23:05:51.02ID:Ct8xotUB
??「なぁ教えろよ〜、年取るとこういう話くらいしか
   盛り上がらなくてさぁ〜。いるんだろ二、三人位は?」
永原「……え〜、あ〜、の、の、ノーコメントで!」
??「……つまり、いると♪」
永原「いや、だから、あの……もお〜!」

美沙(……少しつつかれるとすぐこれなのです。駆け引きのあまりの
   下手さ加減に呆れまくりなのですよ)
永原「え〜、あの、だから多目的とかそういうことは一切なく
   でももう少し手応えが欲しいと言うか……あ、い、いまのは
   そっちの意味ではなくて!…って、そっちってどっち!」
??「だから、それをお前さんに聞いてるんだろぉがぁ〜」
??「話しなさい。話せば楽になるわ。ハイ、お茶
   心が落ち着くわ。さあ、彼との関係を吐いてしまいなさい」
永原「うぅ……誤解なんですよぉ……。弁護士を、弁護士を呼んで……
   って!なにやらせるんですか!」
??「…どうやら、大丈夫そうだな」
??「そうね。御免なさいね、昔攻略するのに独占主人公
   ○○○食い○○捨て当たり前って物騒な時期があったものだから
   あなたたちもその毒牙にかかってないか、つい心配になってね」
永原「攻略……?独占……?一体なんの……」
美沙(……全く、修羅の国は恐ろしいのです。しかし、話を聞いただけで
   大体なんのことか察せてしまう美沙はやはり魔女なのですよ)
0298名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/18(木) 20:15:23.96ID:qW1mVLRh
永原「ずずず……ん。って、今更少し気になったんですけど……
   大先輩たちは、どうしてお名前が……」
??「ん?いやー最近パロディ関連が厳しくなっててさぁ
   少しでも名前出ると、やれ訴訟だなんだとうるさくってね
   微妙に変えてても最後は金目……ってなるわけだ」
??「変な話だよな。たまたま有名人と同姓同名ってだけでこの扱いだ」
??「全国の鈴木一郎さんの苦労が解ろうというものだわ」
??「近頃は正義警察とやらも方々で派手に暴れてるしなぁ〜」
??「物騒になったものよねぇ〜。最近またビルが派手に爆破されたし」
永原「…ナニか対策とかないんですかね?」
??「でもな、なんか歴史上の人物とか創作上の人物ならいいらしいぞ?
   性転換しようがゴテゴテした感じになろうがお咎め無しらしい」
??「あら、羨ましいわねえ〜」
美沙「……青天井な話題はそこまでなのです、大先輩たち。
   もし呪われ祟られたとしても美沙は一切責任は持てないのですよ」
??「おうそうか、んじゃあやめとこ。触らぬ偉人に祟りなしだ」

永原「……さて!お茶、美味しかったです!本日はどうも
   ありがとうございました!この腕章、大事にさせて頂きます!」
美沙「お茶受けもこんなに貰ってもう本当にありがたい限りなのです
   この財政難の折、誠にもって経費の節約に……」
??「おうおうわかった、人に感謝されるのも大分久しぶりだねぇ
   (ん〜、もっと言って!言ってくれていいよ、うん)」
永原(…………まさかとは思うけど、それが目的とか?)
??「…勘が良いわね、その通りよ長嶋。自慢といってはなんだけれど
   私も勘の鋭さにしては少し自信があってねえ」
永原(……この人もまさか、人の心を読めるとかそういうタイプ?
   でもあの、永原、なんですけど……)
美沙(……結構ガタが来ていると思わざるをえないのです)
0299名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/18(木) 21:42:33.61ID:qW1mVLRh
??「それじゃ達者でな、後輩諸君!お前さんたちの華々しい活躍を
   草場の陰から見守っているからね〜」
??「ちょっと、あたしたちまだ死んでませんよ」
??「さっきから酔ってるわね〜。ったく面白くもない冗談ばっかり…」
永原(……通りでお酒臭いと思った……)
??「って言ってる側からほら、また飲むんだからもお〜
   いくら久しぶりに集まったからって〜」
??「ぷはー、いいじゃないか祈願だ、祈願。な?」
??「……ナニを祝うって、ナニを!」
??「決まってるだろうがぁ!レッスルエンジェルスの更なる隆盛をだ!
   よーし気合い注入だ、一列に並べぇ!お前らも!」
??「だから……結局それやりたいだけかよ……」
??「さっきの話はなんだったの、もう……」
??「これだから脳筋パワー一直線は!もぉ〜いい加減になさい!
   食らえ、後輩に代わって!必殺・フライングPIYOアタック!」
??「ぐおっ!んとぉ〜いってぇな!いきなり顔面に向かってこらぁ!
   面白いじゃないか、ええ?いつでもやったるぞうらぁ!
   必殺!大地球・激断唐竹割りぃ〜!!!!!」

美沙(ネーミングの派手さとは裏腹に、なんとも言えないもっさり感…
   実に残酷な時代の流れを見せられた気分なのですよ)
永原(……帰ろうか、天神。お土産持った?)
美沙(抜かりないのです。全く触らぬ年寄りに祟り無し、なのです
   はーこれぞオーバルクワガタなのですよ)
永原(それを言うならくわばらでしょ!)


つづく
0300名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/20(土) 16:23:10.66ID:o4YjJOKd
新必殺技……それは!

大先輩の猛攻にたじたじだった永原と美沙
そして都内某所で初めての合同練習が開始される…

永原「それじゃ、よろしくお願いします!」
理沙子「宜しくお願いします」
祐希子「…久しぶりのリング!よーし気合い…んぐ」
龍子「何分手探りだからな……んしょ、少しキツいか」
石川「こっちは準備いいわよ〜」
小川「全員覆面仕様……まさかの奇策ですね」
理沙子「こういうのもいい経験よ。慣れておくに越した事はないわ」

こうして3vs3の練習は開始された……が永原は
何やら先輩の指摘が気になって仕方無い様子……

龍子「…どうした?思い切りが悪いな!サボってたのか永原!」
永原「く、入るのが難しい……んわっ!」
石川(どうやら先鋒・龍子作戦は功を奏したようね〜)
小川(まぁ、後がかなり厳しいですけど……)

祐希子(…永原、何か狙ってる?)
理沙子(試している……という感じね。何か言われたかしら
    あの先輩たちに。良いことだわ)
祐希子(……どうも大センパイたち、少し苦手なんですよね
    あたしなんてずっとヒヨコ扱いだったし)
理沙子(私だって王座を獲って、女王の称号を得てからもしばらくは
    アクトレスチャンピオンなんて呼ばれていたのよ?
    とにかく気が強くて、リング下では苦労したわ……ふう)
祐希子(あー………それは………)
0301名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/20(土) 17:13:16.47ID:o4YjJOKd
永原「うわーっ、担がれた!動けないーっ!」
龍子「…食らえ必殺!なんちゃらサンダー!」
永原「え、なにその適当なネーミン…ぐえっ!」

祐希子(やや強引なリフトからのカナディアンBB…からのスラム
    でもちょっとわちゃついてるかな〜)
理沙子(……新必殺技というには、まだまだ未完成ね)

永原「う〜ん、首が……」
龍子「……やっぱりフィーリングだけじゃダメか」
小川「……では中堅、小川ひかる行きます!」
祐希子「……その台詞は!食らえファイアーロケット!」
小川「うわぁ〜!」
祐希子「続いて!必殺のレッスルスパー……」
小川「……技に入る前なら!どんな形でも返し様は!」
祐希子「…んむ?あ、むわっ!このっ!」

永原(リフトしきる前に、すかさずローリングクラッチ……
   なんという流れるような返し技……)
理沙子(返し技を得意とする小川ならではの見事なカウンターね
   …祐希子、やはり別の技の方が合うのかしら)


    
0302名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/28(日) 10:30:13.15ID:mSNyk7vJ
祐希子「……やっぱりあたしも、新技覚えよっかなぁ」
理沙子「そうね、いい機会だわ。実は新しく考案した技がいくつかあるの」
永原「あるんですか?でもそれ理沙子さんの……」
理沙子「私向きの技じゃないからいいのよ。それに……奥の手なら
    あと5〜6つは用意しているから」
永原「ふぇ〜、そんなに」
龍子「まあチャンピオンなら引き出しの1つ2つはあって当然だ
   お前だってそういうのあるだろ?」
永原「うえぇ!?まーその……裏技というか、そういうのなら
   あることもないようなあるような」
祐希子「……へえ、じゃあどんなのかちょっとでいいから教えてよ
    詳しく、とは言わないからさぁ〜」
永原「え、あのいや、その、え〜と…………」
龍子(……持ってないな、こりゃ)
祐希子(……やっぱりあの奇襲と立ち回りは先輩の技だったか
    まぁ、おかしいとは思ってたのよね)
0303名無しくん、、、好きです。。。
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2020/06/28(日) 11:17:49.75ID:mSNyk7vJ
小川「では大将戦、先輩たち……お願いします」
石川「では大将、石川行きま〜す」
理沙子「……大将、パンサー理沙子、行きます!」

龍子(……いよいよか。とはいえ先輩はブランクがあるはず
   石川相手にどこまでやるか……)
祐希子(……新技の片鱗だけでも見られれば)
永原(……先輩たち、試合が始まった途端に喋らなくなった……
   あたしも見逃さないようにしないと)

石川(…先輩、技はまだ衰えていませんね)
理沙子(……さすがに勝手知ったる、というところかしら)
龍子(……ロックアップからの投げ、関節の取り合い……
   お互い実に慣れてる、流れるような動きだな)
祐希子(問題は立ち技よ。どの程度パワーが発揮できるか……
    それ次第ではまだまだわからないわ)
0304名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2020/06/28(日) 12:27:19.58ID:mSNyk7vJ
理沙子(…行くわよ!)   石川(来る!腕は取らせない!)
永原(膝で強襲!でもさすがに石川さん、防いでいる!)
理沙子「……もらった!」
石川「うっ……うわっ!わ〜っ!!!!」
祐希子(うまい!腕と思わせて足を取ってアンクルホールド!
   さらに巻くように側転し、すかさずバックフリップの体勢!)
龍子(出るか、新必殺技?)

理沙子(……ちづる、祐希子、見ておきなさい。コレが……
   私のRSK殺法その1!パンサーストライク!)
石川「うあうっ……!くはぁっ!」

永原「頭をお腹に当てたまま、前転してエグい角度に落とした!
   コレは効いた!決まった!」
祐希子(…恐らくあれは一番オーソドックスなパターンのはず
   ……見えた、見えたわ新技のイメージが!)
龍子(……こりゃ、アタシもうかうかしてられないな)
0305名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/08(水) 21:36:48.35ID:701gU2Zx
祐希子「むむ〜……よし、永原〜?ちょっと新技、練習付き合って〜」
永原「……ううぅ、すいません……。今はちょっと…首が……」
理沙子「それは後日になさい祐希子。午後から、各団体の選手たちと
    活動再開前の最終ミーティングでしょ。すっぽかす気なの?」
祐希子「え〜?そんなの、今さらやんなくても……」
永原「……いいわけあるかー!そういうとこですよ!そんなんで
   よく女王やれてましたよね、先輩!」
祐希子「ぶ〜……。皆さぁ、マジメ過ぎない?」
小川「先輩……そこは文句言わずに。出ないと後輩にも示しが付きませんし」

龍子「…石川、大丈夫か?立てるか?」
石川「大丈夫よ、龍子〜」
龍子「……お前が大丈夫って言う時は大体ヤバい時だ。ホレ掴まれ」
理沙子「…急所に決まりすぎたかしら。大丈夫?」
石川「いえいえ、新技の練習なんですから、お構い無く〜」

小川「……ではシャワーと昼食後、隣の棟の第2会議室に集合して下さい
   時刻は午後2時、厳守でお願いします」
祐希子「りょうか〜い。さあ、今日は〜、チキンカレー〜♪」
永原(……先輩、元気だなぁ)
理沙子「その前に汗を流しなさい。焦らなくてもカレーは逃げないわよ」
石川「そういえば、今日は向こうの食堂でカレーフェアやってましたね〜」
小川「社長、お昼はどうしますか?」
龍子「ん〜……、なら……アタシはビーフで!」
祐希子「チッチッチ、わかってないな〜。今日の当たりはチキン1択!
    あたしの嗅覚は常に狂い無し!本日も絶好調!」

理沙子(……どういう基準があるのかしら。気になるわね)
  
0306名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/08(水) 22:21:16.98ID:701gU2Zx
こうしてシャワー後のカレー祭りを大いに堪能した永原一行
その後のミーティングへと移るのだが……

市ヶ谷「……全員揃いましたわね?」
小縞「はい。主力の24人、全員います」
渡辺(……良かった、員数に数えられてたんだ、私……)
小川「……では、今から資料を配りますので」
小縞「はいどうぞ、どうぞ〜」

金森(……こういうの久しぶりだから、緊張するなぁ)
藤島(あ、そう言えば!菊池おめでと〜)
菊池(え!?あ、いや、あの……)
掘(でもしかし!ここで気を抜いちゃダメ、ここからが!
  始まって3ヶ月がとっても物凄く大事になってくるんだから!
  ふにゃ〜っとしてると1年くらいして……)
越後(…………そう、だな)
武藤(逢うとき、やたら香水の香りがするんですよね)
千種(帰りが遅くなるとかって、よく聞きますけど……)
富沢(いつの間にか、知らないフォルダがあちこちにできて……)
金井(ちょっとしたことで会話がね〜。ね、渡辺?)
渡辺(…………どうしてそこであたしに話を振りますか、先輩)
神田(………………)
斉藤(……なんだろう。みんな久しぶりの集まりなのに…………
   やたらあちこちで火花が散っているような……)
吉原「事態は、刻一刻と動いているということよ」
南「全く……久しぶりに何時ものメンバーが揃ったんだから
  はしゃぎたくなるのもわかるけれど」
来島「いいじゃないか南。俺も負けてらんないな〜。ね、先輩」
上原「……すまん、私はお前ほど気持ちに余裕があるわけじゃない」
龍子(……途中から完全に声が駄々漏れてるぞ、おい……)
石川(まぁ、ここのところ立て続けだから仕方無いわ〜)
0307名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/08(水) 23:07:47.84ID:701gU2Zx
市ヶ谷「そこ!無駄口は慎んでいただけるかしら?
    これからまさに!それらに関する問題を話し合う訳ですから!」
永原「え、そうなんですか?」
理沙子「そうよ。えーそれでは……今回のミーティングではかねてより
    懸念事項であった、昨今の風紀の有り余る乱れっぷりについて
    委員会で話し合われた結果……特に我々古参のメンバーに対し
    厳しい注意喚起が促された、この点で話し合いたいと思います」
上原「……でだ。渡辺、小縞、藤島?」
渡辺「……わーんやっぱりだー!嫌な予感してたんだー!もー!
   ええそうですよ!遊び!行きましたよ!行きましたとも!
   だってダンスが私を呼んでたの!私から生き甲斐を奪わないで!」
小縞「いえあの私は実家の手伝いしてただけですし……」
藤島「私は遊んでませんよぉ〜!そんな女だと思われてたんですか
   おねだり上手な遊び人だと思われていたんですか、私ぃ〜!」

金井「…もんどー、むよー!委員会で提出された証拠写真も
   手元の資料に、これこの通り!」
富沢「あたしたちは悲しい……このご時世に夜な夜な飲み歩き
   道行く人に絡み続けるその姿はまさに!」
市ヶ谷「堕天使!堕天使そのもの!なんたる堕落ぶり!」

小縞「それは……いえあの写ってる人はお得意さんで、酔ってて……
   アングルが悪いだけなんです!重なってるだけなんです!」
上原「……他の二人は?」   渡辺「…………」  藤島「…………」
理沙子「……反論無し、つまり事実を認めたと判断します。団長?」
永原「……むむむこれは!決定!この二人は……容疑者確保!」
龍子「……取り敢えず謹慎しとけ。マスコミにもこれ以上つつかれたくない」
石川「では取り敢えず謹慎ね〜。渡辺智美、藤島瞳の両名には
   レッスル女王の権限を以て謹慎2週間を命じます〜」
龍子「あと、小縞も念のため注意処分とする。各自スターの自覚を持ち
   疑われるような行動はなるたけ慎むよーに」
小縞「はーい……お騒がせして申し訳ありませんでした」
0308名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/15(水) 23:10:55.97ID:+4nLMrKd
市ヶ谷「……フン、職権行使大いに結構ですが……女王(仮)!
    肝心のあなたはどうなのかしらぁ?」
龍子「お前と一緒にするな、女王のなり損ない。言っとくが…
   リベンジなら順番待ちだぞ。まずは永原、お前からだ!」
永原「ふぇ、あたしですか!?え、何で?」
龍子「あんな棚ぼたで女王になったと思われるのは癪だからな!
   今度こそ、人気と実力を以て女王にふさわしい存在だと
   周りに認めさせてやる!近いうち、必ず!」
南「……前はやる気無かった様に見えましたけど?女王」
龍子「あん時はな!でも今は事情も状況も大きく変わった!
   お前らに任せて環境を無茶苦茶にされるくらいなら多少面倒でも
   アタシが率いた方がマシ!そう判断しただけだよ」
市ヶ谷「フン、ぬぁーにを偉そうに。石川と小川がいなかったら
    半日持つかも危うい惰弱な政権基盤ですのにねぇ!」
龍子「……周りに恵まれるのも、女王の立派な資質のひとつだ
   話がまだあるんだから少し落ち着け、いい年して」
市ヶ谷「……どうやら、もう一度ブッ飛ばされなければ気が済まない
    様ですわねぇ……!仮免女王の分際で!」
龍子「アタシがいつお前にブッ飛ばされたんだ。事実を捏造するな
   ……次行くぞ次。では……佐久間委員」
理沙子「ええ……。では次の件は……」
市ヶ谷(……クッ!先輩を使うとは、考えるようになりましたわね……!)

武藤(意外……。また派手に喧嘩するかと思ってたのに)
千種(段々板に付いてきてる感じはするよね)
上原(……感心してもらってばかりじゃ困る。お前ら2人がああいう風に
   周りの意思を代弁できるようになれば、レッスルも少しは変わるんだ)
吉原(頼むわね2人とも。そうしないと私達ベテランは安心して
   試合に臨めやしないんだから)
0309名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/16(木) 01:15:43.04ID:ojNt1GsK
理沙子「では次、レッスル委員会による調査によって大会後に
    メーキングエンジェルプランなる計画が発覚し……
    以後略してMAPと呼ぶことにしますが、そのMAPの
    現在わかりうる限りの情報をメンバー全員に知らせて
    おきたいと思います」
小縞「ではお手元の資料10ページをどうぞー」

祐希子「ふむふむ、あれ?これ前に見たような……」
南「あんたね…考え事でもしてたの?私達が見つけたんでしょこれ!」
理沙子「…資料の通り、私達のデータを基に更なる天使の量産を図る
    ……と、あります。しかし……」
龍子「盗用して商用利用、というのが問題……だな、うん」
市ヶ谷「データでワタクシ達の実力を再現しようとは、全く…
    数字でしか物事を把握できない商人の考えそうな事ですわ」
上原「更にこれには続きがある……15ページだ」
理沙子「これ等のキャラクターは映画、TV、ゲーム用に調整をされた
    アナザーモデルであるということを付け加えておきます」
武藤「ゆっこ先輩、暴走天使みなみん、スケバンド龍子(黒)
   超合金レイカ、もりもりエリー、QT人形、腐界王女レイコ
   ダンガン永原ちゃん……何これ」
千種「……レッスルクエスト、レッスルファンタジー、レッスル大冒険
   宇宙戦士レッスル、それいけエンジェルちゃん、レッスル事件簿
   スーパーレッスルウォーズ、Wジェネレーション……」
富沢「……ふふふ、我がカレシとなるものは、更に素晴らしいものを…」
金井「……シャレになってないよレイちゃん」
永原「そこは腐界に手を出してはならぬー!だよ、レイちゃん!」
富沢「何いってるの、今更手遅れよ。今年はそう、富士山と阿蘇山が
   今……アツい!箱根山はどっちに行くかしら!」
越後(……相変わらずナニを言ってるんだこいつは)
神田(……理解できたらまずいと思いますが、先輩)
斉藤(富沢……その若さで極みの境地に至ったか……そうだな!
   名山はやはりいいものだ!征服し甲斐がある!)
0310名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/23(木) 12:07:45.62ID:LnkRuulk
理沙子「……静粛に。静粛に願います。この問題は、ん、調査が
    進み次第随時報告する……あら、渡辺と藤島は?」
掘「……扉が開いてるね」

市ヶ谷「……お仕置きを恐れて、そろ〜っと逃げやがりましたわね」
龍子「……あいつら!誰か追いかけろ!」
石川「誰かいませんでしょうか〜」
祐希子「……任せて!考案中の新必殺技(仮)の餌食にしてやるわ!」
永原「脱走者はこの腕章にかけて許さない!ちょっと行ってきます!」

上原(……いいのか?アレ本来はお前の……)
理沙子(いいのよ。先輩達が永原に腕章を渡したということは……
   彼女を認めたということ。それに……お小言を聞かされるのに
   うんざりしていたのも確かだし)
上原(……違いない、アレはもう精神的拷問だからな。私でも
   呼ばれていたら理由を付けて断っていた、うん)
吉原(嬢ちゃん、泣き虫、ヨチヨチ歩き……今でも好き勝手言われますよね
   ……あのピーがピーでズバッ、でデカーン!な人達に)

石川(あんまり言うと、どこから漏れるかわかりませんよ〜)
0311名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/23(木) 12:54:03.97ID:LnkRuulk
一方、逃亡者を追い掛けた二人は…

祐希子「逃がすかぁー!あたしの瞬発力をナメるなぁ!」
渡辺「……許してー!助けてー!頭をカチ割られるー!」
藤島「……渡辺、あなたの犠牲は無駄にしないわ!レッスルの
   アイドルの歴史は私が守るから!」
渡辺(…空気読んで先輩!そこは助けるとこでしょー!)
藤島(ゴメンね、アイドルの世界って非情だから……)

祐希子「なぁーにをごちゃごちゃやってるのかソコの2人!
    ……あたし個人としては遊びたい気持ちはホントにもう
    よくわかる!あたしも欲しい、カレーも彼も!」
藤島(…ギャグのつもりかしら、今の)
渡辺(……スベッたこの隙に!さらば先輩!)

永原「…こらぁー!オイタのお仕置きを恐れて逃げるとは!
   それでも天使の端くれですか!」
渡辺「しまった、新手だー!逃げ道塞がれ……

祐希子「……藤島、渡辺……。これも天使の情け、せめて自らの手で
    始末をつける……両名、お覚悟願います!」
永原(…何で時代劇調?)
藤島(時代劇映画に出る予定があるのよ……私も出るし)
渡辺「……だからなに〜!助けてー!誰かー!」
0312名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/23(木) 13:31:41.39ID:LnkRuulk
祐希子「行くわよ、たぁーっっっ!!!!!」
渡辺「うわぁー!ぐぇっ!ぶわはっ!んぐげっ……くぅ〜」

藤島「…なに、今の!飛びかかった瞬間に、渡辺が一回転してた!」
永原(…ジャンピングニーで飛び掛かって腕を取ったまでは
   わかる…けどソコからはもう……)
祐希子(……まだ未完成だけど、見えた、見えてきた……!
    レッスルの名を冠する、新たなムーブメントが!)

藤島「…で、あの〜、私は……」
永原「……ならばこれだー!先輩、神に代わってなんちゃら〜!」
藤島「やっぱりこうなるのね……うわぁ〜ん!」
永原「……踏ん張って耐えるなら、こうだー!」

祐希子「…やるわね!ジャーマンにいけないと見るやすかさず
   体を浴びせてフェイスクラッシュ!」
藤島「……痛〜い!アイドルの顔が〜……ひど〜い!」
渡辺「もう辞める〜!レッスル、天使、アイドル、全部辞める〜!」
藤島「もうおしまいだわ〜!殺さば、殺せー!」

祐希子「……何自暴自棄になってんの!それでもアイドル!?
    レッスルエンジェルスとしての誇りと使命はないの!」
渡辺「そんなこと言ったって…私達最低の階位だし」
藤島「Sランカーにわかるわけない!私達Eランカーの苦労なんて!」
永原「……それは違う!違うよ!言いたいことは……わかるけど!
   弱いとか才能とかで、何もかも諦めるなんて!」
祐希子「……永原?」
0313名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/23(木) 13:59:21.73ID:LnkRuulk
永原「あたしだって最初は素人同然だった!最初入った新女から干されて
   上原さんや龍子さんのとこを転々として……」
渡辺「…それは私達の自業自得じゃ」
永原「うぐ……!と、とにかく!うまくいかないからって早々に
   諦めたりしちゃ駄目!私達は何百という中から選ばれた
   79人なんだから!」
藤島「……でも、もう誰も覚えてないし。もう続編の望みも限りなく
   0に近いし!何をどう頑張れって言うの!」
祐希子「……正直、最近のリメイク作品微妙なの多いしね」
永原「先輩達メタ過ぎ、めっ!とにかくっ!あたしたちを覚えてくれている
   奇特なファン達の為にも!あたしたちが折れちゃ駄目でしょ!
   何より!アイドルが絶望して泣きわめくなんてもってのほか!
   アイドルは泣くなら泣き笑い!そうじゃないの?」
祐希子「……そうね。その通りよ永原!あたし達は!」
永原「レッスルエンジェルスなんだから!」
渡辺「……うう、先輩……!あたし達、間違ってました!」
藤島「……そう、私達の戦いは、これからだわ!」
永原「行こう!昨日より明日へ!次のレッスルエンジェルスへ!」


レッスルエンジェルスN   〜完〜



   
0314名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/23(木) 14:35:16.42ID:LnkRuulk
祐希子「……ってこら〜!勝手に終わらすな!」
渡辺「……先輩、空気読もう。感動の最終回なんだから」
藤島「……どう見ても打ち切りENDだけどね。台詞的にも
   もう作者疲れたんだろうね」
渡辺「終わらせてあげましょう、うん。そのあとで私達のキャラを
   滅茶苦茶にされたお礼参りでもなんでもしましょう、ね♪」

永原「何が、ね♪よ!そんなわけにいくか!こんなところで!それ
   にみんなまだミーティング中なのに!」
藤島「評価されなくて打ち切り投げっ放しなんて今では珍しくないわよ?
   ○○○とか○○○界隈では割と普通だし」
祐希子「基準がおかしいでしょーがっっっ!!!!!例えファンが
    見放したとしても……」
永原「たとえ神様がレッスルを必要としなくなったって……
   あたし達は続けてやる!終わってなんかやるもんか!」

??「そうですね。その通りです」
??「そうだね、その通りだ。よく言った祐希子君」
祐希子「……この登場の仕方!社長ね!それと邪悪秘書霧子!」
霧子「誰が邪悪ですか誰が。許しませんよ全く」
社長「例え原作者でも君達や僕達を勝手に消すことはしてはならない
   いや……できないことだ」
霧子「……私達の未来や可能性を消すことも、ですね」
社長「補完ありがとう。やはり君は頼りになるね霧子君」
祐希子「……社長があんまりあたし達の前に現れなかったのって
    ひょっとしたら……」
社長「そういうことだ祐希子君。この意味……君、いや違うな
   君たちならもう理解できるだろ?」
永原「……なんとはなくですけど、解ります!」
渡辺「……むー?」    藤島「雰囲気みたいなものは……」
0315名無しくん、、、好きです。。。
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2020/07/23(木) 15:29:31.58ID:LnkRuulk
社長「君たちは他の何者でもない、それでいい。そうでなくてはつまらない
   我々をすぐに消し飛ぶちっぽけな存在だと嘲笑う輩に見せてやれ
   ちっぽけな存在を支えにして、人は生きているということを」
永原(……わかる、今なら。なんとなくだけど!)

社長「と、まぁ藤島君、渡辺君。色々あったようだが脱走の処罰を
   どうするかは我々が決める事にするよ。霧子君、悪いが……」
霧子「ふぅ……まぁいつものことですね。彼女たちには……」
永原「あたしが伝えてきます!あと……社長!社長は本当に社長だよね?」
社長「……感性を磨いた今の君にしては、やや愚問だな」
永原「んー……、だよね!うん、じゃ行ってきます
霧子「…では二人はこちらにどうぞ。あ、安心してくださいね
   二度とふざけて脱走しないと誓えば危害は加えませんから」
藤島「……一難去って、また一難……」
渡辺「嗚呼、わちきたちは、なんと儚き女でありますのんやぁ〜」
藤島「渡辺、それ私のネタだから」

祐希子「……社長?来てくれてありがとうだけどさ、ひとつ不満だな」
社長「なんだね祐希子君?」
祐希子「それ!君付けはやめてよ……なんか他人行儀っぽくてイヤだ!」
社長「あまり選手と親しくしすぎるのはいけないと控えたんだが…
   ……わかった。祐希子、これからもみんなをよろしく頼む」
祐希子「よし、頼まれた!あーあと!私達のポカを救ってくれたお礼に
    後でカレーを奢ったげる!ありがと社長!」
社長(ありがとう……か。久しぶりに聞いたな。昔はもっと
   聞いていた言葉のはずなのに……妙に懐かしい気分だ)

またもや訪れた打ち切りの危機?を回避したレッスルエンジェルス
次はどうなる?

つづく
0316名無しくん、、、好きです。。。
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2020/08/24(月) 19:45:05.18ID:bCARlMzQ
モラルってなんだろう

いつかきっと女王に……そんな夢を漠然と持つようになった永原は
仲間離脱の危機をなんとか回避し、今も悪戦苦闘中
そんななか、新たな課題が……

永原「…この前の試合もお客さんの入り、イマイチだったね」
斉藤「仕方無い。今は何処も手探り状態だ、無理はできない」
理沙子「でもこのままの状態があと数ヵ月も続けば……危険ね
    仕方無いわ。霧子さんに連絡を……」
永原「……あまり頼るのは危険なんじゃあ……」
富沢「噂じゃあ、件のバグ男達を呼び出したのもあの社長と霧子さんが
   絡んでるって話だし……」
金井「ホント!?じゃああの二人って……」
神田「……今までの協力ぶりから敵、とは言い切れませんが、
   でも、完全な味方かと言われればそうでないような……
   そんな気もします」

斉藤「……理沙子社長!ここは自分を是非!彼…いえ、あの社長に
   なんとしても色々と吐き出させてみせます!」
永原「え?大丈夫なの斉藤さん?」
神田「私も行きます。あの社長には、色々聞きたいことがあります
   主に私たちへの態度について……!」
富沢(うわ〜、二人とも目が血走ってる……)

理沙子「……わかりました。斉藤、神田、そしてちづる!あなたたちに
    練習が終わり次第、あの社長との交渉を開始するよう命じます」
富沢(…スタッフに任せればいい気もするけど)
金井(あの社長、なんとなく女性には弱そうだからいいんじゃない?)
永原「って!あたしも行くことになってるー!?」
0317名無しくん、、、好きです。。。
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2020/08/24(月) 20:19:31.38ID:bCARlMzQ
富沢「……て、そういえば越後さんと天神は?」
理沙子「……まだ来ていないの?誰か連絡は?」
永原「あ、あたしが受けてまーす。越後さんは運転講習に参加
   天神は熱中症でダウン……だそうです!」
富沢「……越後さんは、講習程度じゃ直りそうに無いけど」
金井「天神は……後でお見舞いに行こう。この暑さで動けなかったら
   家でミイラになっちゃうかも!」
斉藤「……縁起でもないことを言うな金井」
神田「いえ先輩、脱水症状を甘く見てはいけません。アレは危険です
   最初は口の中が渇き、次第に汗が大量に出始め、目が霞みはじめ
   気が付くと地面が迫ってくるんです……あああ、空が回る……
   地面が!落ちて……迫ってくる!あんな、感覚は……!」

永原「神田ー、落ち着いてー!汗が大量に出てるよー!」
富沢「思い出し脱水症状……危険過ぎるわね」
金井「前によっぽどむちゃな減量とかしたんだろうねー」
理沙子「……無理は禁物よ神田。只でさえあなたは加減を知らない
    トレーニングをするんだから。今から30分休憩!
    体を横にして落ち着きなさい」

神田「うう……慣れていたつもりが、情けないですね……」
斉藤「自らを過信し、自然の猛威を侮ってかかるとはな……
   まだまだ修行が足らないぞ神田」
0318名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2020/08/28(金) 19:56:56.76ID:UyDiAchu
こうして神田を休ませた後、斉藤と代わりの富沢を引き連れて
永原はあの社長のもとに事業交渉をしに赴くのだった……

永原「たのもー!たーのもー!」
斉藤「頼もう!社長、今日は話をつけに来ました、取り次ぎを!」
富沢「お助け下さ〜い、しゃ〜ちょ〜お〜!」

社長「……ん、来たか。霧子君、頼む」
霧子「はい社長。しかし相変わらず騒がしいですね」

社長「……前もって理沙子君から大体の話は聞いているんだが
   直接の資本提携となると、色々とね……。あ霧子君、お茶を」
斉藤「そんな!私……いえ私達を、見捨てると!そう言うんですか!」
霧子「そうは言いません。でもここであなた達を助けるとなると……
   あ、そうそうお茶でしたね」
社長「数件、同様の案件が来ていてね。こちらとしてもさすがに
   全てに応じろ、と言うのは無理な話だ。んー、ソコでね……
   ある条件を、出すことに、したんだが……」
富沢(……助ける気はあるみたいだけど、何を要求してくる気かしら)
   
0319名無しくん、、、好きです。。。
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2020/08/28(金) 20:31:18.47ID:UyDiAchu
斉藤「…………くっ、わかりました!もう、私とて子供ではありません!」
社長「…なんだ?斉藤、何をしている?」
斉藤「たとえ女として、耐え難い辱しめを受けることになろうとも!
   想像だにしない心身への苦痛を味わう事になろうとも!ふんっ!
   団体のためなら覚悟している!さあ掛かってくるがいい社長!」
永原「……あのー、斉藤さん?」
富沢(……突然上着脱いでTシャツ大の字、目を瞑りナニやらぶつぶつ……
   なんの覚悟よ、一体……)
社長「斉藤、どうやら君はなにか誤解をしているようだが……
   まず、取り敢えず起きろ。そして上着を着ようか、うん」

霧子「社長、お茶が入り……斉藤さん?社長、一体何を要求したんです?」
斉藤「止めないでくれ!これはこの私、斉藤彰子の女の花道、修羅の道!
   たとえこの体にかけても、この交渉は……!」
霧子「………………し ゃ ち ょ う ?」
社長「……違うからね霧子君。とにかく早まった真似はよしたまえ
   自暴自棄になった選手を救う気は、僕にはないからね?」
斉藤「……私が目的ではない?なら、何で……」
永原「……なにやってんの斉藤さん。ほらもう早く立って立って」
富沢(……一人で突っ走り過ぎでしょ、斉藤さん)
0320名無しくん、、、好きです。。。
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2020/08/28(金) 21:03:46.83ID:UyDiAchu
永原「おほん!で、条件ってなに、社長?」
社長「……ずばり、モラルの高さだ。コレで決めたいと思う」
富沢「……モラル、ですか?そういえばそんなのがあったような……」

斉藤「しかし……どうやってそれを?」
社長「霧子君、頼む」
霧子「はい。ではこの井上霧子専用デバイスでポチッと……」
永原(いや、今時ポチッとって……)
富沢(霧子さんって、所々のセンスが完全に昭和よね……)
斉藤(……99年、ずっと年を取らないというのは本当なのか?)

霧子「……出ました。一番モラルが高いのは永原ちづる、6·4ですね
   ちなみに10段階評価です」
永原「おお!さすがあたし!」
霧子「次いで……斉藤彰子、4·9ですね。やや低いでしょうか」
斉藤「な……!そんな!私が永原より低いなんて!」
霧子「いえ、むしろ順当かと思いますが」
社長(……まぁ、いきなりあんな行動したりしてれば無理もないか)

富沢「ちょっと!あたしは?あたし!」
  
0321名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2020/08/28(金) 21:55:37.74ID:UyDiAchu
霧子「失礼、再計測します……。永原ちづる6.4、斉藤彰子4.9
   富沢礼子……2.7。ぶっちぎりで低いですね」
富沢「ええ〜!?なんでよ!なんで〜!」
斉藤「まぁ……日頃から愚痴が多いからな、お前は」
永原「お金が絡むと人が変わるしね、レイちゃん……」
富沢「何よ何よ!人よりちょっとお金にシビアなだけじゃない!
   浪費家よりは遥かにマシでしょ!芸能関係でどれだけ!
   団体に貢献してきたと!思ってんのー!」
霧子「残念ですが富沢さん、数字はウソを付きませんので…悪しからず」

社長「……三人合わせて平均以下。これでは信用するには…
永原「もう一度!ワンモアトライ!お願いします!コレこの通り!
   頭を、地に伏せ、お願いしまーす!」
斉藤「永原、お前……」
霧子「なんという深々とした土下座……。社長?どうしますか?」

社長「……よし。5日後迄に、要請のあった団体の全選手のモラルを計測し
   平均値が一番高い団体を信用して、支援する事としよう」
霧子「抜き打ちで?」
社長「無論だ。あれこれ対策してくるかもしれないからね」
霧子「了解しました、社長。残る全霧子に出動要請を出します」

永原(……今さらっとスゴいこと言ったよね?)
富沢(何者?というか、一体ナニでできてるの、霧子さんって……)
0322名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2020/09/05(土) 20:01:26.53ID:VeafaL3/
……そうして1週間ほどが経過したが、いまだ結果報告はないまま
永原たちは次第に焦りを覚え始め……

永原「……遅い!というかあたしたちの所に調査来てないよね」
斉藤「いや待て、この前来た回覧板のおばちゃんがそうなのでは?」
富沢「……ひょっとして、昨日来た通販のおじさんが!?
   いや、でも特に怪しいところはなかったし……」
理沙子「モラルの抜き打ち調査というのも中々厄介な方法ね……
    ……あと、会社の会計で私的なモノを買わないように、富沢」

越後「……騙されたな、永原」
永原「……え!?い、いや、でもまさかそんなはずは……」
神田「いいえ永原先輩。あの社長はやはり口先だけの人物だったんです
   これ以上私達の脅威となる前に、然るべき速やかな加工処理を……」

美沙「……静かに!今道場の窓の外からかなり怪しい視線を感じたのです」
越後「なに、ついに来たか!?」
永原(……静かに!皆気付かないふりをして。それで!ここぞとばかりに
   即座に、少しでもモラル値の上昇を!)

越後(というか、モラルってどうやって上げたらいいんだ…)
金井(いきなり言われても……ねぇ)
神田(そもそも今現在、私達がどのくらいなのかわからないと……)  
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2020/09/05(土) 20:44:14.74ID:VeafaL3/
??「はーいそこまで、そこまで!回りのものには手を触れないで!
   大人しく計測させて下さいね」
永原「え、あれ、霧子さん!?あ、でも、ネクタイが緑だ」
霧子「皆さんお初に御目にかかります。霧子グリーン、略してKG!
   あなたたちから見れば、4番目の井上霧子といったところですね
   早速ですが……少し困った事になりまして」
理沙子「……と言うと、何か問題でも?」
霧子「あなたたち以外にも市ヶ谷さんのJWIと上原さんのネオ太平洋女子
   支援の要望のあった双方の選手のモラル値を測ったんですが……」
永原「……平均割れしちゃったんだ」

霧子「察しが良いですね。その通りです。どちらも平均を上回る程の
   値は出ませんでした……残念ながら」
富沢「……まぁ市ヶ谷さんと南さんの2トップじゃそうなるよね」
金井「でも上原さんの団体は意外……だね」
霧子「この世相で、一部の選手がだいぶやさぐれていまして……
   その状態がもろにモラルに反映された形ですね」

理沙子「今日子や掘でも、モラルの差を埋めきれなかったのね……」
斉藤「……やはりどこも同じ様なものか」


永原……
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2020/09/06(日) 20:05:57.92ID:HZDllVfX
越後「……で、モラル計測というのはどうやって?」
霧子「ふふふ、では取りい出したるこの井上霧子専用スカウトデバイス
   これを駆使すればあら不思議、あなたたちのモラル値が
   あっという間に……出まし……」
理沙子「……どうしたのかしら?何かトラブルでも?」

霧子「いえ少し…意外な数値が出たもので。では佐久間理沙子選手
   モラル値……8.1。さすがに高いですね」
理沙子「あら?前より少し下がってるわね。気を付けないと」
斉藤「10段階の8……なんという高さだ。しかもこれで下がってるなんて」
金井「何だか幸先良いね!」

霧子「では次……金井美加選手、モラル値6.7。意外な程の健闘ぶりです」
富沢「え、嘘!?なによその数値!」
金井「ふふ〜ん、これでも最近はヒンコーホーセーにしてたんだもん」
美沙「まぁ先輩は痩せても枯れても善玉ベビーフェイスなのでこれで
   数値真っ黒だったら目も当てられないのですつまりここまでは
   予定通り問題はこの先なのです」

霧子「では……永原ちづる6.3、富沢礼子3.0。少しだけ変化してますね」
永原「ふ〜、何とかキープした」
富沢「……ま、まぁ前より上がってるから良し!」
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2020/09/06(日) 20:26:01.04ID:HZDllVfX
越後「では次は私か!さあ計測してもらおう!」
神田「やけに自信ありますね、越後先輩」
越後「当たり前だ!レッスルの風紀の元締めたるこの越後しのぶ
   この程度は軽く……どうした?」
霧子「えー、越後しのぶ選手、モラル値4.1。普通に低いですね」

越後「……なん、だと……!?そんな馬鹿な!有り得ない!
   ウソだ、おかしい!こんなことは許されない!許されていいはずが
   ……うわぁぁぁぁぁ!!!!!」
斉藤「……さっきまでの威勢はどうした越後」
富沢(……見事に足引っ張ってるわね、越後さん)
永原(何気に強気から来るやらかしも多いしね、越後さん……)

霧子「さあ楽しくなってきましたね。では天神美沙さん…………
   あの、じっとしててくれます?」
美沙「マズいのです美沙はこの中で誰より己を知っているのです
   それはもう熟知に熟知を重ねスッケスケになるほど自身を
   見通してきたのです私のモラル値が2以下を叩き出すのは
   明らかな見通しこれはなんとか少しでも」
金井「……天神〜、心の呟き、思いっきり声に出してるからね?」

霧子「……スゴい予測ですね。モラル値1.9。ドンピシャリというやつです」
理沙子「……嬉しくない予知能力ね。これも魔力とか魔法とかかしら」

 
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2020/09/06(日) 20:55:35.93ID:HZDllVfX
美沙「うう……そもそも美沙は魔女なのでモラルなんぞというものとは
   元々無縁であるのと同時に実にけったくそ悪いシロモノなのです
   よって美沙は悪くないのですモラルがみんな悪いのです」
永原「はいはい言い訳はいいから。そもそも天神のモラルに関しては
   もうみんな最初から諦めてたろうし」
斉藤「……しかしこれで余裕が無くなったか。霧子グリーンさん、次を!」

霧子「……その呼び方やめてもらえます?では次は…神田幸子……
   これ、サチコかユキコかどっちですか?」
神田「サチコです……昭和な名前でどうも。この名前のおかげで
   歌でよく囃し立てられたりもしましたが、なにか?」
霧子「(……う、古傷に障ったみたいね)で、では早速…………
   出ました、神田幸子、モラル値4.2。遂に平均を下回りましたね」
神田「……く、高くはないだろうとわかってはいたが」
富沢「…ちょっとどうすんの!?マズいわよこれ!あたしたちって
   思った以上にアレだったとか……」
金井「……主にレイちゃんと天神のせいだけどね」

永原(確かにマズい!残る斉藤さんは、確か5を下回っていたハズ…
   このままでは、希望が、望みが絶たれる……確実に!)
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2020/09/06(日) 21:40:16.13ID:HZDllVfX
霧子「ではいよいよ最後、斉藤彰子選手ですが……よろしいですか」
富沢(……終わったわ。確か斉藤さんの以前に測ったモラル値は4.9…
   どうあがいても平均を下回る……!死ぬわ、私達……)
金井(レイちゃんのあの様子……もうダメかも……)
越後(……なんということだ!この私が団体の足枷になるなんて
   さらば、今までお世話になった皆々様がた……)

霧子「……斉藤彰子、モラル値……6.0。と、いうことは……
   はい、ギリギリで平均をクリアしましたね。この時点で
   あなたたちは勝利……ということになるのでしょうか」
富沢「…………へ?」
金井「助かったの?あたしたち?」
霧子「前回よりモラル値が1以上もアップ……何があったんでしょうか」
永原「まさか……そんな!あの斉藤さんが……一体どうして!」
斉藤「…つい先日までの私は、未熟な女だった!彼を都合のいい恋人候補
   そんな風に捉えていた時期が確かにあった!果ては空手を
   成り上がりの手段にしようとし、天秤にかけようとすら!」
神田(……先輩。そんなこと考えてたんですか)
越後(……上昇思考の私でも、そこまで酷くはないぞ)
斉藤「……私の頭は何時の頃からか、お花畑状態になっていた!
   脇目も振らず!ただ自らの欲するモノの為に突っ走る!
   それが、正しいことだと信じていた、それが!知らず知らず!
   私の信念を、モラルを!空手魂を!ごりごりと削り取っていた……」
永原(……だからあの時は、モラルが下がりきった状態だったんだ)
斉藤「……あの人はそれを知っていながら、嫌味を装ってでも
   その事に気付かせてくれた。なんという……!」
理沙子「……自ら過ちを正せた、と言うのなら…それはあなたの実力
    誰から借りた力でもない、あなた自身のね」
霧子「人は嘘を付きますが、数値は嘘を付きません。そしてこの数値も
   貴女の心の、単なる目安にすぎません。これからも精進して下さい
   空手人・斉藤彰子として、ね」
斉藤「……押忍!今、この二文字の真の意味を……見た気が、します!」
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2020/09/06(日) 22:09:40.52ID:HZDllVfX
金井「ふー、何はともあれ助かったあ〜」
越後「……今回のことで、私はつくづく精神的未熟を思い知った!
   皆さん、皆の衆、皆々様!本当に申し訳ない!」
富沢「やめてよもぉ〜、越後さん。その声で謝られてもさあ〜」
永原「確かに、調子狂うかも」
越後「……声は関係ないだろ、声は!」

理沙子「あの……霧子さん?参考までに聞いておきたいのだけれど」
霧子「……なんでしょう?」
理沙子「モラルが下がりきって最低になった場合、どうなるのかしら?
    少し気になったものだから」
霧子「……聞きたいですか?聞いたら後悔することになるかも」
越後「……是非!お願いします」

霧子「そうですねえ……あくまでもこれはほんの一例なのですが
   なんちゃらの波動に目覚めたり、デビル因子が活性化したり
   叫び声がカーカカカとか、ケーケケケになったり……」
富沢「完全に悪魔化してるじゃない、それ……」
美沙「美沙は寧ろ望むところだと言わせてもらうのです」
越後「……望むなバカ者」

永原「それで他には、他には?」
霧子「……そうですねえ。やたら攻撃的になったり突然人が変わったように
   笑いながら暴れだしたり……。妖怪や鬼の類と化した人もいるとか」
斉藤「……想像するだに恐ろしいな」
富沢(……鬼と化した斉藤さんとか、容易に想像できるわね)
永原(そう言えば、吉原先輩とか祐希子先輩とかも合宿の時……
   …………うん、考えないようにしよう)
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2020/09/26(土) 16:09:10.36ID:npuklUA1
理沙子「それにしても……霧子さん?貴女、いえ……彼、
    社長っていったい何者なのかしら?」
霧子「何ですか突然藪から棒に」
理沙子「あの人…協力関係にある私達にも、時折理解できない行動を
    取ったりするのが気にかかります。となれば
    警戒心を抱くのは当然だと思うのだけれど?」
金井「……確かに!気になる!」
富沢(……もしかして、あの社長……)

霧子「……そうですね。社長と私は言わば……貴女達天使を
   神に代わり導き鍛える、そう、かの……」
越後「……なんのことだ?一体何を言ってるんだあなたは!」
斉藤「我々を脳筋集団だからと侮るな!……もっと解りやすく
   話してくれるとありがたい!」

永原「……地獄、とか魔界よりの使者……とか?」
霧子「……永原さん。やはりあなたは相当に成長しましたね
   以前のような落ち着きの無さや無鉄砲さを抑えることが
   キチンとできています。加えてその直感力……」
理沙子「……どうやら当たり、みたいね」
霧子「……さあ、どうでしょうか。仮にそうであったら面白いですね♪」

富沢(……この作者、絶対ソコまで考えてないと思うけど)
金井(あれだよ、深読みのし過ぎだよ!)
美沙(魔界……なんという淫靡なる響き……魔女の心を
  存分にくすぐるに十分たるふふふっふのふーな存在なのです)
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