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レッスルエンジェルス サバイバー 妄想スレ臨時 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しくん、、、好きです。。。@無断転載は禁止
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2017/08/26(土) 09:30:45.36ID:HZPfGuUY
レッスルエンジェルスサバイバーのあれやこれやといった
妄想を書き連ねていくスレです
0361名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/26(土) 00:00:31.49ID:dvCHOuvc
そして二時間が経過……その時はやってきた

永原「何だかんだで美味しかったし楽しかった〜」
富沢「そうね…このスーツを着ていると思い出すわ、あのクリスマスの悲劇を…」
杉山「お前もわかるか、そうか……。最初は色々どうなるかと思ったが
   やってよかったな、うん」
永村「待てぇい!……帰さんよ、このままではなぁ!」
永原「うぇ!?なに!」    富沢「…何!?」
永村「こんな今時中学生でもやらんような平和過ぎるパーティー……
   誰が望んでんだぁ!俺は逢いたかったんだ……女ぁ!」
杉山(コイツ…完全に悪酔いしてやがる)
永村「ああ、邪魔するのか?ならばま…まず、まずお前かりゃあ!
   今日の俺は覚悟がちぎゃう!阿修羅…しゅら…しゅ?すらも
   りょーがした存在……あー……」
杉山「……グッダグダじゃねえかおい」
永村「……何時も何時もそう!イイ時に邪魔してくるなぁこの苛つきぃ!
   正しく、アイ!……だから、倒しゅ!それだ俺の生き……」
杉山「…いやナニ言ってんだお前!言ってることメチャクチャだぞ!
   しかもその黒いライダースーツのカッコで!もうただの変態だろ!」
富沢「…これはイイネタね。来年はこれで決まり!」
杉山「いやお前ふざけんな!腐界にこれ以上手を出すな!拡げるな!
   誤解を拡げるから!シャレにならない領域に入るから!」
永原「うわー、こっち来る!うわー!」
永村「……○リス○、ゴメェーン!!!!!!」

杉山「って!ヤラせはせんよ!そんなデンジャラスなネタぁ!うらっ!」  
0362名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/26(土) 00:53:44.76ID:dvCHOuvc
永原「おお!杉山選手の膝が永村選手の下腹部にヒットぉ!」
富沢「これは……非常時なので反則ではありません!突如として始まった
   乱入試合の勝者は……杉山数友選手です!」
永村「…むうぅ……。今回は………俺の腕が、及ばなかった…までの、こと…
   すまぬ、益荒男よ……お前を、使う、ことが……」
永原「……益荒男?どういう意味?」
杉山「……俺の口からは言えん。富沢、説明しろ」
富沢「え、あたし?あー、つまり益荒男というのは立派な男性を差す言葉で
   こういう場合……えー……」
??「そう……立派な男女でさえ、たとえ子を成した間柄でさえ
   別れる時はほんの数日……下手をすれば、ほんの数分……
   それで、関係は、終わる……。愛とは、いつか別れる定め……」
富沢(うわー、最悪…、いや?むしろベストタイミングで目を覚ました…?)
杉山「…ああ。愛も世間も、ケーキの様に、甘くは、なぁい!
   だがそれでも俺達は!前を向いて進むんだ!なぁ彰子、彰子よ!
斉藤「ええ、その通りだわ、貴方!」

永原「…んぇ!?」  富沢「え、なんて?」  杉山「…うん?」

斉藤「……たまにはこういうのも悪くない。なあ、益荒男くん」
杉山「……お、おう?」
永原(…まさか、途中から起きてたんじゃ)
富沢(……いいところ完全に持っていかれたわね)
0363名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/26(土) 01:36:05.74ID:dvCHOuvc
斉藤「さて……益荒男くん。私は帰りたいがこのスーツ姿じゃ無理だ
   脱ぎたいがどうにも勝手がわからない」
杉山「…うむ」
斉藤「脱ぐのを手伝え!二度は言わないぞ!」
杉山「……ああ!おう、手伝う、うん」
斉藤「……じろじろ見るな!黙ってやる……ってお前ら!
   なにニヤニヤしてる!永原、車を……」

永原「むぷぷ……♪じゃあこれで失礼しまーす!」
富沢「試合開始は大晦日の17時ジャスト!忘れないで下さいねー」
斉藤「お、おい…お前ら!」
杉山(……ふっ、バカ共が……。要らん気を利かせやが……ん?)

永村「おれ……俺を、一人に、しないで、くれ…………頼むよ………」
杉山「……ハイ、ブー!色々アウトだ、それは!もっかい出直し!」
永村「……………無、念」
杉山(……イヤ、でもちょっと似てたな)
斉藤「……いや待て、永原!富沢!……私は、どうなるんだー!」


*この文章はフィクション及び個人の非常に身勝手な妄想の羅列であり
 実在の人物・団体・事象・作品に(あんまり)関わりはありません


つづく 
0364名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/30(水) 19:10:43.25ID:8PyMHJgg
年末最大の闘い(前編)

大晦日にビッグマッチを開催する運びとなったレッスル軍団
しかし前日から早くも……

アナ「さあ処々の事情により早くも始まる大晦日だよWA・第一試合!
   キューティー金井vs小縞聡美!Jr勢同士のぶつかり合いだ!
   早くも5分が経過、小縞がペースを握りつつあるか?」
来島「小縞も今やキャリアは十分!金井にも引けは取らないでしょう」
吉原「でもハイペースな仕掛けが気にはなりますね……。金井選手は
   ああ見えて中々の曲者。切り返しを狙う場合も……」
アナ「おっと言った側から金井!スモールパッケージ・首固め!
   小縞をフォールにかかる!しかし小縞…返した、カウント2!
   やはり金井、油断も隙もないというところであります!」

吉原「……ところで来島選手、その格好は?随分とハワイアン調の
   カラフル〜な出で立ちですが…」
来島「ああええ、来年は海外に修行がてらコーチ指導の経験を積みたいと…
   目指せグレートコーチ!GCK!の為の準備……というか」
吉原「まぁ、来年は落ち着いてくれると良いですね〜。でも……試合は
   ここから動きそうですが」
アナ「え……あっと小縞仕掛ける!フライングのエルボーで強襲!
   更にダウンした金井に、すかさず……エルボーで追い打ち!
   組まれる前に決めにかかる算段か!」 
0365名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/30(水) 19:58:04.59ID:8PyMHJgg
金井「……させるかーっ!」
アナ「金井すかさずフライングのネックブリーカー!返した!
   そして得意の、ノーザンライトスープレックス!決まるか?
   いや返した!小縞返しました!カウント2.8!」
来島「……まだまだ、ここからだね」
アナ「金井、すかさず組み合う!……が小縞、胸元にヘッドバット!
   流れる様にコジマカッター!金井、顎をしたたかに打った!」
小縞「……オーダー、入ります!」

アナ「小縞フィニッシュ宣言!金井を抱えあげパワースラム!
   いやまだだ、さらに肩に担ぎ上げデスバレー・ボム!
   新技、ラスト・オーダーここに炸裂!」
吉原「軽量級ならではの軽業ですね。これは…決まったかな?」
アナ「決まった!決まりました!カウント3!小縞、金井超え!
   見事勝利を収めました!」
0366名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/30(水) 20:53:56.19ID:8PyMHJgg
アナ「さあ…………続いては第二試合、菊池理宇vs神田幸子!
   奇しくも、恐怖の緑髪対決となったこの一戦……
   どちらが勝っても新たな伝説が生まれそうだ!」
菊池「こらー!他所の妙なジンクスを持ち込むなー!」
神田(…甘い!もらった!)

アナ「ああっと神田ゴングと同時に奇襲!間合いを詰めて
   菊池に掌打ラッシュの雨霰!」
菊池(マズイ…回転が早すぎて…………くっ、ならば!)

アナ「菊池防戦一方!序盤から苦しい展開!コーナーを背にして
   ガード一辺倒、亀状態!このままでは……」
来島「いや、よく見て下さい……。急所は的確にガードしています」
吉原「攻撃を正面に限定している……どうして中々計算された行動です」
アナ「…菊池、反撃に出る!中段気味のミサイルキック!
   神田たまらず後ろに下がる!仕切り直しを試みるか!」
0367名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/30(水) 21:22:50.31ID:8PyMHJgg
菊池(……やっぱりそうだ!神田は……蹴り技に弱い!なら!)
神田(…………!?なんだ、この構えは!)
アナ「ああーっとこれは!菊池、突然マットに寝転がった!
   そして低い姿勢からキックまたキック!神田、たまらず避ける!」

来島「む、これは……伝説のアリキック!」
吉原「そしてあの構え……現代では高○陣と呼ばれる鉄壁の構え!」
アナ「そうなんですか!でもあれでは、まるで……」
来島「……そう、あらゆる構えに完璧が無いように、高○陣にも
   唯一無二の欠陥があります。それは……カッコ悪い!」
吉原「それはまるで……玩具を買って貰えず駄々をこねる子供のごとく!
   地に伏せ相手を挑発し隙有らばチョコンと蹴りを放つその様は……
   ただひたすらに見映えが悪い!以降プロが次々その使用を躊躇った
   伝説の闘技……え?あれは……」

菊池「……もらった!はぁっ!」
アナ「菊池、寝た状態から低空ミサイルキック!神田、体勢を崩す!
   更に菊池、ヘッドスプリング式のドロップキック!神田
   顔に受けたか!完全に戸惑っています!」
0368名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/30(水) 21:48:31.93ID:8PyMHJgg
菊池(……高○陣の欠点は私だって知ってる!ならこうすれば!)
アナ「菊池、今度はクラウチング!ロケットスタートの構えか!」
神田(……くっ!これではパンチが!有効打が……)

吉原「低い姿勢からテイクダウン、或いは飛び技の二択……
   陸上上がりの菊池選手ならではのアイディアと言えますね」
アナ「菊池、フライングニールキック!神田、死角からの蹴りに翻弄される!
   あっと菊池腕を取る!神田、崩れながらもパンチで応戦!」
来島「……寝転んだ時点で、勝負ありかな」

アナ「あっと菊池、瞬時に狙いを腕から足へ!裏膝からの……STF!
   神田、逃れられるか……苦しい、苦しい!」
吉原「……ボクサー上がりの神田では、対処のしようもないですかね」

アナ「……ギブアップ!ギブアップが宣告されました!勝者、菊池理宇!
   緑髪伝説対決は見事、菊池選手が制しました!」
菊池「だからー!緑髪はデンジャラスでもなんでもないってば!
   ただのウワサだから、根も葉もないサブカル都市伝説だから!
   圧倒的風評被害を被るからー!やめてー!」
アナ「あっと菊池、ナニやらまだ必死に訴えている!ウワサは本当なのかぁ?」
吉原「……怖いですね、緑髪って」

つづく
0369名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/31(木) 14:54:45.24ID:dJIw3rSz
年末最大の闘い(後編)

アナ「…さて、第三試合を開始する前に…皆様に残念なニュースを
   お知らせしなければなりません」
来島「…遂に1000人越えましたか」
アナ「……そして新咲祐希子選手、アウツ!先日体調不良を訴え
   検査したところ、疑いありとのことです!……よって!
   規定により第四試合が急遽中止となる事態になりました!」
吉原「……この御時世、すんなり行かないとは思っていましたが……
   祐希子選手もどえらいモノをお持ち帰りしてしまいましたね」

そして選手控え室では……

南「……やっぱりね、こうなるとは思ってた。あんだけ派手に
  どんちゃん騒ぎしていれば、ならない方がおかしいわ」
龍子「……おーい二人とも、悪いがアップを早めてくれ。
   知っているとは思うが、祐希子が……」
斉藤「…聞きましたよさっき。病院に担ぎ込まれた際にも嘘だ!と
   必死にわめきたてていたとか、しきりに全身を掻いていたとか
   一部未確認情報も……」
南「……合併症の疑いもあるわね、これは」
龍子「……なんにせよ後の二試合、なんとしてもやり遂げなければいけない!
   というわけで、消毒!受けよ必殺、アルコールスプレー!」
南「……わっぷ!……ちょっと、ずぶ濡れなんですけど!」
斉藤「年末にアルコールまみれ……。だがこの程度!もう私は
   多少の変事にはへこたれない!さあ、やるぞ!あと女王!
   女王といえども、部屋の外から入って来たのなら消毒を!」
龍子「う……。わかった、やるよ!やればいいんだろ!…へっくし!」
0370名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/31(木) 15:18:12.36ID:dJIw3rSz
アナ「……さあ波乱だらけの大晦日だよWA、第三試合!注目のカード
   斉藤彰子vs南利美!バチバチの打撃戦となるのか、それとも!」
吉原「尚、試合が流れたためにゲスト解説には来島選手に代わりまして
   武藤めぐみ選手が来ています。武藤選手、この試合どう見ます?」
武藤「……寝技なら断然南選手の有利、になるのでしょうが……
   南選手の気性からいって、打撃戦で打ち合う構えになる……と
   それでも、早い決着になるとは思いますが」

アナ「……さあ南選手入場!続いて斉藤選手も入場、リングイン!
   そして、慌ただしくゴングが鳴る!おーっと両者、一気に間を詰め
   打ち合う!互いにローキック、掌打で間合いを取り……
   あっと斉藤ミドル!南すかさずミドル返し!」
吉原「……これは、確かに早い決着かもしれませんねこの試合」
アナ「これは武藤選手の指摘ズバリか!お互い早くも腕に赤い腫れが!
   どちらが先に致命の一打を打ち込むのか!」

斉藤(……この勝負、守ったら負ける!攻めろ!)
南(……来るわね!見た目は派手だけど、捌く!)
アナ「早くも出た!斉藤奥義・飛燕脚!しかし南、ローキック以外の
   ハイ・ミドルの四発は悉くブロック!凌いだか!」
吉原「…やや仕掛けが早すぎました、かね。斉藤選手」

南(……ふ。私は、立ち技でも十分に闘える!)
   
   
0371名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/31(木) 15:48:33.31ID:dJIw3rSz
アナ「南選手、関節を狙っている?フェイントを織り混ぜ懐に入る構えか?」
吉原「いえ、たぶん……」    武藤「……やる気ね、これは」

南(……よし、ここ!もらった!)
アナ「あっとぉ!南、ジャンピングハイ!滅多に飛ばない南選手が
   これは珍しい!斉藤よろける!南、更に膝ぁ!膝の連打!」
武藤「…斉藤選手、完全に読みを外されましたね。でも南選手も
   こうまでバトルスタイルを変えてくるとは……」
アナ「おーっと決まったぁ!南、必殺のバズソーキック、更に踵落とし!
   蹴りで十字の軌跡を描く、サザンクロスショット!……あっと
   斉藤、前のめり!効いたか?効いているか!」
吉原(……やったわね、これは)   武藤(やってしまいましたね)

アナ「南トドメか!ここぞの時に見せるパイル・ドライバー!フォール!
   ……カウント、3!決まった、決まりました!僅か6分54秒!
   南利美選手の勝利!決まるのは一瞬でした!……斉藤選手、立てない!
   どうやら失神しているのか?ピクリとも動きま……吉原さん?」

吉原(はぁ……うっかりの南、未だ健在といったところかしら)
武藤(……蹴りが綺麗に頭に入りましたし。何とか体裁は整えた…感じですね)

南(……何よ、解説の二人…その目は!良いのよ、最終的に勝てば!)
0372名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/31(木) 17:34:00.65ID:dJIw3rSz
アナ「……さて本日残すところあと一試合!ついに来た!
   レッスル開闢以来脈々と受け継がれてきた白と赤の対決!
   エースvsエース!白が呑み込むのか?赤が一点を突くのか?
   パンサー理沙子vsブレード上原!いよいよ始まります!」
武藤「…ここからは現女王、サンダー龍子選手も解説に加わります
   女王、この対決の見所は?」
龍子「…この二人に限り、腕の比べ合いとかこれ迄の健闘の称え合いとか
   そんな生っちょろい展開を期待してはいけないです、はい」
吉原「因縁に次ぐ因縁……私達の間にあるのは、愛も憎しみも超え
   最早宿命と言っても差し支えありません」
龍子「…ん、この試合のみ、特別レフェリーが試合を裁くようですか
   えー、エンジェル、ホワイト?ああ結
武藤「……女王、彼女はエンジェルホワイト。レッスルの危機に現れる
   謎の覆面天使です。いいレフェリングを期待したいですね」 
アナ「特別レフェリーまで導入する……どうやらこれは死闘の予感!
   ……さて、いよいよゴング!」

AW「両者、リングへ!チェック!」
上原「……とうとう来たな。待ちわびたぞ、この時を!」
理沙子「お互い、若くはないものね……これを逃せばもう本気で
    闘り合う機会は無いかも」
上原「ふ……何を言ってるんだ。生きる限り闘いさ、私達はな!」
AW「両者とも、私語は慎んで!……いいですね。では、ファイト!」
0373名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/31(木) 18:07:47.15ID:dJIw3rSz
アナ「始まりました!世紀の一戦!…まずはお互いリングを一周
   さすがに慎重であります」
上原(…いつか感じたプレッシャー、この緊張感……久しぶりだ!)
理沙子(悪いけど、貴女相手には……ホンキを出すわ)

龍子「……!こりゃ、一雨来るな……」
吉原「……毎回、後先抜きで殴り合いますしね」
アナ「上原からロックアップ……組み合う!理沙子フライングメイヤー!
   すかさずスリーパー!上原ロープに逃れる!」
上原(……私はこんな温い試合をするつもりはない!)
アナ「あっと!上原ブレイクからフロントのハイ!これは珍しい!
   理沙子一旦エスケープ!場外に逃れる構え!」
武藤「場外はパンサー理沙子選手の庭のようなもの。いかに上原選手が
   飛び技の名手といっても、ここは行くかどうか……」
上原(…受けてやろうじゃないか、その勝負!)

アナ「やはり上原飛ぶか!助走を付けて…ノータッチのフライングボディ!
   理沙子食らった!壁に激突!そしてあーっと!上原ストンピング!
   倒れた理沙子めがけて容赦なく踏みつける!」
龍子「……やっぱり、こうなるか」

アナ「ここが道場であることを忘れるような激しい試合展開!
   上原さらにリングサイド、トップロープに飛び乗り……
   いったぁー!場外に捻りを加えたムーンサルトアタック!
   これぞ上原が放つ革命の一撃、レッスル・レボリューション!」
武藤「躊躇なく大技の連発……やはり本気ですね」
0374名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/31(木) 22:05:03.21ID:dJIw3rSz
理沙子「…やったわね!」
アナ「あっとしかし、理沙子反撃!鉄柱に上原を投げ飛ばす!
   叩き付ける!叩き付ける!理沙子容赦ない!」
吉原「…この攻め、余裕がそれほどありませんね。それが証拠に
   頭から叩き付けています。これは強敵相手の時のみ使うパターン」
AW「両者、リングに戻って!早く!」

アナ「ようやくリングに戻る!試合時間15分経過、15分経過!
   しかしややペースダウンか?……え?ええ……はい
   やはり歴戦のベテランも、押し寄せる時代の波には
   もうさすがに勝てないのかぁ?」
吉原「まぁもういい年ですからね、仕方無いですね♪」
理沙子「……誰が、オバサンですかぁ!」

アナ「あっと理沙子、上原の腕を捕らえてアームホイップ!
   さらにそのままアームホイップ!連続!そして裏投げ!
   そして得意技のキャプチュード!上原、ダウン!
   どうしたパンサー理沙子!いきなりキレが増した!」
龍子(……さてはけしかけたな、吉原先輩)

上原(…私だって、底力を出せないわけじゃない!)
アナ「あっとしかし、上原も形相が一変!明らかに目の色が変わった!
   勝負に出るのかぁ?」
0375名無しくん、、、好きです。。。
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2020/12/31(木) 22:50:43.73ID:dJIw3rSz
理沙子(…来るわね!受けて立つ!)
アナ「上原ジャンピングのニーアタック!しかし理沙子これを受け止める!
   そのままニークラッシュ……いやしかし上原三角絞め!
   それを……?理沙子抱えあげパワーボム!そして…足を取り
   アンクルホールドにかかる!」
武藤「…バチバチの戦いの中で消耗した中でも瞬時に行われる
   この高度な切り返し合戦……見事という他ありません」

アナ「上原、反転からのキックでなんとか脱出!距離が生まれる!
   ……両者、同時にダッシュ!……激突ぅ!互いに弾かれ…
   いや離れない!理沙子張る!上原打つ!意地の張り合い!」
龍子「最早、体力は限界……。投げるか、飛ぶか……」

アナ「理沙子仕掛ける!張ってアームロック……いや上原蹴る!
   膝!蹴りはがす!そして……飛び掛かる!これは……!
   上原式の横入りフランケンシュタイナー!琉球の嵐!
   リューキュー・サイクロン炸裂だぁ!」
理沙子「くっ…!」

AW「……3!カウント3!この勝負、ブレード上原選手の勝利とします!」
アナ「決まった!決まりました!レフェリー、19分25秒、フォール勝ちで
   ブレード上原、パンサー理沙子に11度目の勝利!」
吉原「ややカウントが速くなっていた気もしますが……」
龍子「……そも32戦の11勝だから、意外と負け越してますね上原選手」 
0376名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/01/01(金) 00:40:36.70ID:zAMK0/gR
理沙子「レフェリー!少しカウント速くなかったですか?」
AW「…カウントは正確でした!今更、裁定は覆りません!
  負けたからといって負け惜しみは止めてください!」
理沙子「……さっきからその声、どこかで聞き覚えがあるわ
    どうもプ○キ○アっぽい感じの貴女……本当は結城千種でしょ」
AW「……ナニを訳のわからないことを!私の名はエンジェルホワイト!
   ○リ○ュ○とは何の関わりもなく、結城千種でもありません!」
理沙子「嘘を言いなさい!貴女やっぱり結城千種よ!以前私に負けた
    腹いせにカウントを速めた!そうよね!」
武藤「ちょっと待って!レッスルの正義の使者が、そんなセコいこと
   するわけない!ヒステリーよ、ヒステリーだわこれは!」
アナ「…試合は終わりましたが、理沙子選手とレフェリー、解説が
   いまだになにかやり合っています!ゴング鳴ってます!」

永原「……って!主役無視とか、おーい!なにこれ!ねえ!」
龍子「……なんとか試合を成立しただけでも、この際御の字!
   アタシが責任もって、ちゃんと試合組み直すから!」
来島「まぁまぁ永原、お前はもう十分目立ってんだから……ん?」

上原「…リベンジならいつでも受けて立つぞ理沙子!これでまた
   お互い引退できない理由が増えたな、はっはっはっは!」
理沙子「むーっ!次、もう一回!こんなインチキ裁定で負けたまま
    引退なんかして、たまるもんですか!」
永原「……ほんと元気だなー、先輩たち」


…新年明けまして、次回につづく   
0377名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/01/30(土) 16:33:40.43ID:PXd4NZwf
問題児、いや風雲児

いよいよレッスルの希望とも言える待望の新人が加入する事に
しかし、元祖問題児こと三バカ軍団をもってしても
今回は手こずりそうな予感…

越後「……いよいよか」
斉藤「多少クセが強いみたいだが……どんなやつなんだ?」
富沢「まあ見た目は今時のコですよ、見た目だけは」
金井「…レイちゃん、そこはあたしたちも人のこと言えないし」

永原「……さあさあこっちこっち。よーし、では自己紹介をどうぞ!」
北村「………うぃーす、北村リエーゼ17才、ネットアイドルやってたら
   なんやかんやでやらかして干されてこっち来ましたー」
西野「西野虎子、18才!今年高校卒業予定!トラコじゃなくトラネ!
   勢いなら自信あります、ヨロシクお願いしまっす!」
理沙子「はい、こちらこそ宜しくお願いしますね。では、早速…」

神田「では……これから二、三質問をする!まずは、北村!
   ネットアイドルでやらかした…とは、どういうことなのか?」
北村「あーそれ……うっと、あたしご覧の通り美人で?黙っていても
   ♂寄って来るじゃないすか?それで、ガチの奪い合いとか?に
   なっちゃってえ〜。もう泣いて叫んだあたし!止めてって!
   あたしのために争わないでって!ああ可愛いって、ホント、罪!」

永原(……やけに芝居がかったセリフ……台本あるよね、これ)
富沢(文字通り、ネット社会の申し子ね……これは)
金井(ブリッコモ〜ンスタ〜♪)
美沙(……金井先輩は人のこと言えない気がするのです)
0378名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/01/30(土) 17:13:07.48ID:PXd4NZwf
北村「だからあたし決めた!この可愛さは世の中の為に活かすべきって!
   だから皆に画面越しに魔法をかけた!あたしを大好きになるように!
   そしたら……ネットで洗脳商売呼ばわりされた〜!あたしはただ
   この美貌で信者からボロ儲けしたかっただけなのに!」

神田(…………最後の一行で台無しだ……)
斉藤(……多少クセが強いどころじゃないな、これは)
越後(…今すぐ、今すぐにでも竹刀で成敗したい……!が、こいつはまだ!
   世間知らずの○キ、貴重な新人!皆、お前たち、堪えてくれ…!)
美沙(…美沙もドン引く位の自己チューなのですこれには参ったのですよ)

理沙子「……はい、手短かつ懇切丁寧な回答ありがとう。ちづる?」
永原「レイちゃ……いえ富沢選手、面倒を見てあげて!」
富沢「……はーい。そうよね。こっちの管轄よね、キャラ的に……
   美加、天神!二人も手伝ってよね!」
金井「あはは……え〜と、これからよろしく〜」
北村「はーい、よろしくされまーっす♪」

神田「……次、西野!高校で、いわゆる番を張ってたという噂は……」
西野「…あたしはそーいうつもりはありませんでした!でも周りから
   名前のせいかいつの間にか!そう呼ばれていたみたいです!」
永原「……そっか。勘違いされやすいタイプなんだねトラコは」
西野「……!先輩、あたしはトラネ!虎子と書いてトラネ!
   間違わないでもらえますか!人の名前をしれっと間違えるとか
   マジに失礼な話じゃないすか!それとも、あれすか!
   平成生まれのキラキラネームとか心の底でバカにしてんすか!
   初対面で堂々人の親までコケにするとは、一体何様っすか先輩!
   こんな無礼千万卑怯卑劣なのは作者だけで十……」
永原「ってうわ!?あわわ……ちょ、落ち着いて、落ち……」
神田「……ブレイク!ブレイクだ西野!まず……落ち着け!」
永原「あー……びっくりした」
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2021/01/30(土) 18:21:58.13ID:PXd4NZwf
斉藤(…扱いが難しそうなタイプですねこれは)
理沙子(…でも素質的には申し分ないわ。要は育て方次第というところね
    いっそ私が面倒見ようかしら)

北村「…先輩〜、結構詳しいって聞いたんですけど!今期の推しとか…」
富沢「……ほほう、さてはお主……相当イケるクチじゃな?」
北村「いえいえ、諸先輩程では」
富沢「……そうね、今期は○○○○と○○○辺りがいい感じね!
   あと○○○○○ーは宇宙行かなければまだ希望はあるわ!
   別の意味で見逃せないのは○○○○ー○!どこまであの
   カオスクオリティを維持できるか見物ね!」
北村「やっぱり○○○系とか見ないんですね〜。あ、あたしもですけど
   どうも○ロ要素が〜。あれ確実に○○釣りにキテますよね
   それよりまず、ナニが面白いのかちょっとよくわからなくて〜」
富沢「大丈夫!あたしにもわからない!多分、円盤も買わない!
   作品の良し悪しと演者の頑張りはまた別のモノだから、うん!
   本当に、申し訳無い!とは思うけども!」
北村「やっぱり見た人たち、そう思ってるんですね!安心した〜!
   みんな頭がおかしくなってるのかと心配しちゃいましたよ〜
   やっぱり溜めて溜めて一気にド〜ン!ですよね〜!」
富沢「…あなた、まだ若いのにイイ感性を養っているわね!やっと…
   やっと会えたわ!あなたこそ、心の友よ!」

斉藤「……近いぞ、離れろお前ら」
越後「妙な方向で意気投合したなあの二人」
金井「リビド〜モ〜ンスタ〜♪」
美沙(…今の御時世、洒落になっていないのです)
   
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2021/01/31(日) 22:31:55.31ID:lxuPjSUb
永原「……理沙子さん!虎子の指導は、あたしに任せて下さい!」
理沙子「……あら、どうしたの?元・問題児らしからぬ申し出だけど」
永原「……う、だ、だからですよ!皆それぞれ役目が増えてるだろうし
   ここはレッスル団長としての指導力を後輩にも見せておくべきと!」
越後「……確かに、阪口さんも私も、これ以上コーチの負担が増えるのは」
理沙子(確かに、私もレッスル理事としてやるべきことが山積している…
    ならここはひとつ、任せてみるのもアリかしら)

北村(……なんか社長、一瞬ニヤッとしませんでした?)
富沢(…覚えておきなさい。あれは理沙子さんがたまーに出す
   あっ!イイコト思い付いた!のサインだから!要警戒よ!)
理沙子「……イイでしょう。但し責任をもって面倒見るように!
    少しでも問題があれば即座に私が代わるわよ」
永原「……ありがとうございます!」

美沙(……何だか捨て猫拾った時の会話みたいなのです)
越後(日頃から指導している私からしたら、お前たちも動物も大差無い)
美沙(……ひでー言われようなのです)
越後(言われたくないのなら練習をさぼるな、掃除はキチンとしろ!
   プライベートのしくじりを仕事に持ち込むな!いいな!)
富沢(…はーい)

神田「…では、紹介と担当が決まったところで簡素ではありますが
   歓迎会と金井先輩の誕生日会を行います。距離には気をつけて」
  
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2021/01/31(日) 23:20:53.89ID:lxuPjSUb
こうしていつもの誕生日イベントに突入……したはずが

北村「…あー、平和ですね。あたしの周り、ろくなのいなくてー
   ○○で煙草・酒・♂は当たり前、むちゃくちゃでしたよホントに」
金井「……関わりたくないヤツだねそれ」
理沙子(……)
美沙(……あれは、緊急ブロックサイン!先輩たち!)
斉藤「……んー、まあレッスルでもだ、昔はかなーり不心得者がいた…」
金井「……どうして、みんなこっち見るの」
富沢「……冤罪よ、冤罪だわ!」
永原「あたしたちは問題児ではあったけど外道ではないよ、断じて!」
越後「安心しろ。お前らはネタにして笑える分だけマシだ」

神田「……シャレにならないのもあったってことですか?」
理沙子「聞かずともわかるでしょ?今度のお墓参り、一緒に行く?」
斉藤「……理沙子さん、さすがに言い過ぎです。いくら我々でも
   ソコまではやりません。軽く一本叩き折るだけじゃないですか」
永原「そうそう、バキッとベシッとメゴキャッと!」
富沢「で、結局三回折るのよねも〜、あはははは」
北村「……」    虎子「……」   神田「……」

美沙(……やや攻めすぎな気もするのですが)
永原(いいの、最初が肝心だから!新人にナメられたら終わり!それに
   ナニを折るかは言ってないからOK!)
富沢(……なんか、神田も信じこんでるみたいなんだけど)
理沙子(あ、神田にサインを教えるの忘れてた)
永原「…………ズコー!」

期待の新人を観察しつつその底知れぬポテンシャルに期待する
レッスルの風雲児?永原ちづる。新人に押されるな、負けるなちづる!

つづく   
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2021/02/11(木) 22:18:04.75ID:OrP5IfnX
世の中とはソンなもんである

2月に入りあちこちがバタバタし始めているが
新人研修がてら開催された越後の誕生日イベント
その席上で…

越後「…えー、今年も無事……ではないか。業界の行く末も不確かで
   修練不足の質の低いファイトの蔓延りが予想されつつある昨今!
   私はプロレスの質、趣というものを今一度……」
富沢「もー、まーた始まったー。越後さんのお説教タイム」
金井「先ずは素直にお祝いしましょうよ〜」
神田「お話はそれからでも、先輩」
越後「…む、そうか。ではとりあえず、乾杯!」

斉藤「……一時は我々もどうなるかと思ったが」
永原「……大丈夫、ですよね?うち?」
理沙子「スタッフと選手8…いえ10人ね、なんとかやりくりしている
    現状だけど……しのぶ?」
越後「メディア関連の収入で今クールもぎりぎりなんとか…ですね
   富沢!今回だけは有難う!ホントに!」
永原「……レイちゃんって割とスゴいんだね」
富沢「ふふん、今更あたしの重要性に気付くとは……」
美沙「委員会の手伝い賃など実に微々たるもの。しかもお達しによる
   試合日数の削減が地味にきっついのですよ」
理沙子「春先には、なんとか改善したいところね……」

斉藤「……で、あの新人二人はどうしたんだ?呼んでないとか……」
永原「あー、あの二人なら向こうでノビてる。しばらく休ませた方がいいね」
富沢「特に北村?基礎体力無さすぎ。正式入団前お試しメニュー20分で
   へろっとブッ倒れたもん。1時間はもって欲しかったわね」
越後「……私たちみんな、入りたてはあんなもんだったぞ。そう言えるのは
   お前たちが一人前になった証拠だ」
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2021/02/11(木) 23:27:52.51ID:OrP5IfnX
金井「それはもう、苦労しましたから!」
越後「……だがしかし!私から言えばまだ甘い!特に富沢!サボりこそ
   前より減ったが、まーだ練習で手を抜く時がある!練習とは…」
富沢「3日サボったら元に戻る!でしょ!わかってますよ!
   さて、ケーキとお茶、取っといて。あの二人にあげないと」
越後「……そうか。危うく平らげる所だった」
理沙子(……珍しく富沢が気を利かせているわね)
斉藤(人間的にも成長が見られます。いい傾向ですね)

越後「……それにしても最近、方々でファンから妙な突っ込みや野次を受ける
   事が増えたな。特に私は言葉や行動が……」
永原「あー……粗探しっていうか、増えましたねそういうの」
富沢「あるわねー。コスプレ衣装の些細な模様の違いとかね
   指摘してきてくれるのは有難いんだけどー」
斉藤「……前に、キャラが違う!と言われたが……私は私としか」
美沙「そういえば美沙も公式とキャラが違うというなんのこっちゃわからない
   突っ込みを執拗に受けているのですしかしこれはこの作者の
   不出来を訴えると共に一体美沙のナニを知っているのかと
   何処まで魔法と呪いの闇を知っているのかとこの水晶玉に念じて
   対象に然るべき呪術を施した後鍋に入れ事細か……

越後「やらんでいい!というか、何をぶつぶつ言ってるんだお前は」
理沙子「……実行するのは頭の中だけにしておきなさい、天神」
永原(黒魔術の儀式やったけどバレて効果無くなったって、前に……
   まあいいや、黙ってよう。うん)

越後「とにかく!世間の噂や認識ほど浮わついていていい加減なモノはない!
   皆々、振り回されて己を失うことのないように!ないように!」
永原「その通り!でも越後さん……お酒に手を出すなら帰ってからにして!」
越後「……わかっている!少し、試しただけだ!」
富沢(……自分に言い聞かせてるような気もするな〜)
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2021/02/28(日) 19:19:37.53ID:fhpo3cXt
誕生日にも関わらず、危機感を露にする越後…

そして、委員会の査察という名目、で実に久しぶりに新女を訪れる
永原・越後の両名は……

永原「ちわーっす!委員会のお達しで様子を見に来ましたー!」
越後「……なんだ!誰もいないのか!挨拶は!」
永原「なんか心なしか、人の気配が無いような…」

千種「は〜い今……あ、いいところに来た!先輩、助けて〜」
永原「え、なに!どしたの結城……んわっ、ナニコレ!汚なっ!
   道場に平気で器具を放置、そこかしこには埃と飲みこぼし…
   昔だったら確実に全員吊るされてるよ、これ!」
千種「……来島先輩が退団して以来、ずっとこんな感じなんです……
   祐季子先輩も来れなくなって、コーチも次々他所に引き抜かれ
   新人の面倒も道場管理も、私一人じゃどうにもならなくて……」
越後「…かつて私達がいた新女が、この体たらくとは……酷いな
   一体なにをやってたんだ!というか他の選手は!スタッフは!」
千種「途中で帰…というか逃げました……。先輩たち来るから」

越後「…だろうな!居たら確実にしばいてる所だ!レスラー以前に
   女として、人として、色々駄目すぎだろ、これは!」
永原「……スタッフまでとんずらとか、想像以上の事態だねこれ」
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2021/02/28(日) 20:32:45.65ID:fhpo3cXt
越後「結城、悪いがこれは暫く新女は委員会の管理対象団体になるだろう!
   というか、そうする!多少無理矢理にでも!業界の盟主の内実が
   こんな有り様と知れたら、マスコミに何て書かれるか…」
千種「はうぅ…。力足りず申し訳ありません」
永原「…とりあえず!報告の件は後にして今は!道場の掃除!
   先ず器具の片付けから!結城、手伝って!」
千種「…あ、はい!」
越後「どのみち私達だけじゃ手が足りない。応援を……」
永原「……誰かいます?ウチは今手が空いてる人は……」
越後「こういうときに使えるアテがある。今、連絡を……」

暫くして現れたのは……この二人であった

藤島「……練習中に急に呼び出されたと思ったら、やっぱり」
渡辺「はいはいやりますよもう、やればいいんでしょー」
永原「一時間で呼び寄せるとは……さすが越後さん」
越後「正確には63分だが……まあいい。お前たち!以前の脱走未遂の罪を
   清算するイイ機会だ!そして拾ってくれたあの社長の為にも
   かつての学舎をキリキリ掃除!いいな!」
藤島「……それにしても、酷い有り様ね〜」
渡辺「私が新人のころだって、ここまで汚したりはなかったですよ?」
永原「……つまり今の新女は渡辺以下がゴロゴロいると、そういうこと?」
千種「……そういうことですね」
越後「全くぶったるんでるな!これはやはりもう一度レッスルエンジェルの
   なんたるかというものをこの風紀の鬼たる私が……」

永原「あ越後さん、邪魔」
越後「んぐっ!こら永原、後ろからドン尻をかますな!」
藤島「ほらそこ〜、遊ばな〜い」
渡辺「掃除もろくにできないとか新人以下ですか〜、センパ〜イ」   
   
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2021/03/01(月) 21:48:29.77ID:q2ER+aDK
こうして相変わらずてんやわんや状態の新女を(自発的に)掃除した後
永原は次なる査察地・JWIに……

永原「ちわーす!委員会の査察として来ましたー!誰かい……
南「待ってたわよ。はいこっち、今みんな練習で忙しいけど見る?」
越後「それはもう。ところで代表者……市ヶ谷先輩は?」
南「居るわよ。なんなら呼んできましょうか、団長?」
永原「あ、はい、それはこちらから伺い…
市ヶ谷「それには及びませんわ!長らくぶっ倒れていた事は誠に不覚
    なれどもこの市ヶ谷麗華、この程度で潰れる女ではございません!」
永原「あ……市ヶ谷さん!相変わらず、元気そうで!」
南「正直、元気過ぎて怖いくらいよ」
越後「では私は道場の様子を見てくる。永原、そっちは……頼む」
永原「うぇ!?あ、ちょっと……越後さん!」
南「さあさあ団長、こっちで詳しい話を……」
市ヶ谷「来たるべき新しいレッスルの時代に際し、意見交換すると共に…」
永原(ああ、めんどくさくなりそう……)

市ヶ谷「レッスル委員会もようやく機能するようになったは良いものの…
    人手不足は未だ深刻!そうですわね!」
永原「うー…まあそれは」
南「…で、話というのは!ズバリ!」
市ヶ谷「選手からの理事が実質理沙子先輩一人というのはやはり
    何かあったときに不安!ソコで!ワタクシたちも!
    あの女をぶっ潰……ではなく!女王の暴走という事態を
    未然に防ぐ為にも!」
永原「えー……つまりいいポスト欲しいな〜、と?」
南「…話が早くて助かるわ。正直、委員なんて外部の人だってなれるし
  あなたたちだけに任せっきりというのも、ね?」
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2021/03/01(月) 22:22:42.92ID:q2ER+aDK
市ヶ谷「特定派閥のみに役割を割くと、要らぬ誤解も生まれかねない…
    人員問題とバランス問題を解決する一挙両得策と思うのですけれど?」
永原「…まぁ、それはそうです」
南「それとな〜く先輩に話はしておいてくれない、団長?」
永原「…まあ話だけなら。でも……ワイロとかはダメですからね!」
市ヶ谷「無論です。ワタクシは常に美しさに重きを置きます。南?」
南「……わかってるわよ。奇策だけと思われるのもシャクだし」
市ヶ谷「……でこちらの話は終わりましたけど、そちらは?」

永原「…あ!肝心な話をするのを忘れてた!経営とかで今のところ問題は…」
市ヶ谷「問題あると思いまして?どこぞの団体と違いこちらは抜かりありません
    法律から税金、○ーさん対策までそれはもう……」
南「…余計なこと言わなくていいから、代表!あ、これ提出用の資料ね
  何か問題があれば、何時でも……」
永原「あ、はいどうも(大丈夫かなあ、ホントに……)」

越後「……もしもし、聞き取りは終わったか永原?」
永原「あ、はーい。もうすぐ終わりまーす。そっちはー?」
越後「うん、驚くほど統制が取れている……不思議なことに」
市ヶ谷「オーホホホホ、当たり前です!この市ヶ谷麗華のカリスマぶりを
    甘く見てもらっては困りますわね!」
南「……このリーダーシップと駆け引きは大したものよ、ホントに
  まぁ、好みが激しいのとワガママなのは二人とも似たようなモン…
市ヶ谷「…いちいちあの女を引き合いに出さないで下さいます?南!」

越後(……またややこしくなりそうだ。永原!)
永原「(……了解!)はいどうも、ではこれで失礼しまーす!」
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2021/03/03(水) 21:33:38.26ID:JIsUqIer
こうして各団体の様子を調査し、無事役目を果たした永原たち
そして今日は3月3日、雛祭り……

永原「ちわーす!レッスル団長として新咲祐希子先輩のお見舞いに……」
祐希子「……やかましぃ!もう治ってるから!て言うか軽かったから!
    もーみんな腫れ物に触るみたいなそういうのさー、ほんとやめて」
永原「あー、元気そうで何よりです先輩」

富沢「にしても、初めて先輩の自宅にお邪魔しますけど…」
金井「…きったな〜。テーブルに飲み残し置きっぱ、お皿は流しに積みっぱ…」
祐希子「……うーるさい!うっせぇわ!わーってるわよ、そんなこと!
    たださー、かたそうと思うと、うげー……ってなってさ」
永原「うんうんわかるわかるー。溜まったら洗うやつ」
富沢「ついつい、コップ使いまわししちゃうのよねー」
金井「……みんな汚すぎだよ。さすがにこんなにだらしないのは…」
祐希子「何言ってんのよ、この程度は独身あるあるでしょ、ね?
    さあさあ座って。あ、そこ……退けちゃってそれ」
富沢「…いや、あの、これ、ゴミをクッション代わりはさすがに…」
金井「…もうだめ!掃除!掃除しましょうよ、先輩!」
祐希子「……うっ!ご、ごほごほ……持病の、癪が……」
富沢(……ったく、この先輩は〜!)

永原「新女道場の次は先輩宅……掃除しっぱなしだなぁ、最近」
金井「先輩の誕生日にお見舞いに来て、なにをやらされてんだろう……」
富沢「…こんな形のプレゼントって、聞いたことないんですけど?」
祐希子「……えー、誠に、申し訳ない……。ごほごほ……」   
0389名無しくん、、、好きです。。。
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2021/03/03(水) 22:47:42.11ID:JIsUqIer
こうして再び清掃作業に勤しむことになった永原たち
ソコにまたあのエンジェル二人が……

市ヶ谷「ハロー。この超絶美形完全無欠王道楽土たる存在、市ヶ谷麗華が
    病弱チャンピオンのお見舞いに参上いたし……
南「…なにこの慌ただしい有り様は。引っ越しでもするつもり?」
永原「あ、南さん?いやその見ての通り、なんというか…」
金井「あまりにも部屋が汚すぎて〜、掃除しないと」

市ヶ谷「オーホホホホ!全く、情けない!掃除すらろくにできないとは
    元祖主人公が聞いて呆れますわ!これでは最早勝ったも…」
祐希子「…なによ!わざわざ自慢をしに来たの!言っとくけど
    かかったのはあんただって一緒じゃない!」
市ヶ谷「んまー!この御時世にわざわざお見舞いに来た心暖かな
    ワタクシたちに対してその様な物言い!全く礼儀知らず!
    やはりこのワタクシには遠く及ばな……」
祐希子「誰が、誰に、及ばない、ですって!やんのね、ヤル気ねこれは!
    いいわよ、やってやるわよ、何時でも、何処でも!」

永原「…相変わらず仲悪いね先輩たち」
金井「いい加減、仲良くしたらいいのにね〜」
富沢「……下手したらあたしたちより進歩してないかも、これ」
南「…よく見なさい富沢。怒りまくってるように見えてもあの二人
  一定の距離は保って言い合っているでしょ?計算された動き……
  あれがあの二人の挨拶みたいなモンだから。それじゃ私たちは…」
永原(ん?南さんが持ってきたあの大きな箱……?)

富沢「成程………美味しい所を頂く……と!」
金井「あ!じゃああたしショートケーキDX!と、プリンモンブラン!」
南「早いもん勝ちよー。それじゃ私は、チーズケーキとベリータルトで」

永原「え、美味しいってそっち!?」
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2021/03/03(水) 23:33:34.44ID:JIsUqIer
市ヶ谷「……全く生意気な!この世界に入ってからというもの
    南に、アナタに、あの女……このワタクシの覇道を阻む者たち!
    フフフ、全く退屈しませんわねぇ!」
祐希子「……それは、同感!ま、先ずは穴を開けた試合を…永原!
    今度こそあたしが勝ちを……ああっ!」

南「……ようやく終わった〜?お先に頂いてるわよ?」
祐希子「…それ、あたしの!あたしの見舞い品!」
富沢「はーんへん、もおはべはっはほんへー」
金井「ずずず……あー、美味しかった!さすがはお高いケーキ!」
永原「ふう……おお!このショートケーキ美味しそ……ん?」

祐希子「……悪い、後輩だあ〜!見舞い品を堂々ガメようなんてぇ〜!
    わ る い や つ だぁ〜!!!!!寄越せ、ケーキぃぃぃー!」
市ヶ谷「…永原?早くそこから退いた方が良くてよ?」
永原「あ……はい!おわっち!」

祐希子「ああ……久し、ぶりの、甘味〜!これ、よ、爽やか甘……!これっ!
    誰が言ったかケーキは別腹!あぁ〜、し や わ せ ぇ 〜」
永原「……なんという速さ!正に疾火!」
南「食べ物が絡んだ時の祐希子はホント怖いわよ?あらゆる意味で」
富沢(てっきり辛党だと思ってたけど……)
金井(……然り気無く紅茶出しておこうっと)
市ヶ谷(……フッ。どうやらこれで少しはいい勝負が出来そうですわね)

ライバルに敢えて塩ならぬ甘味を送る嬢王・市ヶ谷
そしてそれを敢えて?受ける祐希子。その様子をまざまざと
目に焼き付けた?永原……。闘いは、これから?

つづく
    
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2021/03/22(月) 21:32:26.12ID:RW3FX4qu
社長、危うし

現役活動に新人育成、さらにレッスル団長と複数の鞋を履く永原
そして試合の合間を縫っての今日の査察先は……

社長「お、永原君。待っていたよ」
霧子「こちらは至って平和……どこへ行く気ですかそこの二人」
渡辺「……してない!私悪いことなにもしてないから!」
藤島「この前の手伝いで、逃亡未遂はチャラになったハズでしょ〜!」

永原「あ〜もう!チャラになったなんて言ってないですし」
越後「言っておくが……私の目の黒いうちは断じて!裏切りは許さない!
   船か、それとも馬か?どっちに行くつもりだった!ええ?」
藤島「止めてよもう〜。そんなにミーハーじゃないわよ、私!」
渡辺「先輩たちと違って、そんなにお尻軽くないですし〜」
越後「…………誰の、尻が、軽いって!?」
渡辺「そりゃ勿論…………ねえ先輩?」

虎子「……先輩達って、割と周りの信用ないんすね」
北村「まあそうじゃないかな〜、とは思ってたけどぉ〜」
永原「……こら二人とも、他団体に来たらまずは挨拶!」
北村「あっはい、私北村リエーゼ!見ての通り聞いての通りハーフです!
   ウリはやっぱりこの流れるような金髪、ですかね!」
虎子「あたしは西野虎子!虎子と書いてトラネ!よろしくお願いしまっす!」

社長「宜しくトラネ君。……この物怖じしない姿勢、さすが期待の星だ」
霧子「いるところにはいるモノですね〜、こういう気持ちのいいタイプ」
0392名無しくん、、、好きです。。。
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2021/03/22(月) 21:54:46.26ID:RW3FX4qu
越後「…では取り敢えず施設の点検、あとは選手達の状態……は
   まあ大丈夫そうだな、うん」
藤島「ふーんだ、お陰様で!」
越後「……よし、お前ら二人も道場に来い。挨拶がてら
   トレーニングをさせてもらえるよう、許可を貰ってる。社長?」
社長「…うむ。但し一時間位にしてくれ。其までには話も終わってるだろう」
霧子「ではどうぞ、こちらです」

永原「……では、ここからが本題!社長、ズバリ!好みの女性のタイプは?」
社長「……………………ん、うん?」
永原「知ってるんですよ、私たちのこと裏でこっそり監視しておいて!
   理沙子さんや先輩たちもぼやいてましたよ!」
社長「……良くも悪くも、君たちに何かあったら大変なことになる
   他所の選手といえど、気を回すのは当然のことと思うが」
永原「……ほんとぉ?実は誰かお目当てか?いるんじゃないですか〜?
   ストーカーまがいのこととかしてないですよねえ〜?してないなら
   好みのタイプ位は言えますよねえ〜……ねえ〜……」
社長「……なぜそうなるのかが、今一よくわからないが……うん
   髪型とか性格とかで良いのかな?」
永原「いえ、出来るのなら誰が〜までズバッと!ズバッと!」
   
0393名無しくん、、、好きです。。。
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2021/03/22(月) 22:31:23.43ID:RW3FX4qu
社長「…いや、其を言ったら色々問題になるだろ。ましてや君に」
永原「喋らないから!絶対、誰にも、喋らない、でーすーかーら!」
社長「……そんなに目を輝かせていたら、広言すると言ってる様なもんだ
   ……止めた。やはりこれは調査には関係ないことだからね
   答える義務はない」
永原「ええ〜?嘘つき、ケチ、意気地無し!」
社長「…何とでも言ってくれ。要らない波風を立てる気はない」
永原「…鈍感!陰キャ!○○魔!もうこれは○○確定だね、これは!」
社長「……永原、さすがにそれは…○○○○団体が黙ってないぞ」

渡辺「……えっと、何か話し込んでるとこ悪いんですけど〜。その
   永原先輩もいいところで練習に……」
永原「……いいとこに来た渡辺!社長、怪しいところとかない?
   誰かと親しげにしてたとか、チューしてたとか!」
渡辺「……なに言ってんの先輩。あと、なんでそんな中学生みたいな
   無駄に高いテンションなんですか」
永原「だって気になるじゃない!あたしたちの運命的に、あとゲーム的に!」
社長「……相変わらずむちゃくちゃだね君は。ほらほら早く行った
   もう話は終わったから」

渡辺「あ……そう言えば!社長!日頃から私の胸、チラチラ見てるでしょ」
社長「いや、それなりに動くからね。反射的に……」
永原「反射!?反射で女性を狙うの、社長は!」
渡辺「…………え!社長!?いやー!私、狙われてる〜!○される〜!」
社長「いや、あの、君たちね……」
永原「それ以上寄らないで、触らないで!隙有らばスナイピング!
   許されないねこれは!」
渡辺「……解ったわ。私ももうイイ大人!ここは話し合いで解決しましょ!
   今なら特別、10APで許してあげる!」
0394名無しくん、、、好きです。。。
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2021/03/22(月) 23:20:53.73ID:RW3FX4qu
社長(いやそれは普通の……ああもう、言えば言うだけ泥沼……
   これだから……はぁ)

霧子「呼んでも来ないから、一体ナニをしてるのかと思えば…………
   この有り様はなんですか社長。またトラブルですか……はぁ
   あなたという人はつくづく、女性に反発され誤解される宿命の様ですね」
永原「あー霧子さん!霧子さんが甘いから、社長がまた女性狩りを……」
渡辺「いやー!狩られるのはいやー!これは新手の天使狩りよ!」
霧子「……危険な物言いはソコまでにしてください。とにかく…落ち着いて
   あの社長にそんなことできるわけないでしょう?もし彼がその気だったら
   もうとっくに堕とされてますよ。私も、あなたたちも」
永原「…………んー、それも、そうだね!」
渡辺「……あ、練習!そう、練習行きましょう先輩!あ、あと!10AP!」
霧子「はいはい、二人で20APですね。後で用意しますので行って行って」

社長「ん……、いつものことなんだが、うまくいかないモノだね」
霧子「ある意味、よく絶望しないものだと感心しますが」
社長「……互いに理解し合うって、とても難しいね、霧子君」
霧子「当たり前です。だからレッスルには彼女達と、我々が必要なのですから」
社長「……君が居てくれて本当に良かった。ありがとう霧子君」
霧子「……はい」

渡辺「……あー、なんか妙な雰囲気!行くのか?行ってしまうのかぁ!」
永原「……………………怪、しい」
藤島「ちょっと〜、早く練習の続き〜」
虎子「なにしてるんすか先輩!早くお願いしまっす!」
北村「うぇ〜、キツい…………。あーもう無理、むーりぃー……」

永原によって暴かれる秘密……も20APでなんとか守りおおせた社長
彼もまた永原にとって大いなる壁であるのか?それとも?

つづく
0395名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/04/04(日) 19:53:17.79ID:Fj9058DH
男は区分け保存、女は上書き保存と世間ではよく言うが
結局そんなものなのかもと思ってしまう春の雨の日

レッスル再建と女王の座をちょっとずつ意識し始めながらも
日夜奔走する永原
そんなこんなでようやくリベンジの時が来るが……

アナ「さあ4月シリーズの開幕、ようやく実現したタッグマッチ
   龍子・武藤組vs永原・吉原組!今夜のメイン戦ではありますが
   やはり女王サイド有利か!試合開始15分、永原、次第にダメージが
   蓄積してきている模様!」
吉原「……交代よ永原!タッチ!」
永原「そ、そんなこと言っても……ぐえっ!」
武藤「……ここで死合うが10年目、今までの汚名を!」

アナ「駄目だ永原、タッチ出来ず!武藤ここはナイスカット!」
龍子「今まで溜まってた色々なモヤつき、ここで晴らさせて貰うぞ永原!」
永原「んみゅ……うわっ!んむぐっ!」
アナ「決まったぁー!サンダー龍子伝家の宝刀、プラズマサンダーボム
   いつにない高角度式だぁー!」
吉原「くっ……なにやってるの!」
武藤「…………邪魔はさせない!」 

アナ「カウント3!吉原のカットも間に合わず!遺恨戦となったこのカード
   16分54秒、サンダー龍子が永原ちづるを下しましたぁ!」

永原「……うぅ〜、こんなはずじゃあ」
龍子「鈍りすぎだ永原。こっちは今年に入って、女王狙いのでしゃばりを
   次々と返り討ちにしてきてるんだ。数の差が出たな」
武藤「…正直、ガッカリ」
永原「ううう〜、悔しい、くやしい〜!」
   
0396名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/04(日) 20:27:13.72ID:Fj9058DH
吉原「悔しいのはこっちよ!何が悲しくてイイ年して頭にデカリボンした
   少女趣味のツンツンコンビに負けなきゃいけないの!」
龍子「……今の言葉は、聞き捨てならないな先輩!」
武藤「…イイ年して網タイツ着てる人に言われたくないです」
吉原「……どうやら、まだ罵られ足りないらしいわね!」

アナ「ああっと、試合は終わりました!ゴングは鳴っています!
   しかしお互いまだ何か言い合っている様子!………しかし!
   距離はたっぷり5メートル!ある意味クリーンファイトであります!」
永原(……よっぽど気にしてたのかな、三人とも)

龍子「らいたい、こふてゅーむはかんけいあい!ほーだろ!」
吉原「しょっとあにいってるかきかえあいわよ、きてんとはらしなさい」
武藤「……さすがにやめましょう先輩。マスクしましたし」
龍子「……まあいいか。しかしこれで名実共に女王だな!仮免は
   今日で返上だ!」

永原「……はぁ、帰ろう先輩。いつになく興奮しすぎだよ」
吉原「なによあがあら、あらしはこーふんなんかしてないわだいはい
   もとはといえあなか#%/×÷&……」
アナ「えー、最後少し聞き取れませんでしたが…………とにかくこれは
   すごい自信の表れと言うことですね」

永原「ゴメン、みんな……負けちゃった」
富沢「これでわかったでしょ?多少格上に勝った位じゃまーだまだ
   上になんて通用しないって。むしろ大会で準優勝できたのが
   奇跡に近いことなんだから」
金井「まぁ後輩に良いところを見せたかったけど……しょうがないよ」
吉原「なに言ってるの金井!プロのリングで負けていい勝負なんか何一つないわ!
   たとえ誰が相手であっても!そんなことだからあなたたちは……」
富沢(…………先輩近い、近いからホントに!言いたいことはわかるけど!)
0397名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/04(日) 21:02:11.99ID:Fj9058DH
こうして永原は己の実力不足を痛感し、再び練習をし直す事に…
しかしやはりこの季節、何処にでも現れるのが……

杉山「アツい〜、風が〜、天使にはよく〜似合う〜、○○隠して〜
   起ち上〜が〜れ〜、ってかぁ〜!」
永原「……いや、何しに来たの、バグ男二人して」
永村「なぁにぃ〜?花見に決まったろぉがよぉ〜い!いいねいいね
   綺麗なお花が揃ってる〜、どれを摘もうかなぁ〜っとい!」
越後「貴様ら!それ以上立ち入ったら、容赦なく斬る!」
斉藤「……誰が、何を、摘むだと?イイ度胸だなお前たち」
美沙「摘めるモノなら摘んでみやがれなのです刺どころか剣山で
   全身串刺しにしてやるのですよ」
神田「警察を呼ぶまでもない。今すぐ私が殴り倒……く、酒臭い」
杉山「こら暴れんな〜お花さん達。暴れるとなるとだにぁ、オレのこの必殺の
   ブラックホールキャノンが今す〜ぐ暴発し……」
永村「いや、先輩、アレ、どうして戦車だったんすかねえ〜」
杉山「知るか!偉い人に聞けぬははははははっ!うぃっ、ふぅ〜」

永原「……神田、ヤっちゃってこの酔っぱらい」
神田「………………いえ、しかし、なんか、妙なのうつされてもアレですし」
永原「いいから!おかーちゃ…もとい理沙子さんとレイちゃん達が
   新人の寮から戻ってくる前に!早く!」
0398名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/04(日) 21:55:50.33ID:Fj9058DH
神田「……では、くっ、ふんっ!!!!!!」
杉山「ん……いや、うお、いあ、ぶはえおえぇっっっ!」
永村「ぐは…いやここはもっとカッコ良…ぐほ、うごうぇぇぇっ!!!」
美沙「キレーに入ったのです息もつかせぬ内に12発……流石なのですよ」
斉藤「15発だ。まぁ私でなければ見えなかっただろうが」

越後「……死亡、確認!よし、外に放り出せ」
永原「いいの、越後さん?罪とかになるんじゃ……」
美沙「構うこたー無いのですここは放置プレイ一択なのですよ」
越後(……ま、しっかり受け身取って後ろに吹っ飛ぶ死人なら
   ほっといても問題ないか)
神田「私たちの勝ちですね」
斉藤「ああ……?ん、何処かで聞いたような……ま、いいか」

杉山(ちっ……相変わらず手加減なしで打ちこみやがって
   お陰でそこそこイテーじゃあねーか)
永村(この程度でオレのラブルートを粉砕できると思ったら大間違…)
杉山(いやお前足震えてるだろ、キテんじゃねーか効いてんじゃねーか!
   まだまだハンチクな受けだな)
永村(これで呑み直しっすよ〜。あ〜くそこのコンチクショ、っと
   しかしこのお誘い、ナ〜ニがいけなかったんすかね?)
杉山(…5人以上になるから、かな)
永村(あなる、ほど)
杉山(…………いや、変なとこで区切んなお前。ますます疑われるから)
0399名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/04(日) 22:25:36.84ID:Fj9058DH
こうしてまたまたリベンジマッチに負けた酔っぱらい二人は
例の夢のあるお店に……

成瀬「おーあんたらか、距離開け……なんやその顔。今日試合やったっけ」
杉山「るせー、花見に行って蜂に刺されたんだよ」
永村「そーそー、ほんともうブンブン喧しいのってま〜ね」
成瀬「そっか〜、まあ人生そんな日もあるわ。取り敢えず何飲む?」
早瀬「……私達も何だか、このポジションが板についてきましたね」

吉原「どうも〜、誕生日予約取ってた吉は……何あなたたちは」
永村「あーどうもすいません乱入しちゃって。ま、こういう職業なら
   よくあること……ってやつで一つ」
武藤「……はぁ。どうしてこうこの人たちとは……」
杉山「そう言うなよ、誕生日にイイ女二人してさ。ま、呑もうじゃないの
   いわゆる……ん〜、大人の距離って、やつで」
吉原「……洒落たこと言うわね。どっちにも取れる物言いなんて」
武藤「……少しでも近寄ったら延髄に決めますよ」
杉山「……よし、交渉成立だ。物分かりのいい女って、俺は好きだね」
吉原「あら、お褒めに与りまして光栄です♪」

早瀬「……何だか妙な雰囲気ですね、あの二組」
成瀬「あれは因縁有りと見たで〜。これは…………荒れるな!
   葵ちゃん、プランD!要警戒モードで行くで!」
早瀬「……請求予想額も少し多めに設定しておきますね」
0400名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/04(日) 22:55:15.70ID:Fj9058DH
杉山「……それでよぉ〜、相変わらずなんもわかっちゃあいなくてよぉ〜
   この世には、愛が、必要なんだよお〜」
永村「そーです。だからどこかにいい人、居ませんかー!バカヤロー!」
吉原「……何故それを私に聞くのかしら」
永村「いやあのあなたはだーいぶストライクゾーンから外…ふげっ!」
吉原「ソコを振りなさいよ!踏み込みなさいよ!多少のボール球が何!
   恋愛は、結婚は、出産は!常に強引な結果の産物なのよ!わかる!?」
武藤「先輩独身ですけどね〜、はあ、むぅ〜……」
吉原「あなただってそうじゃないの。イイ女がこんなとこで誕生日会、え?
   全く、お互い器用なのはリング上だけとはよく言ったモノね〜」
成瀬(……悪かったな、こじんまりとした店構えで)
早瀬(なんか、みんな悪酔いしてないですか…?)

杉山「わからんかぁ〜、愛だよ、愛!まず今足りないのはさぁ〜!」
永村「そうっす!それが足りてないんす!あと……酒!もう一杯!」
吉原「そうよその通りよ!そしてー、輝ーく、ウルトラソウル!ハイ!」
武藤「…先輩たちうるさい、無茶苦茶。あー、もう!暑い!」

成瀬(ほれ見ぃ。予想した通りなったやんか)
早瀬(……然り気無ーく席を後ろに離しておいて正解でしたね)
0401名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/04(日) 23:40:30.92ID:Fj9058DH
杉山「むー、御馳走様。楽しかった!感動した!ありがとー!」
吉原「……待ちなさいあなたたち。払いは?」
武藤「…どうせ持ってるわけありません。いわゆる典型的な
   鉄砲(無銭飲食)ですよこの人たち」
杉山「…ああ忘れてた。んでいく……うげっ!」
吉原「仕方無いわね〜、ここは私が払うからもう少し付き合いなさい」
永村「う……ありゃ?なに?どういう状況?」
武藤「……先輩、趣味、悪いですね」
吉原「あなたには言われたくないわ。大体女たらしのダメ男を追い掛けては
   酷い目にあってるじゃないの。もっと見る目を……」
武藤「誰彼構わなくなったらそれこそおしまいです……という訳で
   そこの……二人、帰って良し」
杉山「………………お、おう」
永村「あ〜、お会計……うぃ〜、お願いしまーす」
成瀬(ちっ……もう少しグワッと行くかと思ったのになぁ〜!)
永村「あの、お会計……イイのかなこれ?んじゃ、ごっそさんした〜」
早瀬「あ、ちょっと!お会計、お会計〜!払って〜!バカ〜!」
杉山(あのアホ……。結局俺かよ……)

吉原「……武藤。…………私ね、悪い女なの。スゴく」
武藤「ええ知ってます。だからこそ…これ以上自由にはさせません」
吉原「……自由にしたいのよ私はぁぁぁぁぁっっ!!!!!」
武藤「させないって……言ってるでしょ!」
成瀬「まーた取っ組み合いか、ほいマスク。あと……やるなら外でやり!」   

教訓  お酒はルールとマナーを守り 楽しく飲みましょう

つづく
0402名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/15(木) 21:51:16.06ID:rsGTK5VZ
受けは大事

レッスルの女王を何となく目指しながら今日も戦う永原
そんな中、活動を再開し始めたライバルたちも……

永原「六角先輩、宜しくお願いしまーす!」
六角「ん、相変わらず元気だねーお前さんは。まあイイや
   え〜、阪口コーチが研修でしばらく留守にする〜、とかで
   お前らのコーチはあたしが暫くの間臨時コーチとして……」
越後「は……何卒、お手柔らかに」
斉藤「御指導御鞭撻の程、宜しく……」
六角「ハイハイ堅苦しいのは抜き抜き、お前らもこれ以上後輩に
   追い抜かれたくないだろ?さあ始めるよ〜」

虎子「……あれが六角先輩、すか。何だかのべ〜っとした感じ」
北村「なんか、体格のいいフツーのオバサンっぽ〜いね
   だら〜っとしてるしさ〜」
六角「……ん〜、永原?お前のとこってのはまあ〜あれだ
   全く期待を裏切らない面子揃いだねえ。選手としては
   一端でも指導者としてはまだまだ甘いねえ〜。うん」
永原「……き、きょうし……恐縮です!」
北村「あれ、なんかあの人ニコニコしながらこっち来…うげっ!」
六角「…悪いねえ〜。こういうの、あんま好きじゃあないんだけど
   この世界、若手にナメられたら……おしまい!なんでねえ〜」
虎子「……うす!申し訳ありまっせーん!ぶへっ!」
六角「宜しい!いや最近の若手は物分かり良くていいね〜、ホント
   よっし永原、スパーやるぞ!新人、ソコでしっかり見とけよ〜!」
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2021/04/15(木) 22:12:24.71ID:rsGTK5VZ
永原「……ふんっ!とうっ!ていっ!うりゃっ!」
六角「おーし、いい受けだ。レッスルのなんたるかがわかってきたようだね
   師匠としてお姉さんは鼻が高いよ、うん」
富沢(……こっちの担当じゃなくてホント良かった)
金井(と言うか、いつ師匠になったんだろう六角先輩…)
虎子「いやーすごいっす!あれだけ投げられてもピンピンしてるよ先輩」
北村「…あれくらい、あたしでもデキそーな気もすっけど」

六角「…だってさぁ永原?いっちょ見せてやりな!ココを甘く見てると
   一体どういう羽目になるか……ね」
永原「…あれ?先輩がやるんじゃ?」
六角「お前さんの弟子だろーが。お前がやるの!…わかってるだろ?」
永原「……はい。んじゃ北村!上がって!」
北村「よぉーし!いよいよあたしの実りょ……んわっ、ふげっっっ!」

越後「……いきなり決めたか。5、6秒というところか」
斉藤「組んだ瞬間、横に回ってジャーマン…まさに大人と子供の差だ」
北村「……いたーい。首……あー、痛い!あいたぁ〜」
永原「……ろくに受け身もやってなかったら、誰だってそうなるの!
   そんな簡単じゃないから!リングに立つの!」
0404名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/15(木) 22:42:14.74ID:rsGTK5VZ
六角「まぁお前さんみたいの、よくいるんだよ〜。そこら中にね
   あんなの簡単にできるとか、どうせヤラセだとかさあ〜
   あたしらの技って、加減しなかったら折れるし死ぬからね?」
永原「慣れないうちは、くれぐれも真似しない様に!でないと
   本当に死ぬからね!いいね!」
虎子「……は、はい!」
北村「……うーん、目が、ま〜わ〜る〜」

六角「ん〜、まあ合格だ永原。お前さんも少しは加減が効くように
   なったじゃないの。怪我するのもさせるのも、プロとしては
   ヘタクソの証拠だからね?わかった?」
永原「……昔の話は止めましょうよ先輩」
越後「昔のお前はホントに怪我体質だったからな。体重の急激な増減は
   怪我に繋がりやすいとあれほど……」
金井「うっかりドジも多いからね〜ちづるちゃん」
富沢「普段からノリと勢いでバカやり過ぎなのよね〜ちづるは」
斉藤「そもそも食生活が雑過ぎなんだ。平気で10キロ増えたり減ったり
   していたら普通に体にも悪いぞ」
永原「……今はみんな改めてます!もう」
六角「……いや、それはもう、あたしもだね、気を付けていると言うか
   ……えー、はい、すいまっせん!昨日ついつい飲みました!かなり!」
虎子「……なんで先輩まで謝ってるんすか」

富沢(まぁ、先輩の場合お酒の量がね……)
金井(一番酒と泪と男と女な人だもんね……)
六角「ふーんだあたしは悪くないもーん、仕方ないだろ〜?あたしは
   アルコールとイイ男が切れると、息できないんだからさぁ〜」
永原「……後輩たちの前でそういう事言うの止めてね先輩」
0405名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/25(日) 22:35:55.15ID:JWWH33NC
こうして永原たちと新人、互いの新人研修が滞りなく進むなか…

六角「さーて……あ、そーいや理沙子と神田は?どこいった?」
越後「…実は外国人レスラーの招聘がまた難航してまして、その対応に」
六角「あー、まあこういう御時世だからねえ。来るのも試合すんのも
   かなり面倒かかるだろーし。アメリカだと特にねー」
富沢「去年からカ……マリア選手も来れなくなってますし」
斉藤「それと……聞いた話ですけど、神田がどうやらボクシング界から
   要請を受けているという噂が…」
永原「え、なにそれ!?」
斉藤「まぁ現役復帰もあるだろうが、それより女性の指導者候補が
   圧倒的に不足してしまっているらしい……」
美沙「よもやの引き抜き攻勢なのです私達が弱小だと思って甘く見て
   いやがるのですこれは即刻呪いの準備を…」
越後「するな!まあ、本人次第というとこなんだろうが……」

六角「んー、まあなんにしてもだ。お前らにはまだまだ教えることは
   山ほどあーる!あたしは吉原同様、お前ら若手の面倒見るよう
   指導教官として、今やキチンとした役職を得てる立場だしね〜」
永原「…いつになったら人増やしてくれるんでしょね、委員会」
六角「甘いね〜相変わらずお前さんは。やるわけないだろ、んなもん
   イチイチ手間とカネ掛かることを、あの爺様共がやると思う?
   結局お前らなんとかせいで終わりよ、終わり」
金井「え〜……やっぱりかあ」
越後「まあ、新理事長が以前よりマシになっただけでもまだ有難いが…
   前が酷すぎただけ、とも言えるからな」
富沢「団体から集めたおカネでメチャクチャ放題してたのが、今では
   みーんなあたしたちに丸投げしてなにも指図しなくなった…
   嬉しいやら悲しいやらね」   
0406名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/25(日) 23:14:12.44ID:JWWH33NC
六角「さって、誰か新人の様子を見てきてな。首は痛めると厄介だから」
金井「あ、あたし行ってきます!」
富沢「それじゃあたしも〜」
美沙「お供させていただくのです先輩たち」
六角「えっとそこの、そう魔女っ子モドキ!お前は何時もの、買ってきて!」
美沙「…呑兵衛もほどほどにするのですよ先輩あとモドキは余計なのです」
六角「聞いてなかったのか〜?あたしは酒切らすと息が出来なくなるんだ
   わかったらほい、とっとと行った!」

斉藤「……嗅覚が鋭くなってるなあいつら」
越後「明らかに長くなるであろう話から逃げたか」
永原「…え?まだなにか話が?」
六角「んむ、そーいうこと。これからは所謂座学ってやつ。体と技だけ鍛えても
   一流にはなれないからね〜。まあ練習の時の話じゃないが……
   受けは大事!うん!今までのレスラーで名手・王者と呼ばれた人は
   受けが上手い選手が多いからね!」
越後「…まぁそうですね、ふふん」
斉藤(……く、私に足りないのは受けの姿勢だと?)
六角「何でもそうだけどさ、やりたいことだけやって〜なんてのはこれ
   アマチュアまでよ。プロは盛り上げて、魅せて、勝つ!言葉で言うのは
   簡単だけど、これがまぁ〜難しい!あたしらの永遠の課題だね」
永原「そっかあ〜、あたしに足りなかったのはそれかぁ〜」
越後「ま、未だに隙有らばジャーマンだからなお前は」
永原「えー……延髄切り頼みの越後さんに言われても」
斉藤「……蹴りしか取り柄のない女ですまんな!」
六角「ん〜お前らやるね!そういう…こう、回転の早さ!これ大事だよ
   特に斉藤!受けてからの今の鋭い差し込み、良かったねー
   マイクパフォーマンスもプロの華!しっかり修行すんだよー」
0407名無しくん、、、好きです。。。
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2021/04/25(日) 23:48:29.40ID:JWWH33NC
永原「確かに……先輩たち皆マイクパフォーマンスも上手いよね」
六角「うっし、ちょっとやってみよっか。あたしトイレ行ってくっから
   その間にちょっと考えてみな」

斉藤「…とは言ったものの」
越後「祐希子さんと市ヶ谷さんはまぁ鉄板のやり取りを外さないな
   あたしもちょっとやって……あー、あー……
   えー、本日はお日柄もよく……皆さんお集まりで、コノヤロー」
斉藤「…なんだそれは。パフォーマンスと言えるのかそれ」
越後「……難しい。やっぱりこっちか……ふざけるんじゃないって!
   この、あたしが、今という時代を、レッスルを震わせるんだって!
   全てを震えさせるって、そういうことだよ!以上!」
斉藤「……どこかで聞いたような気もしないでもないが、いいんじゃないか
   何よりまず、越後らしい。永原、お前は?」
永原「……えーと、うーんと……お前に名乗る名は、ない!」
越後「…いやなんのことかわからないだろ唐突過ぎて」
永原「……う〜ん、あーもうわかんない!何にも思い付かない、もう!
   絶望だよもう、絶望的になにもかも!」
斉藤「…いや待て、それ…………行けるな。何もかも…そうこれだ!
   御前は……何も、足りていない!何もかもだ!」
越後「…割と良い気が」
永原「ズルーい!人の言ったネタ取ったー!」
斉藤「ヒントにするのはセーフだ。後は永原、お前だ」
0408名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/04/26(月) 00:23:25.68ID:JkxlPI5t
永原「むー、むー……駄目だ。思い、付かない……何も、見えて…こな…
   見えて……こない…………?……あ!見えた!」
越後「…いや、どっちだ永原」
永原「見えた……勝利への道筋!いやいやもっとこう……これ!
   ……全て、お見通し!……これだ!」
斉藤「……ハッタリか。しかしパフォーマンスとしては悪くない」
越後「負けた相手へのダメ押し加減も含めてるのか。だが……
   多分相手には高確率でキレられるな。お前がやると尚更」

六角「んー、まあ即興にしては良くできたな、うん。よしここまで!
   なんだやればデキるじゃーん、お前らもさ〜♪」
永原「うぇ!?六角さん、いつからそこに!」
斉藤「…ハメられたか。私たちは」
越後「……まぁなんとなくそんな気はしていたけどな」
六角「いやー、お姉さんの前だと遠慮すると思ってさ〜。まあいいじゃ…」
美沙「ただいまなのですお使い終わりました〜のですよ」
六角「おう、ご苦労様。んじゃ〜月を肴にあたしの武勇伝をだね〜」

斉藤(……まだ続くのか)
0409名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/04/28(水) 20:55:59.14ID:07NX7/5u
設定というかあらすじ教えて欲しい
0410名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/04/30(金) 20:01:06.53ID:aIl9UE03
あらすじ

昔々、1992年にレッスルエンジェルスというギャルゲーが誕生しました
そして十数年位前、PS2でレッスルエンジェルスサバイバー1、2という
今となっては売れているんだか評価されているんだか非常に微妙な
(当時のフ○ミ通からも古臭いシステムのゲームと揶揄されていた)
プロレス団体経営ギャルゲーが存在しましたとさ

この話の主人公、永原ちづるは旧作組の典型的中堅選手(資質C)
旧作主人公マイティ祐希子(資質S)、ライバルのビューティー市ヶ谷(資質A)
そして第三の女サンダー龍子(資質A)あたりと比べると
明らかに主人公になれるような強さの選手とはいえません
また人気でも後輩の武藤めぐみ(資質S)、結城千種(資質S)に及ばないという
いわゆる谷間の世代組であったそうな

相方、富沢レイ(資質D)やキューティー金井(資質E)とつるんで
作中で賑やかし要員としての立ち位置を全うするはずが
所属していた新日本女子プロレスから、厄介払い同然の扱いを受け
ブレード上原(資質B)率いる太平洋女子プロレスに移籍するも、やっぱり?倒産
サンダー龍子のWARSに引き取られるが、そこでまたやらかして放逐され
かつての女王パンサー理沙子(資質S)の建てた新団体、豹の穴に移籍

偉いさんの様々な陰謀や本編での社長(プレイヤー)の暗躍がありつつも
旧作枠からおかっぱハチマキ堅物キャラ、越後しのぶ(資質C)や
地味で魅惑な斉藤彰子(資質D)、切れ味鋭い神田幸子(資質D)が加わり
新規組からは自称魔女ウイッチ美沙(資質C)がおまけで加わり
まぁなんやかやあって永原はアジアベルトを奪取、さらに理沙子の後釜となる
女王決定戦に挑むも惜しくも準優勝、レッスルの女王の重みを知るとともに
委員会(本編にんなものはない)から団長というよくわからない役職を与えられ
なんとか戦い続ける、永原ちづるの明日はどっちだ?

こんな話だったような気がしないでもない
0411名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/05/02(日) 17:16:42.50ID:cOb4qrVd
>>410
どーもです!
レッスル分がずっと補給されないので読んでみようと思ったんだけどキャラが多くて混乱してた
長年続けててすごいなあ
0412名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/05/22(土) 14:01:56.16ID:324favkg
やらかすのは人の性なのか、それともナメているだけなのか

永原たちは先輩から貴重な?経験を伝えてもらい、またひとつパワーアップ
…したのはいいが、ナニやら界隈がまたキナ臭く……

理沙子「……心配ね、これは」
越後「ですね。あの二人がまさか……」
斉藤「こうもデカデカと記事になるようでは…余程派手に喧嘩したのか」

永原「大変大変!昨日のレッスルニュース見ました!?」
越後「…今その話をしていたところだ。武藤と結城が大喧嘩したと……
   団体の垣根を越えて結ばれていためぐちぐコンビもこれでおしまい…
   思えば……破綻の要因は前々から散見されていた……だと?
   ふん、全く憶測だらけの勝手な記事を書いて!」
斉藤「とはいえ、全くデマと言うわけでもないみたいだしな
   当人たちにしかわからないこともあるだろうし…」

虎子「…あの先輩、練習始めたいんすけど」
永原「むー……今日は自主トレ!何があったのか聞いてくる!」
理沙子「……まちなさいちづる、私も行くわ。最近どうもあちこちで
    いさかいが頻発しているみたいだし、実態調査の必要があるわ
    それに……こういうスキャンダルを放置しておくと、後々
    私達自身に火の粉が降りかかる恐れもあるし」
虎子「あ、ならあたしも行くっす!付き人として!」
神田「私も……お供します。こういう事には慣れていますから」

永原「…よし、では出発ー!手遅れにならないうちに!」
理沙子「しのぶ、斉藤、あとは任せたわよ。後から来る娘たちと
    コーチへの報告も宜しくね」
越後「はっ!」
斉藤「こういう御時世……何が起こるかわかりません。行動は
   くれぐれも慎重に…」
0413名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/05/22(土) 14:33:11.71ID:324favkg
こうしてまず武藤の住むマンションに事情を聞きに行くことにした
永原たち。しかし……

武藤「帰ってください。今は…誰にも会いたくありません」
理沙子「……せめて、何があったのかだけでも話してくれないかしら?」
永原「先輩もああ言っている事だし……武藤?」
武藤「…知りません!もう……あんな娘勝手にすればいいんです!!
   黒塗りベンツの彼氏とずっと仲良くしていればいいんです!
   そんなことだけは絶対にしないって……信じてたのに!帰って!
   もう、誰も信じられない!」
神田「…みんな下がって下さい。まず、まずは落ち着いて…」
武藤「みんなで私をバカにして!笑いに来たんでしょ、みんなで!
   何も知らなかった私を!……こんな、こんなの!」
永原「わ、ちょっと、やめよう!物に当たるのはダメ!落ち着いて!」
虎子「やめるっす!壊れるっす!部屋のあちこちが!」
理沙子「武藤!……わかったわ。今日のところはこれで帰ります
    落ち着いたら…連絡を頂戴。さあ、帰るわよみんな」
武藤「……みんな、嫌い!」

永原(はぁ……なんていうか……。うん)
虎子(ベンツ……彼氏?なんすか?なんなんすかこれ?)
神田(……どうやら、かなりヤバい事案の様ですが)
永原(ひょっとしてこれ、まさか……ヤ○ザ!○婦!そして身内バレ!
   修羅場!確実に修羅場だよこれは!)
理沙子(……ナニをバカなことを言ってるのちづる。ドラマの観すぎよ
   こういうことは互いの話を聞かないと。さ、行くわよ)
神田(…嫌な予感が、する)
   
0414名無しくん、、、好きです。。。
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2021/05/22(土) 15:21:11.95ID:324favkg
武藤とろくに話もできないまま、千種に事情を聞きに行く永原たちだが…

神田「いなかったですね、何処にも……。家にも、新女にも」
理沙子「……まずいわねこれは。何らかのトラブルに巻き込まれている
    そう見て間違いないわ」
虎子「今頃きっと先輩は囚われて……縄で縛られて脅されてるっす!
   ほらよく広告バナーに出るエ○系ゲームのアレ!」
神田「……随分詳しいな新人」
虎子「いやー北村に色々教わったっす。アイツ年下なのに詳しいっす!」
永原「……いや、あんたはともかくあの子、未成年だよね?ね?」
理沙子「…その件は一先ず置いておくとして、ちづる。まずは
    前を向いて運転しなさい。……ん?緊急ホットラインに、通知?」
神田「…結城先輩からですか?」
理沙子「……龍子から?………………千種を保護、している?
    至急会社まで……来て、ほしい……」
虎子「先輩!急ぐっす!パトランプっす!こうドカッと!……あれ?」
神田「……あるわけないだろそんなもの」
永原「何で刑事物みたいに…うー、社用のバンタイプじゃ無理きかないか」
理沙子「……安全運転で頼むわね、ちづる。…この護送車も限界かしら」
永原「あー、最近妙な音が鳴り出してて……あ」
虎子「………………まさか先輩、あれすか?ガス欠?」
理沙子「……いえ、この振動は……ちづる!」
永原「イェスマ!緊急、停ー止!…………ふぅ、みんな大丈夫?」
神田「……先輩、左の前輪タイヤが取れてます。前方に、ほら」
虎子「……マジすか。危うく大事故になるとこだったっす」
理沙子「ちづると西野はレッカーを呼んで。私達は先にWARSに行ってるから」
永原「はーい」
 
0415名無しくん、、、好きです。。。
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2021/05/30(日) 14:01:21.53ID:A1xLHYWS
こうして永原たちと故障した社用車を残したまま
理沙子は一路、千種がいるというWARSへ向かった……

龍子「……あー来た来た。先輩、まあ一息入れてください」
石川「すぐにお茶を淹れますね〜」
理沙子「あ、お構い無く。で、千種は?」
千種「……あ、あの、なんか大事になってるみたいで」
理沙子「一体何があったのか…説明してもらえるかしら?」
千種「えーと…その、簡単に言うと引き抜き?なんでしょうか
   何処かの事務所の人だと思うんですけど、全身黒づくめの上に
   573とか876とかよくわからない数字が……あんまり怪しいから
   女王に連絡したんですけど……」
龍子「…アイツらか。…よくまあこの御時世に懲りもせず」
理沙子「向こうも、余程切羽詰まってきたのかしら…にしてもまあ
    893でなかっただけマシじゃないかしら」
龍子「…お客にとって不快という点では、どっちも似たようなもんです
   まあ、正直関わり合いになりたくないことだけは確かですが」
神田「…なんか、評判悪いところなんですね」
理沙子「なにせ、大手にも関わらずサービスへの悪評が何十年分も
    積もりに積もっているところだから。最近は特にクオリティ低下が
    著しいと聞いているし」
神田「……先輩たちにソコまで言わせるって、中々ですね」
千種「それでなんかめぐみにも、怪しい人と付き合っているって
   なんか誤解されちゃったらしくて……」
龍子「……つまり勘違い、たあいもない行き違いってヤツです先輩
   ホント人騒がせだな。こんなんでパートナー解消なんて言ってたら
   アタシなんかドンだけ別れてなきゃいけないんだ」
千種「…色々お騒がせしました。すいません」
0416名無しくん、、、好きです。。。
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2021/05/30(日) 14:48:01.84ID:A1xLHYWS
龍子「なんにしてもまー良かった。拉致された挙句ヤバいビデオを撮られ
   調教路線一直線とかになってたらどうしようかと」
神田「私はてっきり黒塗りベンツに追突して893に示談を迫られてるのかと
   ドキドキしていましたが」
千種「……え、え?」
理沙子「…シャレになってないわよ、どっちも」
石川「暴発してたまげかねない話はソコまで。どうぞお茶です〜」
龍子「お、サンキュ石川。せっかく来てくれたんですからまあどうぞ
   …まだ話もありますし」
理沙子「…ならいただくわ。ん?色々混ざってる味ね」
石川「わかりますか?あ、ご心配なく〜、天然由来の成分ですので〜」
龍子「……いや、うん、当然だな」
神田(……大丈夫かな?大丈夫だな…………うん、美味しいし)

理沙子「……で、話の続きというのは」
龍子「揉め事はこれだけじゃないってことです。市ヶ谷と南も珍しく
   ケンカしたらしいし、上原先輩も掘と経営方針で一悶着あったとか
   後はメイドと巫女…草薙か、んでJr勢はほぼ険悪な雰囲気……
   まーいい感じに荒れてます」
石川「このままじゃパートナー解消の連鎖ね〜。1つ2つならともかく〜」
理沙子「コンビ結成や解消が一過性のブームになるのは…確かにあまり
    良いことではないわね。……ふぅ、わかりました。次の委員会でも
    議題にあげることとしましょう」
龍子「…あざっす!」

千種「…すいません理沙子さん。新女の後を託されていたのに私……」
理沙子「…正直ね、私も今日子と一旦はコンビを解消をしているし
    あまり偉そうなことは言えないわ。それでもね、私達の二の舞は
    決して演じて欲しくはないの。…私の、我儘かもしれないけど」
0417名無しくん、、、好きです。。。
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2021/05/30(日) 15:21:20.53ID:A1xLHYWS
千種「……あ、あはは。なんかちょっと、ホッとした…かもです
   以前上原さんも、おんなじようなこと私に…言ってくれました」
理沙子「妙なところでいろいろ似るものよ、長年コンビを組んでいると
    最近、それが悪くないと思えるようになったわ」
龍子「……深いな。なあ石川」
石川「新人にも是非聞かせたいわね〜」
神田「……パートナーってどうやれば見つかるのでしょうか
   やはり直接交渉するか、もしくはネットで募るか……」
龍子「……悪いことは言わない、ネットはやめとけ。ロクな結果にならない
   それはそうと神田、ボクシング復帰がどうとか聞いたけど?」
理沙子「……そうそう!問題が多すぎてすっかり忘れていたわ
    それで……私としては残って欲しいけど、どうするの?」
神田「…ああ、はい。保留することにしました。こちらで結果を出して
   いないまま向こうに戻るのは、どちらにも失礼に当たると…
   そう思いましたので」
理沙子「それがあなたの考えなら、私から何も言うことはないわ」
龍子「…ふう、問題がこれ以上増えなくて良かった良かった
   ところで永原は?あいつどうしました?」
理沙子「……自損事故の処理の最中、かしらね」
神田「大分無理しましたからね。先輩だけのせいとは……」
千種「…本当に事故起こしてたんですね」
石川「気を付けて下さいね〜。最近痛ましい事故も多いですし〜」
理沙子「今回ばかりは、私にも責があるからね。気を付けるわ」
0418名無しくん、、、好きです。。。
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2021/05/30(日) 16:18:32.65ID:A1xLHYWS
千種「……あの、なんか今、めぐみに連絡しようとおもったら…
   上原さんが、海外団体と交渉に行ったまま、帰ってこないって……」
龍子「…どうしてこう悪いことってのは立て続けに起こるもんなのかな」
神田「海外というと…メキシコでしょうか」
理沙子「……一旦戻りましょう。ちづるの方はどうかしら」
神田「未だなんとも……」
龍子「……ならウチから車出します。小川呼んできますから」
理沙子「御免なさいね、色々とお手数をお掛けして」
石川「いえいえお構い無く。あ、ウチは社用車買い換えたばかりなので
   安心ですよ〜」

小川「……準備OK!シートベルトよし!安全確認、発車します!」
龍子「うおっと!しかしものの5分で用意とはさすが小川、手早いな」
神田「……社長、連絡来…ました。取り敢えずレッカーで運んだそうで
   二人とも…もう会社に、戻ってるそうで…むぐ」
理沙子「直ぐに…戻ると、伝えて。あと一応今日子の…ん!」
千種「あの…私は後でも良いです…から!」
龍子「……んじゃ先ずは、先輩たちだ。小川、出来る限り安全、速やかに
   ブッ飛ば……んぐ、最短ルート一直線!」
小川「はい!つまりいつも通り!このまま全開で!」
千種(これ、いつも通りなんだ……うわっく!)
神田(む……かなり飛ばしながらもギリギリラインを保つこの感じ……)
理沙子(ハンドル握ると人格変わるタイプ…危険ね)

千種「あの…カーナビが曲がれって」
小川「…大きい路は信号多いし、夕方混みます!ここは裏通り!」
神田(いや、そっち行ったら高速に乗らないか……?)
理沙子(……しのぶに匹敵する迷ドライバーがここにもいたのね)
  
   
0419名無しくん、、、好きです。。。
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2021/05/30(日) 17:01:42.06ID:A1xLHYWS
千種(…あの、このまま走ってたら東京出ちゃいますけど)
神田(湾岸方面一直線…か)
理沙子(地理にも疎いタイプ…厄介ね)
龍子「…ん?おい小川、そこ右、右だって!首都高乗る気かお前は!
   全くまーだカーナビに慣れないのか、困ったやつだな」
小川「…苦手なんですよね。煩いし、地図がぐるぐる回るし」
龍子「いやわかるだろ。毎回ドンだけ地図が読めないんだお前は
   いいからアタシが言った通り走れ!いいな!」
小川「はい!いつも通りですね!」
千種(…あの、最初からそうしてくれれば)
神田(……危うく横浜送りになる所だった)

永原「……?あ、あれだ、来た来た。おーい!」
龍子「おう永原。結城は…あれだ、なんにもなかった!勘違いだ、うん」
永原「勘違いぃ〜!?どうなってんのもう!なんか上原さんも
   どうとかって……もう何がどうなって…」
理沙子「…西野は?もう寮に帰らせた?」
永原「あ、はい。越後さんがそれはもう厳重に見張っています」
理沙子「結構、なら今日は解散。状況がわからないまま無闇に動き回るのは
    危険だわ。神田、あなたも休みなさい。試合も近いし」
龍子「んじゃこれで。結城、待たせたな。帰るぞ!」
神田「…先輩、今日のところはこれで帰りましょう」
永原(むー。一体、何が起こっているんだろう…)
0420名無しくん、、、好きです。。。
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2021/06/13(日) 17:52:56.55ID:NTUn6rVm
…そして上原が失踪?してから数日が経ったが
ついに状況が……?

永原「…上原さんからまだ連絡ないって」
越後「遂に借金と交渉失敗を苦に海にダイブしたとか……」
金井「…変なこと言わないでよ越後さん」
理沙子「今日子に限ってそれはないわ。弱音を吐くことはあっても
    途中で物事を諦めるのが何より嫌いな人間ですもの」
富沢「…ん!?来た、来ました!メール!上原さんから!
   今アメリカだって!……へ?理沙子さんに……会わせたい人が
   …早く来いって?なにこれ?どゆこと?」
理沙子「……特に怪しい様子は無さそうね。文体も彼女のものだし」
美沙「騙されてはいけないのですこれこそ相手を拉致る時の常套手段!
   誘き出してコロリ!なのですこれは罠なのです!」
斉藤「…考えすぎじゃないのか?テロリストじゃあるまいし」
越後「そもそも あ の 上原さんをわざわざ拉致る理由がないだろ
   世の社長が皆カネを持ってるって安易な発想をするのは素人だけだ」
理沙子「まあうちも中々キツいしね。…ともかくここは思案のしどころね
    行くとしても、一人でと言うわけにもいかないし」
永原「…あたし行きます!」
越後「……おまえ、アジアチャンピオンだろ。近々試合もあるし」
永原「…それなんですけど!この際、アジアベルトを返上します!
   結構防衛もしたし!もっと上を目指そうかと!」
富沢「ん…いいんじゃない?その方があたしも狙…いやや業界も
   盛り上がるってもんだし。ねえ越後さん?」
越後「……また急な話だな。まあ正直、お前が強くなりすぎた感はあるし
   頃合いと言えば頃合い…なのかもな」
理沙子「…それがあなたの決定なら止めないわ。ただし発表はすること!
    では明日にも早速アメリカ、西海岸へ飛ぶわよ」
富沢「あ、あたしも行きます!情報に強い人間がいないと!」
0421名無しくん、、、好きです。。。
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2021/06/13(日) 21:19:39.46ID:NTUn6rVm
斉藤「…ちょっと待ってください。天神ではないですが、向こうで
   何らかのトラブルがあるとも限りません。それに元々これは
   太平洋女子の問題。向こうからも誰か向かわせた方が…」
神田「…もっともですね。それに今度の試合も欠員補充が必要に…」

北村「あー、先輩何々?旅行いくの、遠征?」
虎子「是非行くっす!アメリカ横断のウルトラツアーっす!」
越後「残念、お前らは連れていかん。アメリカと言えど現地はまだまだ
   政情が不安。何かの拍子ですぐトラブルに巻き込まれかねない
   そんな危険なところに新人を連れていけるか」
斉藤「我々と一緒に留守番だ!いいな」
北村「ぶー!つまんなーい!つまんなーい!」
虎子「うー…わかりました!しかと留守は守りまっす!」
理沙子「…忙しくなるわね。先ずは私達の代わりの選手選びから……
越後「…差し支えなければ、私が選んでおきます」
理沙子「そう?ならお願いね。後はチケット予約…富沢?頼めるかしら」
富沢「はーいただいま!んじゃ美加、あたしの代わりに新人見てて!」
金井「ほーい、任せて」

理沙子「……そう、そっちにも連絡来てたの。ならそちらからも人を……え?
    菊池が?わかった。なら明日にも私達と一緒に…」

美沙(…にわかに慌ただしくなってきたのです)
斉藤(まあ命に別状無いようだし、取り敢えずは安心だろう。ただ……
   さっきメールを見た限り、随分ハイテンション気味な内容だったのは
   やや気になるが)
神田(…まさかクスリでも嗅がされたのでは)
美沙(美沙ならともかく縁起でもないこと言うななのです)
斉藤(…お前ならやりかねないな。言っておくが、やるなよ?)
美沙(ドーピングなどというセコいインチキを美沙は必要としないのです
   心配ご無用なのですよ)
0422名無しくん、、、好きです。。。
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2021/06/13(日) 22:23:52.96ID:NTUn6rVm
こうして迅速なる役割分担が終わり、各人が各々の課題に
しっかりきっかり取り組むのであった……そして四時間ほどの後

永原「……ふいー、終わった終わった。次の試合に向けて、皆、頑張ろー!」
北村「ぬわぁぁん疲れたーもぉー!」
虎子「ああ……うえぇ、食欲無くすっす、この、キツさ……」
斉藤「……食は修練の基本!食べなければ体は鍛えられないぞ!
   食べる事もまた練習!さあメシだ、行くぞ!」
美沙「なら奢るのですさあ腹一杯魔女はディナーに煩いのですよふっふっふ」
北村「あ〜それいいっすね〜、さんせ〜い」
虎子「有り難う御座います先輩!ゴチになりゃーす!これも練習っすよね!」
斉藤(む………………く、私と、した、ことが…………なんと迂闊な!)

永原(…斉藤さんが泣きそうな目でこっちを見ている!おかーちゃん!)
理沙子「…後輩たちの演技に騙されるとは、まだまだ修行が足らないわね
    いいわ、半分持つから食事に行きましょうか。ただし…先ずはシャワー」
斉藤「……無論です!ありがとうございます、本当に!」
金井「んじゃ〜二手に分かれるね。斉藤さんと理沙子さんに」
富沢「じゃあ……斉藤さん、あたしにちづる、北村と虎子ね
   後は理沙子さんの方で!さーお風呂お風呂!あーあと
   飛行機明日の朝8時20分!遅れたら置いてきぼりだから〜」
永原「うぇ!?早いなぁ〜」

神田「……事故とかに、くれぐれも気を付けて下さい」
理沙子「…まぁあんな大きな事故には早々何度も遭うモノじゃないわ」
美沙(まさかのオカルトとはああ不安なのです…とってもとっても)
越後(……お前が言うのか?それ)
美沙「ふっ…安易にオカルトを盲信するのは正に素人同然の行為
   下手に黒魔術を乱用すると呪いやら代償やらでグッチャグ…ふ、ふへ」
理沙子「…変な儀式とかやらないでちょうだいね。割と真面目に」

…つづく
0423名無しくん、、、好きです。。。
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2021/07/14(水) 19:34:04.52ID:7GfpATbC
油断大敵過ちは易き所にて行う物にて候う

行方不明?になった上原を捜索すべく急遽連絡のあった
アメリカ西海岸へ飛ぶ永原一行。その道行きに待つものとは…

永原「…で、なぜあたしたちは遥々アメリカに到着したとたんに
   いきなり護送車っぽいナニかに乗せられ三時間位輸送されてるんですか」
富沢「なーんか釈然としないわよね。荷物じゃないのよあたしたち!」
理沙子「仕方ないわ。何分急な渡米だったし、無用のトラブルを避けるためには
    ある意味最も効果的な手段と言えるしね」
菊池「…痛っ!うう、結構揺れますねこれ」
永原「……とんだアメリカ弾丸ツアーになっちゃったなーもう……
   あ、来た!上原さんから連絡!」
富沢「え、どれどれ?」
菊池「全く心配かけて……あれ?車止まりましたね」
理沙子「着いた様ね。…念のため、回りは警戒しておいて」
富沢「ソコは抜かりなく!指先ひとつで連絡通報思いのままです」

??「いやーよく来てくれた。わざわざ呼びつける真似をして悪い
   まぁあちこちと交渉に飛び回っていたら手持ちのAPが尽きてな
   これで以前の貸しはチャラ…ってことでいいな?」
理沙子「……そんなことだろうと思ったわ。全く人騒がせなんだから」
菊池「全くですよ!もしマフィアとかテロリストに拉致とかされたら!」
上原「大丈夫だって。件のウイルスとかはテロも黙らせる怖さらしい
   何より私は襲いやすそうな女には見えないだろ?」
永原「…どことなーく自虐くさい物言いだね」
富沢「なんくるないさーの精神を今ここに見たわね」

理沙子「…で、わざわざ私たちを呼ぶということは、それなりの理由が
    あるんでしょう?お金が足りないなら借りるか送るかしてもらえば
    それで済む話だし」
0424名無しくん、、、好きです。。。
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2021/07/14(水) 22:45:18.07ID:7GfpATbC
上原「うん、相変わらず話が早くて助かるよ我が盟友。まぁ取り敢えず
   彼等に会ってみてくれ。損をしないことだけは保証するよ」
理沙子「…じゃ、そうしましょうか。ちづる?」
永原「はい!突入用意はできてます」
富沢「まーさすがにいきなり蜂の巣って事はないわよね、さすがに」
菊池「…アクション映画じゃないんだから。それにしてもやたらと
   お高そうなビルですねここ」
上原「これが身分の証……ってとこだろうな。さあ入った入った」

菊池「…随分かかりますね。34階まであるなんて」
上原「そろそろだ……着いたか。さあ、こっちだ」

??「やあレッスルエンジェルスの諸君、待っていたよ」
??「先に謝罪させてもらうが…あの様な手段で君達をここへ呼び出した事を
   お詫びさせてもらう。なにせこちらも色々あるのでね」
??「ついでに言わせてもらうなら、顔を見せず、仕切り越しに貴女方と
   会話を行うことも許して貰いたいのだけど」
理沙子「…いいえ、気にはしておりません。ミズ?」
??「故あって我々は存在を公にはできない身分でね。さて……我々は
   男女友の会、を名乗っている秘密結社だ」
富沢「ふえ?秘密結社?男女友の会?」
永原「…何ていうか………その………うーん………ハッキリ言って」
??「ダサい!そうそのとおりね。でもこれは結成当初からこうだから
   仕方無いの。活動はまあそのまま、男女の真なる融和を
   目的とした活動……
菊池(…理沙子先輩。これってアレですよね?いかがわしい集まりとか
   催してセレブ皆でやりたい放題のアレな人達ですよね?)
理沙子(…そうじゃないと信じたいけど)
永原(まさかあたしたちを仲間に!?上原さん!)
上原「…まあ誤解するのも無理はない。私も最初はそう思っていたからな
   彼等はそうじゃない。真剣に問題に取り組んでる人達だ」
   
0425名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/07/14(水) 23:06:33.83ID:7GfpATbC
菊池「…ちょっと信じ難い話……ですね」
富沢「騙そうとしたりしてるんじゃないの〜?」
永原「…でも秘密結社なんて堂々言うあたり、かえってホントなのかも
   騙すならわざわざ私たちと直に会う必要はないだろうし」

??「…君は中々に良い勘をしている。それは人にとって優れたる
   資質の1つだ。さて、ここに君達の知り合いを通じてわざわざ
   ご足労を願ったその用件だが……我々はスポンサーとして
   君達レッスル全体の活動を支援したい」
理沙子「…それは、ええ……有難い話ではありますけど」
永原「…あなたたちがマフィアとかテロリストとかじゃない保証は
   何処にもないし!いきなり…そんなこと言われても!」
??「…あなたたちの反応も当然と言えば当然ね。今すぐとは言わないわ
   けど…考えてもみて頂戴?前大会のあなたたちへの襲撃に際し
   IWWFの参加を見送らせる様働きかけたのは我々なのよ」
??「その他にもウエハラの団体への援助、海外選手派遣のサポート
   細かな支援を続けてきたのも我々だな、うん」
??「それに、カガミアスカ…君達も知っているだろう?彼女も我々の
   エージェントの一人だ。他にも君達の仕事仲間の何人かは
   我々の活動に協力してもらっているがね」
富沢「え?鏡さんも?」
上原「…それは私も初耳だな。道理で、あちこちから詳しい情報を
   仕入れられた訳だ。さながら女工作員だな全く」
0426名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/07/15(木) 00:10:59.91ID:Phk4zE4b
理沙子「…しかし、それならそうと何故表立って活動を?」
??「…答えは簡単だ、ミズ・リサコ。我々の存在を疎ましく思う勢力は
   政治・経済・芸術・メディア・一般大衆に数多くいる。それも世界中に」
??「悲しいかな昨今、男女の隔絶が横行するような時代に逆戻りしつつある
   そしてそれを望み行使するのが誰あろう、民衆そのものでありそれで
   利益を得ているという、更なる悲しき事実も存在するのだ」
富沢(…なんか話が大きくなってきたわね)
永原(まあ最近なんか皆ギスギスしてるな〜、とは感じるけど)
理沙子「…人はそこまで愚かだと思いたくはありませんが」
??「人は他者より少しだけ優位に立ち、争うために違いを求める性がある
   君達とて、けして例外ではなかっただろう?」
??「放置すれば業界、いやさ人類の黄昏が迫り来る事は君達も解るだろう?
   しかしこれを阻むには我々だけでは余りに脆弱だ。そこでな?」
菊池「私たちの力を借りたい……と」
永原「…なんかめっちゃくちゃ期待されてる?あたしたち」
??「少なくともあなたたちは、かの社長に対しても、訝しみこそすれ
   敵ではないと感じ取ることはできたのでしょう?なら問題なし
   関係などこれから作ることはいくらでも出来ます」
理沙子「…解りました。しかし、もう少し本音を聞かせてくれると有難いですが」

??「…ならこの際だ、言おう!もううんざりなんだ○○○○だ○○ー○○だ
   ○○○○○だなんだと!アレのせいで今までドンだけのもんが
   改悪されて滅茶苦茶にされたと思ってんだ!」
??「差別って言えば何でも通ると思ってんのよね〜全く」
??「配慮だ自主規制だソンタックだ!あーバカらしい!それで大枚はたいて
   くそ面白くもない産業廃棄物量産してりゃ世話ないわあのアホンダラ共!」

永原(……うわー、見事な迄にぶちまけたなぁ……)
0427名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/07/18(日) 19:59:17.98ID:ryT+mRM3
理沙子(…なんとなく、彼らがどういう立場の人間かわかりかけてきたわ)
上原(……金持ちやお大臣かなにかであることはまぁ間違いないだろうな
   まぁ、昨今の風潮に関して頭と懐を痛めている事には同情する)
富沢(瞬間ファイヤー系過激派がやたら増えてますもんね〜)

??「とにかくだ!このままでは君達も近い将来、胸をペタンコにされ
   ゴリマッチョ○○○○化一直線だぞ!いいのかそれで!
   君達の意見は一切無視されたまま!許せないだろ?
   一時の流行りか何かで、あらゆるモノを勝手に弄くられるなど!」
菊池「…良いわけありません!断固反対!確かに巨乳は羨ま…憎い!
   だけど!だからって皆を小さくして良いわけがない!」
永原「そうだ!大きいからって何が悪いんだ〜!おっぱいは罪でも罰でもない!」
??「解ってくれたかねお嬢さん方。これが決して我々の問題だけに
   留まらない、全世界的に放置しておけない問題であるということを」
理沙子「…なるほど。いつかは誰にも巡り巡ってくる問題と言うわけですか
    それは明確に拒否を願いたい所ですね、ミスター」
上原「私もだ。人の、女の有り様を一握りの連中に決められる覚えはない」
??「…どうやらあなたたちは我々が見込んだだけの人間だったようね
   これで少しはマトモなものが見られるようになる、と思いたいわねぇ」
??「…正式な手続きは後々の事として、我々と君達がここで会ったことは
   何分内密に願うよ?こちらもいろいろ嗅ぎ回られると厄介なのでね」
理沙子「それはもう、お互いの為に。では早速、これにて失礼します」
富沢「え、もう?そ、それじゃ、失礼しま〜す!ホラ行くよみんな!」
永原「ちょ、待って!置いてかないで〜!」

??「ふう…彼女たちとはもっと早くに会いたかった。そうすればこんな…
   紛い物まみれの世になどならなかったろうに」
??「今までの事など言うても仕方無い。これからに期待しよう」
0428名無しくん、、、好きです。。。
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2021/07/18(日) 22:28:47.36ID:ryT+mRM3
こうしてナニやら訳ありセレブ?からの申し出を訝しみながらも
取り敢えず持ち帰って検討することにした永原たち
その帰途の最中……

上原「…まあナニはともあれ乾杯!いやー疲れたな」
菊池「ホントですよ。一時はホントに失踪したのかと思いましたし」
上原「ハハハ、まぁそう怒るな。お詫びといっちゃあれだけど
   奮発してお高めレストランでディナーとしゃれこんだんだからさ」
理沙子「ふう、貴女も相変わらずでなによりだわ。それより…
    これで貸し借りはイーブン、よね?」
上原「ああこれ…いや待て、団体設立・飲み食いの貸し分・選手派遣
   ……いや、まだこの前の試合遅刻の件でお前に貸しがあるな」
理沙子「う………今回の件でもこっちに貸し1つ、というところよ?」
上原「………なら、今回でチャラ!よしこれで行こう!」
永原(…意外とこういうところ細かいよね二人とも)
富沢(…アノね、あたしたちと違って、先輩たちは経営者なんだからさ
   些細な文言、貸し借り1つで物事も人間関係も拗れるもんなんだし
   トーゼンのやり取りよ、んー、うまいわこれ♪)
菊池(親しき仲にも礼儀有り、見習わなく…あ、ほんとこれ美味しい)

上原「…おいお前たち、先輩より先に箸を付けるとはいい度胸だな!」
理沙子「良いじゃないの今回は。ここのお代くらい余裕で払えるくらいには
    都合してもらっているんでしょ?」
富沢「なーんだ。道理で上原さんにしては気前がいいと思った」
上原「……相変わらず変なところで読みの鋭い奴」

菊池「…にしても、あの人たち、ホントに信用できるの?」
永原「あたしは信じていいと思う!顔を見せなかったり怪しい所だらけだけど
   騙そうとしたりとか、演技しているようには感じなかった」
理沙子「確かに、彼等は本音の一部をさらけ出してはいたわ。そして
    多少なりとも感情的になっていた。計算や裏があったとしても
    私達に期待をしているという一点は、嘘ではないでしょうね」
0429名無しくん、、、好きです。。。
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2021/07/18(日) 23:10:25.81ID:ryT+mRM3
上原「少なくとも敵に回すよりは、どんな形でも協力的な方がいいに
   越したことはない。最も、それなりの調査は必要だろうけど
   彼等が潔白としても、周りがワルモノってことは普通に有りうる」
理沙子「…富沢、後で小川、小川ひかるに連絡入れといてくれる?」
富沢「はいはい、連絡入れときますね〜、んーやはりこのエビチリ…」
永原「ああ…チキンにはやっぱりタルタルソース……美味しい…」
菊池「ついつい箸が進…ん?あなたは!」

??「……随分久しぶりね、リサコ」
上原「…お前は!クリス・モーガン!確か今はWWCAにいるはず…」
クリス「私も、かの組織に呼ばれたクチというわけ。最も?あそことの
    付き合い自体は団体を通して昔からあるのだけど」
理沙子「…ということは、彼等は私達だけに話を通したワケじゃないと
    そういうことかしら?」
クリス「彼等だって東洋人だけを相手にビジネスしているワケじゃないでしょう
    可能性のあるモノに片端から手をつけておくというのが本音かしら」
菊池「それがホントだとしたら、なんか……ムカつきますね」
理沙子「…でも見方を変えるなら、かえってその方が信用できるわ
   変に大手ばかりを選んでいないところもね」 
永原「でも!なんでその事をわざわざこんなとこまで来て!」
上原「…永原落ち着け。周りに迷惑…」
クリス「お前たちに復讐するため……と言ったら?」

理沙子「…それがアメリカンジョーク、というやつかしらモーガン?
    恨み返しなら、待つこともせずもうとっくにやっているハズでしょ」
永原「…取り敢えず、ここはレストラン!ご飯を食べるところ!
   席に着きましょう席に!ね!そしてまずは乾杯!」
クリス「む…?なるほど、これがジャパニーズジョーク!
    アハッハッハッハ!これはいい!いいわ…そのジョークに免じ
    ここは淑女として本音を話させてもらうとしましょう」
0430名無しくん、、、好きです。。。
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2021/07/29(木) 20:28:28.84ID:kJtdMOA8
永原「…では聞かせてもらいます!その本音とかって!」
クリス「……本音の前にまず、かの組織から提案をひとつ、されたわ
    私が今持っているIWWFのベルト……敢えて返上してはどうか、と」
理沙子「……なるほど。貴女が移籍したことでアメリカ二大団体の関係が
    拗れている状態を、スポンサーサイドとしてはなんとしても修復したい
    彼等の狙いはそんなところ、かしら?」
クリス「察しがいいわね、恐らくはその通りよ。しかし……!私は苦労して
    獲ったベルトをいくらスポンサー同士の都合とはいえ!のこのこ
    返しに行くというのは、チャンプとして私のプライドが許さないわ!」
上原「ま、それは当然か……で?本音の続きは、チャンプ?」

クリス「……今日、ここで、あなた達に会ったのは偶然!しかし!足掻いても
    どうせ奴等に渡すことになるくらいなら!ふ、ふふ、ふふふ……」
菊池(…なんか、悪い笑みが溢れてるよ)
富沢(どうしてこうトップの人って、こういうリアクションばっかり…)
上原(ああ全く、悪い癖だよな。なあ理沙子?)
理沙子(…あなただって人のこと言えないでしょ?ああいう笑い方するの)
永原(…二人とも一応自覚はあるんだ)

クリス「…本当に残念なことだ!私としては返すつもりはあったけれど
    盗まれてしまったのなら!持ち去られてしまったのなら、仕方無い!
    ……そういう筋書き、ということよ怪盗ルパンサー!」
理沙子「…そのネタ、まだ続ける気なのね。私たちに悪者になれと?」
クリス「妙案、でしょう?あのヒースのネタを逆手に取ってやるのだから
    向こうも乗るしかないだろうし、堂々IWWFに一杯食わせる事ができる!
    この私の策で!愉快痛快というやつね、これは!」

富沢(…よく考え付くわねこういうの)
0431名無しくん、、、好きです。。。
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2021/07/29(木) 21:17:07.53ID:kJtdMOA8
富沢「…でもそれ、こっちにとっては痛手しかないんだけど、チャンプ」
理沙子「こっちのプラスにもしたいところではあるわね」

永原「……………………あ!ベルトを取り違えたってことにすれば!」
富沢「…アジアベルトと?いくらなんでも無理が……」
永原「ところがどっこい!これを見て!」
上原「……ってお前、こんなとこにまでベルト持ってき……ん?似てないかこれ」
菊池「言われてみれば、アジアベルトとIWWFベルト……名前が違ってても
   色と長さや形状はほぼ同じですね」
理沙子「当然ね。アジアベルトは海外のタイトルを真似て造られたベルトだし」
永原「こっちに来る前に返上する予定だったんだけど、なにせ時間が無くて…
   しょうがないから肌身放さず持っていたんだよ」

クリス「…ふ、ふふふ…これはいいわ!そちらも、返上予定というなら!
    私がついうっかり取り違えたというならそっちの負担だけでもない!
    なら、これはどう?私があなたたちのベルトを勘違いして持って行き…」
理沙子「こっちも手違いに気が付いたけれど、時すでに遅し…」
上原「……よくよく聞いてみると、子供みたいなうっかりミスだな」

クリス「心配の必要はないわ。金メダルだって忘れたり取り違えたりなんて
    それこそいくらでも例があるから。ベルトの取り違えが起こっても
    なんの不思議もないわね。それもこれほど似たベルトなら」
永原「…でもいいのかなあ、こんなことして」
理沙子「……うっかりミスだから、仕方無いんじゃない?それにこれ
    あなたにしかできない芸当でもあるしね、ちづる」
上原「なるほどな。三バカこと問題児トリオにしかできない荒業だ」
富沢「……否定できないのが悔しい」
クリス「……では!そうと決まれば宴会といきましょう。シチュエーションを
    整えないことには、説得力が無くなるというものだわ」
上原「…それ、どこ持ち?」
クリス「ツケておけば?私達を只の駒と思っている○○○○○スポンサー様に」
富沢(なんの遠慮もなしにFワード……アメリカの豪快さを見たわ)
0432名無しくん、、、好きです。。。
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2021/07/29(木) 21:59:18.81ID:kJtdMOA8
菊池(…いいんでしょうか、こんなの……)
上原(いいんだ。彼女がいう通り、スポンサーの言いなりになったままというのも
   それはそれでマズいぞ?ビジネス関係なんて切れるときは一瞬だ)
理沙子(これを機に、外国団体との関係を再構築しておきたいのも本音だしね)
永原(なーんだ、なんか面白そうだから乗ったわけでもないんだ)
菊池(……永原、あんたって子は全くもう)
富沢(あんたのベルトだって恐らく暫くは戻ってこないのよ?他人事みたいに!)

クリス「…そうそう、グッドニュースを1つ。カオス…覚えているでしょ?
    あなたたちに再度挑戦したいらしいわよ」
永原「へ?ということは……」
クリス「近々ベルト付きでジャパンに出向くでしょうね。私は
    今回の仕掛けで、当分行けそうにはないだろうけど」
富沢「でもそこまでして、ベルトって返したくないものなのかな?」
クリス「…トミザーワ。他人がどう言おうが、私達は命を張ってリングに上がるわ
    そして掴んだ栄光を、奴等がカネや権力で好きに操ろうというなら
    私は天使、そして海神の二つ名に掛けて断固粉砕する覚悟よオーケー?」
富沢「…え、あ……は、はい!そうですよね、うん、そう!」

上原「それでは…ついうっかり酔ってベルトを取り違えてしまうくらいには
   飲んでおくか〜!こういうのは、リアリティーが大事だからな〜♪」
理沙子「そう、あくまでも自然体に。そうね、1人5本位空ければ格好も付くでしょ♪」
富沢(…………いや、多い多い多い!多いよ、理沙子さん!?)
永原(…レイちゃん、ここは大和撫子の踏ん張り処!身体、もってよ〜!)
クリス(なかなか飲るわねナガハラ!これは負けるわけにはいかないわ!)

菊池(イヤ、だからみんな無茶飲みはダメ……ドントライディース!)

つづく…    
0433名無しくん、、、好きです。。。
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2021/08/21(土) 20:16:08.24ID:mbR6AfKG
例え天使といってもお医者さんは必要なのです

行方不明になった先輩、上原を捜索しに海外へ出向いたら
海外団体とスポンサー契約及びIWWFとの抗争劇を演出?することに
なってしまった永原たち。一方、件の社長は……

社長「…彼らも接触してきたか。少しは危機感を感じているらしい」
霧子「このままでは向こうも深刻な経済的打撃を受けるでしょうから
   出来る限りあらゆる方面に手を打っておきたいのでしょう」
社長「…しかし、これらの問題が大手のセンスの無さに起因しているとは
   やるせない限りだね霧子君」
霧子「今や1つ2つのやらかしだけで、業界の信用そのものが地滑り崩壊
   することすら有り得ますからね」
社長「…もう、起こっているのでは?と思うこともないではないが」
霧子「気にしすぎですよ社長。新女も選手が若返ったとはいえまだまだ健在
   それに…あの会長。海外で未だ精力的に活動しているようです」
社長「……つまり相変わらずというわけか。それはそれでまた問題といえるか
   はぁ……全く、あの老人の気の多さにも困ったものだ」
霧子「会うたびに連れている女性が違いますよね。奥さんなんですかね?」
社長「……いや、僕に、聞かれても、困るんだが」

霧子「社長は、そういう怪しい人…いませんよ、ね?」
社長「いや僕独身だし……というかそんなに僕、信用……ないの?」
霧子「ええ勿論。本来、16人(未成年込み)好きたい放題すら可能な立場ですし
   私の知らない交遊関係を持っていても、不思議はないかなー…と」
社長「…頼む、色々危険な発言はもうその辺にしてくれ霧子君」

霧子「いーえ!そもそもあなたは彼女たちに対して思わせ振りな態度がですね!
   いつ間違いが起こるのかとヒヤヒヤワクワクしながら常に監視を…」
社長「…君という女性が、たまにわからなくなる時があるよ僕は」

     
0434名無しくん、、、好きです。。。
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2021/08/21(土) 21:07:16.52ID:mbR6AfKG
影から選手達を見守りつつ、いつもの夫婦漫才もどきをやらかす社長と霧子…
そして永原たちは……疲労困憊であった

永原「……ぐぇ〜、疲れた〜」
理沙子「…………疲れた、わね。さすがに今回は」
富沢「やっぱり面倒なことになったわ……」

虎子「あ、お帰りなさいっす二人とも。その様子だと……」
美沙「言わずともわかるのですおーかたベルト取り違えのやり取りで
   むこーの団体とだいーぶ揉めたに違いねーのですよ」
斉藤「しかし永原…お前もなんというか……」
神田「IWWFチャンプとベルトを取り違えるとは、また……」
金井「…盗んだとかじゃないよね、ね?」

富沢「あー、えー、そういうのじゃないからホント、うん。ね、ちづる?」
永原「…そう!永原ちづる、この度無事やり遂げ、帰って参りました!」
越後「何が無事だ!やり遂げただ!全くいつものお前のやらかしだろうが!」
理沙子(…そこまでよしのぶ。今回に関してはちょっと特殊な事情があるの)
越後「え?ええ……ふん……はい…………。まあ、とにかく!少し休め!」

北村「はーい。先輩ほら麦茶!キンッキンに冷えてるよ〜」
斉藤「…お前さっき、ボトルから豪快に直飲みしてなかったか?」
北村「……え?喉渇いてたし、まずかった?ダメ、なの?」
金井「あほー!他人に、まして先輩に自分の飲み残しを飲ませるなんて!
   更に今みたいな過酷な時期に!ヒジョーシキにも程がある!めっ!」
理沙子「…まだまだこの娘たちには教えることが多々ありそうね」
越後「…申し訳ありません!後を任されながら、コイツら!」
虎子「そうっす!失礼っすよねうん!」
美沙「…お前もさっきぐび〜っと直飲みしてやがったので同罪なのです」
越後「…罰としてお前ら二人、今すぐ麦茶作り!」
0435名無しくん、、、好きです。。。
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2021/08/22(日) 00:13:43.51ID:oojzoNeK
虎子「うう……麦茶麦茶……麦茶ってどうやって作るすか?」
北村「麦茶って位だから麦から作るんしょ?麦ってどこ?何色だっけ?」
斉藤「……もういい、私が作り方教えてやる。二人とも来い」

永原「はぁ〜、もうどっと疲れた〜。先方、めっちゃ怒ってましたね…」
理沙子「それは覚悟してるわ。……結局、IWWF、アジアベルトは
    両方とも期限切れで返上扱い、新チャンピオン決定戦をやるため
    再度、両団体で試合を行う……」
富沢「なんとかかんとか着地点を見出だした感じですよね…」
永原「まぁまたマスコミにいいように報道されるんでしょうけど……む〜」

富沢「…噂をすればね。早速ネットニュースに出てるわ」
美沙「え〜、なに……永原ちづる、アメリカ乗り込みまたやらかし!
   うっかりを装いベルト強奪か!海神クリス・モーガンも酔って失態
   一部情報によれば怪盗ルパンサーの手引きによる犯行とも……」
永原「…え?何かおかしなことに……」
理沙子「…大方、あの名物オーナーが筋書きを書いたんでしょうけどね
    向こうらしいと言えばらしいけど」
神田「…これだと、完全に悪者ですよね私達」
美沙「…紳士淑女の皆様。このベルトは、決して盗んだりはしていない!
   自らの不遇を嘆き、あたいを次なる主と認め、自ら腰に巻き付いた!
   このベルトは真のチャンピオンが誰か判っているお利口さんだな!
   悔しいと思うのならあたいと闘ってみろへへーんだ!
   …永原ちづる女史、かくのごとく語る!…………だ、そうなのです」
富沢「……この話盛られてる!かなり!」
永原「いやいや、そもそもこんなこと言ってない!あたいとか絶対言わないし!」
美沙「恐るべし宣伝戦略なのです如何にも先輩が言いそうなアホ丸出し仕立ての
   犯行声明・子供みたいな挑発を添えてなのですよ」
永原「…ちょ、天神、それどういう意味!」
理沙子「さすがはIWWFというところね。転んでも只では起きないという
    エンターテインメント魂にしてやられたわ」
越後「私達貧乏所帯の身の上を知ってのこの仕打ち…歯痒いです」
0436名無しくん、、、好きです。。。
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2021/08/22(日) 00:55:53.67ID:oojzoNeK
金井「あ、理沙子さん、そろそろ病院、定期検診の時間で〜す」
理沙子「あらもうそんな時間?ふぅ…忙しい。この年になると体の維持も
    楽じゃないわほんと」
永原「…留守は任せといて下さい!まずはあの二人に麦茶の作り方から!」
越後「金井、護衛をしっかり頼む!」
金井「任せといて下さい!それじゃ、行ってきま〜す」

数十分後  〜某○○病院内〜

理沙子「…あら、貴女達も来てたのね」
草薙「お久しゅう御座います、佐久間先輩」
龍子「まーここはアタシらの掛かり付けですし、どうしても顔合わせますよね」
小鳥遊「おう久しぶりだな。まぁこういう形で会うのも仕事柄ってやつか」
草薙「金井さんは、何処かお怪我でも?」
金井「あ〜、あたしは付き添い!今は何があるかわからないし」
理沙子「…随分並んでいる様だけど?」
小鳥遊「それがだな……アイツが喚いててまぁ治療が進まないんだこれが」

六角「やぁだぁ〜!やめろ〜!痛いのやめろぉ〜!もっと優しく!」
医者「イヤ、だから、すぐ済みますから大人しく…」
六角「いったぁ〜!!!!痛い痛い痛い!女に無理矢理こんなお前ぇ〜!」
医者「だから触らなきゃ診察できないでしょう…はい取り敢えず、上を脱いで」
六角「裸見る気か!あたしはね、そんな軽い女じゃないよ!医者だからって
   そんなじろじろ見るなんてセクハラが許されると!」
医者「…いや、怪我の、腹から脇の具合見ないと診察できない……おーい!
   君、代わりの先生呼んできて!お酒入って、暴れちゃってこの人!」
看護師「あ、はい、ただいま!」

理沙子「…大体事情は飲み込めたわ」
龍子「先輩、案外あれでヘタレメンタルだからなー。痛いのも嫌だっていうし
   どうしてレスラーやってるのか未だに不思議だ」
0437名無しくん、、、好きです。。。
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2021/08/22(日) 02:00:15.57ID:oojzoNeK
草薙「……別の先生が来たみたいですね」

??「はい代わりました。取り敢えず落ち着いて……酒臭いなおい」
六角「なんだお前〜!黒づくめの格好して!ホントに医者かぁ〜!」
??「そうだよ。ホラ脱いだ脱いだ、後がつかえてんだから
   …お前さんもプロだろ!怪我治すのも仕事だろ!な!」
六角「……む、なんだいエラそーに。脱ぐよ、脱ぎますよ〜だ!」
龍子(あの先輩を一瞬で大人しくさせた…何者だあのおっさん?)

??「イヤ下まで脱がなくていいから、なにしてんだお前さん」
六角「いーの!決意表明だよ!さあ〜やってくんな!」
??「ズレも……、破れもなし。…こことここ、折れては…
   ふむ、見た目よりは大した怪我ではないな、はい次!」
六角「え、もう終わり!?どうなってんのさ!」
??「腹部の打撲、肋も折れてない。念のため1週間は安静に」
小鳥遊(…触っただけでそこまで判るもんか?本当なら大した腕だが)

草薙「では宜しくお願い致します」
??「いや、あなた怪我してるの手だろ?脱がなくていいから」
草薙「これは失礼…致しました……」
??「……うん、火傷ですなこりゃ。なにか料理中に?」
草薙「あ、はい。くっきんぐで油を投入したら、突如として火柱が……」
??「油は少しずつ、ですよ。全治1、2週間というところです
   風呂に入る時は手を湯に入れないように。はい次」
理沙子(あのお医者さん何者かしら…何処かで見たような)
0438名無しくん、、、好きです。。。
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2021/09/01(水) 19:49:12.45ID:qEh0ZFwX
医者「ああ佐久間さん、定期検診……でしたね。第三診察室にどうぞ」
理沙子「…あ、はいわかりました。少し待っててね金井」
金井「は〜い、ごゆっくり〜」

??「はい次〜、吉田龍子さん……胃痛と、いうことらしいですが
   心当たりとかはありますかね?」
龍子「あー…女王継いでからというもの、もうホント苦労の連続で…
   ファンからも励ましなんだか愚痴なんだかよくわからない呟きを
   多数貰っててあ〜もう、何が何やら……」
??「あ〜まあ現代の病というヤツですなぁ。人気商売は辛いですね〜」
龍子「ったく、顔も見たことのない連中に何であそこまで……」
??「ふうむ……とは言え、顔も見たことのない、名前も知らん人達の
   出す金で飯が食える、プロってなどこでもそんなもんですよ」
龍子「……む、まあそうだけど」
??「地位も体も、慣れるには何でも時間がかかるものです、大事なのは
   焦らん事。イライラは大概ろくでもない結果に繋がりますからな」
龍子「……でもさ、先生!あいつらの呟きがまぁ〜毎回下ネタまみれ!
   いい声で喘ぐとか、下着が意外と少女趣味だとか、ムダ毛処理に
   めっさ時間掛けてるとか、大っぴらに酒飲めなくてキレかけてるとか
   4割くらい当たってんのがまぁ〜腹立つの恥ずかしいのって!」
??「……ファンから愛されると言うのも良し悪しだね。まぁ……なんだ
   幾らか心持ちは楽になったでしょう。ストレスは溜め込まん事です
   一応念のため視ておきましょう、お腹出して」
龍子「あ…わかりました」
0439名無しくん、、、好きです。。。
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2021/09/01(水) 20:55:51.08ID:qEh0ZFwX
医者「……うん、はい、大丈夫ですね。しかし、四十路でこれだけ動ける人は
   そうはいるもんじゃありませんな」
理沙子「先生?年齢の話はしない約束でしたよね……」
医者「…はっはっは、済まん。トシの話をするならお互い様か
   もうかれこれ13年程になるか…長い様で短い、うん」
理沙子「…ではまた、半年後に。無事でお会いしたいですね」
医者「はい、体には気を付けましょう。お互いに」

金井「あ、診察終わりました〜?」
理沙子「ええ、身体自体は強健そのものですって。ただ……」
金井「ただ?」
理沙子「…内臓数値がね。お酒の量には気を付けるように言われたわ
    さすがはお医者様、見抜かれてたわね」
金井「……結構ストレス抱えてたんですね」
龍子「……あ、先輩。丁度良いとこに。実は今……」
六角「あーっはっはっは!これはいい!めでたいね!ええ!」
龍子「…笑い事じゃないっすよ先輩。一人でバカ騒ぎして」
理沙子「……どうかしたの?」
六角「それがさ、聞いて驚くなよ理沙子。小鳥遊のやつ、おめでただってさ!
   いやー今世紀最大のめでたさだ!あーっはっはっは!」
金井「…おめ、でた?え?オメ、ルタ……あれ?」
龍子「…そりゃマフィアだろ。おめでた…つまり妊娠、赤ちゃんが出来たんだ」
理沙子「……あら、まぁ……」

草薙「…あの、つかぬことを伺いますが、小鳥遊先輩はご結婚を…」
龍子「ああ、知らないのも無理ない。若手の頃に極秘入籍してたらしくてな
   先輩がヒールキャラな事もあって、旦那に余計な負担かかんないように
   アタシらもそれとなく秘密にしてたんだ」
金井(……ニン、シン……ニンシン、え〜と……え〜と……どんな字だっけ
   人任忍認……え〜と、ニンシンって、なんだったっけ?) 
0440名無しくん、、、好きです。。。
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2021/09/01(水) 23:06:36.23ID:qEh0ZFwX
小鳥遊「……いやーまいったまいった。これで暫くお休みだなこりゃ」
理沙子「…どれくらいだって?」
小鳥遊「おう理沙子、大体4ヵ月くらいだと。最近な〜んか変だと思ってたが
    なにせこの体でこの腹だ。わからないわけだぜ、なぁ?」
六角「ったく変に頑丈だからねあんたは。ま、パートナーとして言えるのは
   もうこれ、お腹の子第一だよ?無理しちゃダメですよ?え?」
小鳥遊「どこの元横綱だあたしは。まぁ…恥ずかしいやな、いざこうなると」
草薙「とにかくもおめでとうございます」
龍子「まぁ後のことは任しといて下さい。…良い人知ってるんで」
六角「そうか…まぁこの際、霧子女史に頼むしかないか。あの敏腕秘書の
   様々な炎上の臭いが染み付いてむせる程の壮絶な経験を生かした
   スキャンダル管理能力はそれはもう天下一品……」
金井「……そうだよね、ニシンって美味しいよね、ね!」
龍子「……ん?金井?なんて?」
金井(……お魚じゃなかった?なんだろ?)
草薙(金井さん、後で妊娠のなんたるかについてとっくりとご説明致します)
金井(…あ、どうもありがと)

龍子「…あ、もしもし霧子さん?実はですね……ええガルム、小鳥遊…
   おめでた、らしくて……ええ…………いやや、できちゃったとかでなく
   ああ……もう、今からそっち言って報告、説明します。はい」
理沙子「子供の名前、考えなくちゃね」
小鳥遊「…安心してくれ、この日のため…じゃないが旦那と前もって決めてある
    男ならタケミチ、女ならカヨって」
理沙子「そう……なら、心配ないわね」

本編で妹を紹介してくる小鳥遊薫にまさかの新事実が!?
しかし恐らくスキャンダルどころか祝福の嵐と化すであろう事は
小鳥遊の人柄からして想像だに難くないが……

つづく
0441名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/09/27(月) 19:37:47.69ID:ViEnYjo7
ひあーかむずあにゅーちゃれんじゃー

小鳥遊のまさかのスキャンダルに血湧き肉踊るレッスル
しかし周りやファンの反応は意外にも…

永原「……なんか納得行かない」
富沢「まー、まさかの祝福ムードだしねー」
金井「……実はイイ人代表格の姐さんなら必ず報われるって信じていた
   道理でイベントであんまりグイグイ来なかった訳だ。腑に落ちた   
   やっぱりレッスルはこうあるべきだ、全く愛でたい限り
   人格って大事だというのが良くわかる好例だな……だって」
美沙「めちゃめちゃ愛されているのですヒールなのに!魔女としては
   これは嫉妬の炎を燃やさずにはおれないのですよはーべべんべんべん」
斉藤「ファンはお前たちが思っているほど、いい加減でも盲目的でもない
   普段なんのかんの言ってても、見るべき所はしっかり見ているという事だ」
永原「…あたしの時はまたやらかした永原、なのに……」
理沙子「あなたの場合、今までの実績が実績でしょう。ファンは見てるわよ?
    そういうところ。評価を覆したいなら、積み重ねあるのみね」
神田「…では早速、新人二人と基礎体力作りを兼ねてロードワークしてきます
   永原先輩、良いですよね?」
理沙子「そうね…ちづる?新人の面倒はあなたと富沢に一任してあるわよね?」
富沢「…走るの苦手なんだけどな〜」
永原「はー……よっし!では気持ちを切り替え、今日も練…」

 ピキーン!   挑 戦 者、現 る !

永原「…は!今のはいったい……」
???「たのもぉー!永原ちづる!誕生日プレゼントを届けにきたぁ!」
0442名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/09/27(月) 20:12:48.70ID:ViEnYjo7
永原「え、なになに、道場破り!?令和のこの時代に!」
斉藤「ふっ、無謀な……。防犯担当は越後だったな、越後……」
???「越後ならここでノビてるわよ。ほらっ!」
金井「え?ああっ!越後さんが外でキレイに一回転して倒れてる!」

理沙子「随分血気盛んね。いえ……ようやく本領発揮というところかしら」
美沙「ああっ、あなたは!レッスルの元祖主人公にして炎上の天使!
   ピンクヘアードセラフの異名を持つ大食いチャンピオンマイティ祐希子!」
祐希子「ちょっと!色々間違ってるわよそこの魔女!なによ炎上天使って!
    ピンクなんたらに関しては聞いたことすらないし!」

越後「…く、いくら不意を突かれたとはいえこの私が……!」
祐希子「暫く見ないうちに鈍ったんじゃない、皆!闘わない、闘えない
    レッスルエンジェルに用はないわよ!さあ永原、誕生日プレゼントよ
    あたしの挑戦を受けなさい!特別にタダで!」
永原「いやあの……あたし、今ベルト持ってないし」
祐希子「関係ないわね、あなたはもうあたしにとって後輩でも何でもない!
    あたしが真に女王になるには!あんたも立派なライバルの一人!
    最終調整がてら実力を試させてもらうわよ、一対一でね!」
理沙子「その様子…ようやくタッグ結成の準備ができたようね」
祐希子「そりゃもうおかげさまで!休養十分気合十分腹八分目!
    今すぐにでもタイトルマッチできますよ先輩!」

永原「……てな訳でレイちゃん、神田。新人の練習、見てあげてよ
   祐希子先輩直々の挑戦ってなると、受けないわけにもいかないしさ」

神田「了解しました。……ご無事で」
富沢「…必ずまた生きて会おうね、死んだら負けよ、ちづる!いいわね!」
永原「……始める前から、縁起でもないこと言わないでよぉ!」
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2021/09/27(月) 21:04:06.96ID:ViEnYjo7
理沙子「いい?時間は10分、あくまでも練習だということを忘れないように」
祐希子「…倒しちゃってもかまわないんでしょ?」
永原「むっ!そう簡単にいくもんか!かかってこーいばろちきしょー!」

斉藤「……では両者、用意いいな、始め!」
祐希子「だあぁぁぁぁっっっ!!!!!!」
永原「疾い……!むぐっ!ぶわっ!」
祐希子「遅い!やっぱり鈍ってるわね!新人育成に時間取られてるから
    そんな仕上がりになるのよ!」
永原「むうぅー言わせておけば……この……!ぐわっち!」
祐希子「さあ打って来なさいよ!かるーく受け流してやるわ!」
永原「このこの、このっ!ふんっ、えいやっ、とわぁっ!」
祐希子「ふっ……!ほらっ!どうしたの、効いてないわよ!そんな立ち方で
    技が出せると思ってんの!」

美沙(……絶望的な位に完成度の違いが見てとれるのです実に残酷なのですよ)
金井(ちづるちゃんだって決して遅いわけじゃないのに…)
理沙子(シングルマッチの経験の差、ライバルとの激闘の記憶
   そしてハッキリとわかる精神力の差……まともにぶつかれば
   この結果は必然と言えるわね)

永原(…くっ!組ませてもらえない!このっ!)
祐希子「よっと!いつまでもそんなワンパターンで勝てると思ってんの!
    ジャーマンだけで勝てるほどトップのマットは甘くないのよ!」

美沙(…フライングメイヤー、スリーパー、と見せかけて腕…流れるような
   一連の繋ぎ、いつの間にこんなバリエーションを…)
理沙子(あれは新女出身なら誰でも使いこなせる、言わば基礎中の基礎
    最も、あそこまで素早く使いこなせるのは何人もいないけど)
金井(南さんとか凄く上手いですよねー)
斉藤(立ちから普通に極めてきたりするからな。あれは厄介だ)
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2021/09/27(月) 21:56:45.87ID:ViEnYjo7
祐希子「…とりゃぁぁぁぁ!!!」
永原「……く、うわっ!おわわっ!!!」
祐希子「よし、もらった!」
永原「はれ……ぶへっっっっ!!!!!
金井「え、なに!?今のあれ!」
越後「…あれだ。ジャンピングニーの形から組み付かれたと思ったら
   いきなり一回転されて担がれ落とされた」
理沙子「……それまで!完成度はまずまずといったところかしら」

祐希子「……ふっふっふ。遂に、遂に完成した!名付けてレッスルストリーム!
    時代を引き寄せる流れ!あらゆる形に変化するフィニッシュホールド!
    正に女王に、このあたしにふさわしい技ね!」
永原「……むぐぐ、悔しい」
理沙子「これで見えてきたでしょ、ちづる?女王の資質、それは!
    自ら編み出した必殺技!基礎を踏まえた上に積み重ねられ
    作られる、揺るぎのない個性!それこそが必要なのよ」
祐希子「…ということよ。わかったかな〜、永原くん?」

斉藤「…全てあの二人の掌の上、ということだったか」
越後「やはりトップイベンターというのは、ジャンルを問うことなく
   全てにおいてレベルが高いということか…悔しい」
金井「一段も二段も違うともう……圧倒されるね」
美沙「魔術の世界も日進月歩なので以下同文なのです」

祐希子「……あ〜、これにて調整も万全!レッスル復権の為に頑張るぞ〜!
    あ、これ誕生日祝い用のケーキね」
永原「……あ、ありがとうこざいます。祐希子先輩、なーんか……こう
   結構、変わりました?」
祐希子「なによいきなり?まぁ…変わったかな。いろんなことあったしね」
永原「……よし、あたしも身に付けてやる!個性を、オリジナルジャーマンを!」
金井「…ジャーマンなのは変わらないんだね」
美沙「個性は今のままでも十分過ぎる気はするのです」
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2021/10/20(水) 19:48:21.62ID:Rc9D509M
斉藤「……ん?また誰か来たのか?」
??「たのもう!永原ちづる、いざ、尋常に勝負しませい!」
永原「……ってなに?今日は挑戦者多すぎ!」

草薙「お久しぶりです永原さん。私も女王を目指す者として今一度!
   あなたに勝負を申し込みます!さあ、この申し出を受けるか!」
永原「…いや、さっきもうやられたとこだし」
草薙「なんと!?一体誰に……」
祐希子「あたしよあたし!さすがに続けてやるのはフェアじゃないでしょ
    またにしといた方が良いんじゃない?」
草薙「……先客がいた、というわけですか。ですが……しかし!
   たとえ先輩の言葉と言えど、決意を持って来た以上は私も
   黙って退く訳には行きません!永原さんが無理というなら
   誰か、代わりに私と闘う者は!」
斉藤「…妙に気合いが入っているな。天神、お前はどうだ?」
美沙「…う、今は少し持病の癪が……先輩どうぞなのです」
斉藤「…やれやれ、仕方無い。越後もダメージを受けている以上、私が…」

理沙子「スパーリング程度でいいなら私が行きましょう。どうかしら?」
草薙「…元女王が相手とは願ってもない話!いいでしょう、では10分後に」
理沙子「5分でいいわ。丁度練習に入るところだったし」

金井「…大丈夫なの理沙子さん?」
理沙子「後輩に簡単にやられるのなら、選手として私がいる意味がないわ
    彼女の技…奥の手を見極める為にもここは私が。いいわねちづる?」
永原「はい、目を皿のようにしてじっくり観察します!」
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2021/10/20(水) 21:03:47.98ID:Rc9D509M
草薙「では早速……てやあぁぁっ!」
理沙子(くっ……!速い踏み込みね、でもっ!)

越後「お互い得意の投げで来るか……。がっぷり四つ……動かないな」
斉藤「速攻を耐えられて、力比べの体勢か……だが」
草薙「…力比べならこちらに分が!はあああっっっ!!!」
理沙子「くっ!これは!」
永原「ああっ!理沙子さんが一瞬で背負われた!それもきりもみ状に
   巻き込まれながら!」

理沙子「……く、さすがね。受け身が、完璧に、とれなかった、わ…」
草薙「…草薙流奥義、大蛇倒を受けて尚立てるとは……しかしこれで!」
理沙子「……取った!」
斉藤「一瞬!右で取った腕を極め、左でエルボー!」

草薙「…うっ、懐に!」
理沙子「これがRSKスペシャルその2…マイスターホイップ!」
永原「巧い!そのままホイップして……肘ごと落とす!カウンターの勢い…
   二人分の体重が乗る分、威力は更に強烈!」
越後「受、極、打、投……まさに合わせ技の見本の様な技だ」
金井「無理矢理力を使わなくてもここまで闘えるなんて…スゴいね」

草薙「……く、何故手加減をしたのですか」
理沙子「手加減なんかじゃないわ、私も最近実戦から遠ざかっていたから…
    もう少し鍛え直さなきゃね。いい練習になったわ、ありがとう」
草薙「…はい。こちらこそ、ありがとうございました」

斉藤「…あれで練習とは。お互いまだまだ余力を残してる感じだ」
永原「シングルマッチだったらあたし多分、負けてる…?」
美沙「まあどー見ても引き出しの数が違いすぎるようなので永原先輩の敗けは
   火を見るより明らかなのですよ」
永原「むー…かもしれない」
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2021/10/20(水) 22:41:49.52ID:Rc9D509M
越後「ふーん、物事を客観的に見られるようになったか。良いことだな
   お前がいくらか強いといってもそれはあくまでもアイドル、Jrクラスと
   比較しての話!才覚を持った者が実績を積み重ね挑むレッスル女王の座
   そんなに簡単に座る事はできない!うん!」
永原「…草薙とは同期だから、いろんなところで比べられちゃうんだよね
   あっちはもうシングル戦で堂々強豪と渡り合ってるし」
斉藤「…わかる!わかるぞ永原。同期に強力な選手がいるとどうしても比較の
   対象にされるからな。私も、それでまぁ苦労をした……だが!
   私は……闘う!空手家とレスラー、両方の誇りを胸にこの白胴着で!」
金井「斉藤さん、いつになく気合い入ってる〜」

祐希子「…お話中のところ悪いけど、後輩たち帰って来たわよ」

富沢「……だからね!このままだと業界は!滅びの道一直線だって!」
北村「またまた〜、いっぱい新作出てるじゃないせんぱ〜い、大丈夫だって〜」
富沢「それが甘いって言うのよ!ほとんど外注リメイクか惰性続編じゃない!
   おまけに大作所は何時ものグラ崩壊デザ微妙バグ盛り脚本ブン投げ和え!
   これで頭抱えない方がどうかしてる!」
北村「せんぱ〜い、新しいものについていけないのはオバサン化した証拠〜
   古いんですよ、古いの〜」
富沢「新しいのがイイならせめてマトモに面白くあって!なんでああも微妙なの
   本気でアレ面白いと思ってる人いるの!?」

越後「……ナニを言い合っているんだ、あいつら」
神田「ランニング中、あの二人が業界の将来について語りあってた所
   途中からずっとあの調子で……」
虎子「何の将来についてなんすかね……」
   
0448名無しくん、、、好きです。。。
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2021/10/20(水) 23:28:47.16ID:Rc9D509M
富沢「あ、みんなー聞いてよ!もー北村ったらなんにもわかってないのよ
   どれだか界隈がクオリティ低下しているかということが…って草薙?」
草薙「…お邪魔しております。今日は少々腕試しをしに」
北村「だーからせんぱ〜い古いって、頭化石すよ〜。もっと頭の中身も
   アップデートしていきましょう秒単位で〜」
お草薙「あっぷでいと…?新手の逢い引き方式でしょうか」

祐希子「…あれがイマドキの娘か。ウチも苦労してるけどね」
斉藤「しかし収拾がつかないなこれは。どうする?」

理沙子「…我々は全く新しい時代をこれから創る、今より我々は過去を切り捨てる
    泣いてはならない、泣くのは今を嫌がっているからだ
    笑ってはならない、笑うのは昔を懐かしんでいるからだ」
永原「へ…何て?」
理沙子「…昔とある国で独裁者と呼ばれた人の言葉よ。因みにこのあと
    文化の弾圧と虐殺が起きて、数年間で何百万人も殺されたらしいわ」
虎子「うえぇ…気分が悪くなってきたっす……」
美沙「数十年前の恐るべき実話なのです下手なフィクションより怖いのですよ」
越後「…急激過ぎる改革は甚大な被害を伴う、か。私達も他人事じゃないな」
富沢「そうですよ!だからガチャはユーザーにとって百害あって一利無し…」
金井「…アレはあたしたちが止めたのに回し続けてスッたレイちゃんが悪いよ」

北村「…ヤバい、結構あたしその考え方してるかも。ネットアイドルの時も
   悪の親玉みたいとか言われてたし、カレシも一月で三人変えたりとか…」
虎子「いや、なにしてんのお前。ビッチって奴?それ」
祐希子「…先輩、多分昔のあたしよりヤバいよこの娘。早くなんとかしよう」
永原「……祐希子先輩も相当教育されてたって、本当なんだね」
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2021/11/03(水) 21:23:40.55ID:DPETnjbL
祐希子「そりゃもー、徹底的にね。あたし大分期待されてもいたけど
    新人の頃は、かなーり危険視もされてたから」
理沙子「あの頃に比べたら随分丸くなったものよ。若手時代の頃は
    平気で市ヶ谷と乱闘騒ぎを起こし、パチンコにハマっては
    その一喜一憂ぶりを度々フォーカスされていたもの」
永原「…今もあんまり変わらないような気もするけど」

越後「…ともかくだ!富沢・北村!しょーもないケンカはやめろ!
   新しい古いだけでモノの価値を見定めようとするときっと後悔するぞ!」
富沢「うー、わかってますよーだ」
北村「…先輩、あたしやっぱりヤバいっすかね?」
金井「大丈夫大丈夫。そう感じられるってことは、まだまだ大丈夫
   本当にダメだと、変な自信持ったまま人の言うこと聞かなくなるし〜」
富沢「そうよね〜、ちづる?」
永原「……その節は、平にすいませんでしたー!って、二人も似たような
   もんじゃん!遅刻も練習サボりもカレシ探しも!皆一緒にさ!」
斉藤「いや、学生かお前ら、学生気分か!」
虎子「…先輩たちも、昔はあたしらと似たようなもんだったんすね」
北村「なーんだ、心配して損した。やっぱりあたしは正しかった!
   よーしこれからも引き続きネットでティーンズ洗脳活動に…」
祐希子「……イヤ、だから、そういうとこ!」    
0450名無しくん、、、好きです。。。
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2021/11/03(水) 22:10:44.46ID:DPETnjbL
??「そろそろお話、終わったかな〜?なら、こっからはウチのターンや!」

永原「むっ…この聞き慣れた関西弁は成瀬さん、成瀬唯!」
神田「ふう……千客万来ですね」
斉藤「なんだ、何用だ成瀬!今日は生憎と討ち入りが二件もあってな!
   これ以上果たし合いを望むなら日を改めて……」

成瀬「ちゃうちゃう、ウチの誕生日に何かこう…気が利くプレゼントとか
   そういうの……ないかな〜って」
理沙子「あらもうそんな季節?ちょっと待って、確かお客様用のケーキ…」
成瀬「いやいや子供ちゃうし、そんなんええですって。それよりぃ〜
   変わらずウチが手掛ける店をご贔屓に〜、てなのでどう?」
永原「なんというダイレクトマーケティング……」

美沙「皆騙されてはいけないのです先輩の誕生日は11月2日、つまり昨日
   既に過ぎ去りし過去なのです我々はこれより過去は切り捨てる
   泣いても笑ってもいけないのですふっふっふっ」
成瀬「……天神、お前、空気読めんな〜。見てみい皆の反応」

富沢「それ言っちゃうか天神。皆知ってて聞いてたのにさ」
金井「一日くらい多目に見るのがあたしたちのや・さ・し・さ〜♪」
北村「それよりぃ〜、ヤバい人、見つかりましたねぇ〜、ねえ先輩?」
虎子「むしろこっちが大本命だったんすね」
越後「…天神、あとで後輩二人共々再教育だ!いいな!」
理沙子「まぁまぁ、この娘のキャラとしては正しい反応よ」
美沙「キャラではないのです!」

成瀬「いやぁ〜やっぱり持つべきものは新たな時代でもなお続く
   同じ刻を生きてきた仲間なんやなぁ〜って。んじゃ、待ってるで〜」
永原「…いやいやメタいメタい成瀬さん、その声と顔で」
金井「それでも〜、いったいこのぼくに〜」
富沢「……いやそれ以上攻めなくていいから美加」
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2021/11/10(水) 21:47:08.13ID:LI33qsbQ
こうして成瀬の乱入?により一応の騒動は収まった……
に、見えたが…

成瀬「…ようこそ、ウチの夢のあるお店、レッスルアートランドへ〜
   では、令和におけるレッスルの存続を祝って乾杯〜」
理沙子「こらこら、一応私の誕生日会も兼ねてるんだから」
成瀬「せやな〜、姐さんの誕生日にもかんぱ〜い」

富沢「なんか……さっきより明らかにテンション低いわね」
永原「色々あるんだろーね、経営者として。てかお店の名前初めて聞いた」
金井「なんかお客もまだまだ戻んないらしくて大変らしいよ
   今日もあたしたち以外さっぱりだったらしいし」
越後「…私は酒は遠慮する!どうも大きな試合が近いようだから!」
神田「新女王が年末にビッグマッチを企画するって噂らしいですから
   私たちもあまり深酒は…」
斉藤「わかっている!カード次第では、ともすれば現女王の交代劇も
   起こらないとも限らないからな」
美沙「市ヶ谷先輩辺りはここぞとばかりに龍子政権の転覆を狙うだろーハズ
   荒れることは必至なのですよ」

永原「…で、なんで成瀬さんはそんなに不機嫌?」
成瀬「知ってる?最近そこらじゅうでやれ昔の作品の復刻〜とかって
   やってるの。んでウチらにも再度日が当たるかな〜って」
永原「良いことじゃないですか!なのになんでそんな暗い顔…」
富沢「……内情知ってたら、そんなこととてもじゃないけど言えないわよ
   やり方が雑だわ質が低いわで…」
理沙子「実写化……とかあるかしらね」
成瀬「ジョーダンやろ!?もしもウチらの実写なんてやってみいな!
   痛いコスプレ祭りどころの騒ぎじゃ済まないって!」
金井「作画が止め絵でカックカクなOVAになったり……」
富沢「原作とは似ても似つかない展開からのアニオリエンドだったり…」
0452名無しくん、、、好きです。。。
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2021/11/10(水) 22:33:37.88ID:LI33qsbQ
斉藤「止めはエンディングだぞ、泣けよと言わんばかりの味方全滅
   自分だけ生き残りエンド、だな」
神田「…詳しいですね先輩」
斉藤「自分がいざアレな作品に出演していたとなると…中々に気持ちが悪いからな」
越後「インタビュー記事とかも大体面白可笑しく盛られるし」
美沙「SNSでさんざネタにされ、会場でおもむろに飛ぶネタゼリフ…
   何気に精神的ダメージ蓄積がどんどこなのですよ」
富沢「あたしたちあるあるよね〜」
成瀬「…ウチの店にも何ていうの?そういうからかい半分みたいなん
   昔から多くてなぁ〜。ついそれを思い出すと……うん」
理沙子「グッズ買い占めとかも最近問題になってるわね」
富沢「宣伝になる反面荒れるんですよね、あれ……」

北村「せんぱーい早く食べましょうー飲みましょうー」
虎子「そうっす!祝いの席に暗ーくなっちゃダメっすよ!
   この程度の世間や気温の冷たさに負けちゃあいけないんっす!
   あたしたちはレッスルエンジェルスなんっすから」
祐希子「そうよ、つまらないドラマやアニメや記事がなに!そういうのは
    全力でイヤなら見るな!これしかない、徹底して!」
草薙「…申し訳無いとは思いますが討ち入り序でにお邪魔させてもらっています」

成瀬「…あんたらの分用意して無いんやけど」
理沙子「良いじゃないの。若い娘がいてくれると場も華やぐというものだし
    自覚が出てきたようで何よりだわ。良ければこれどうぞ」
北村「ありがとーございまっす!ありがたくいただきます!」
虎子「今日から社長でも先輩でもなく、母者と呼ばせてください!」
北村「じゃああたしはママ者で。ありがとうございますママ者!」
越後「こらお前ら、先輩に対してなんという馴れ馴れしい……!」
理沙子「まあまあ良いじゃないの。感謝の意を込めてくれているんだから
    …但し、外ではキチンとしてもらうわよ?」
永原(…おかーちゃんから母者に変わったのか。新しくなったと言うか
   逆に古めかしいと言うか…)
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2021/11/10(水) 23:01:44.25ID:LI33qsbQ
??「こらー、テメーらカネ出せぇ!カネだカネぇ!」
成瀬「……なんや煩いなあ。夜やいうのに、静かにしぃ!」
神田「刃物というか、カッターを持ってますし、どうやら強盗の様です
   最近本当に物騒になりましたね」

金井「あーあ、よりにもよってここに来ちゃったか〜」
永原「あたしたちにたった一人で向かってくるとは見上げた度胸!
   この永原ちづるがお相手しましょー!」
??「な、なんだお前ら?ナニすんだコノヤロー!コレが見えな…ふげっ!!!」
虎子「…一瞬で裏取ってジャーマン、しかも高角度!」
北村「あららら、こりゃ死んだかも。下手したら」

斉藤「…永原、手加減しろよ」
永原「投げた後に言わないでよ斉藤さん。この場合正当防衛だし!」
??「やめろ、お前らナニすんだ、やめろー!」
成瀬「お前がナニしとんねん!皆の迷惑や、強盗なんてアホな真似やめぇ!」
理沙子「とんだプレゼントだったわね。でも良いものを見せて貰ったわ」
??「テメんだこの豹柄○○○○コラー!なに笑ってんだ、笑ってんじゃねえ!」

美沙「……!?」     神田「……なんて、なんて事を、お前……」
越後「…守れ!フォーメーションだ、みんなーっっっっ!!!!!」
理沙子「……うふ、ふふふふふふふ」
祐希子「新人、下がってなさい!先輩、落ち着いて、まず!」
永原「そこの強盗、逃げてー!早く逃げてーっ!!!!命があるうちに!」
斉藤「ふう…やれやれ、とんだパーティーだ全く」
草薙「……私たちらしい、と言えばらしいのでは」

??「…………なんだ、なんなんだお前らーっ!」

つづく
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2021/12/01(水) 19:43:09.13ID:wx5NwwR3
どこかが、ナニかが違う

久々の大がかりな大会向けて年末最終調整に入る永原たち
そんな中、初めてメインの試合を任された神田が…

アナ「……神田ラッシュ!柳生、防戦一方か!コーナーに固められている!
   このまま決まるのでしょうか、解説の来島さん!」
来島「んー……これはー……あー……」
神田(…行ける!)

アナ「ああーっと!アッパー!そして二連、いや三連続のボディブロー!
   柳生たまらずダウーン!これは、ダウンカウントが入るか!」
来島「いやーこれは……なんと言うか…………あ〜……」
アナ「……8、9、10!まさかのノックアウト勝ち!神田、勝ちました!
   終わってみれば8分42秒、完勝といっていい内容でしょうか!」

来島「え〜、あの、まぁ勝ったのはいいんですが……えー……これは、あの
   ボクシングではなくプロレス、ですので…パンチを顔に入れなくなったのは
   進歩…といっていいかもしれませんが、それは当たり前の事なので…」
アナ「…勝つには勝ったが、というところですか!」
来島「基本手技、立ち技だけというのもやや評価が厳しくなる所です
   レッスルのファンはこういう、ともすれば一方的と言われる試合は
   もう散々見飽きるくらい観てきていますから」
アナ「つまり、しょっぱい…と!」
来島「言い方は色々ありますが…んー、まぁ〜そういうところ、ですよね
   もっとこう魅せ方といいますか、そういうのを勉強して欲しいなと」
0455名無しくん、、、好きです。。。
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2021/12/01(水) 20:28:01.84ID:wx5NwwR3
アナ「…神田選手、まだメインイベンターとして立ち始めたばかり!
   これからに期待したいと思いますね!では!これで会場から
   失礼致します!御機嫌よう!」
来島「…ロープブレイクの応酬、避けてばかりのファイト…最近目立ちます
   プロレスというのは、もっとこう肉体と技とのぶつかり合いが……」

龍子「……やっちゃったな、やってくれちゃったな、ええ、おい!
   よりにもよってウチの!メイン戦で!」
富沢「……もーしわけありません先輩!あれほど練習したのに!させたのに!
   徹底的にプロレスのなんたるかを叩き込んだ、つもり…だったのに!」
永原「いつもより回転上げて、とは言ったけど……」
石川「勘違いをしちゃったっぽいわね〜」
小川「神田がほとんど技を受けてない、っていうのもマズかったですし…」
永原「おまけにドヤ顔で勝利ポーズ……明らかにざわついてたよね
   柳生さんのファンなんか、半ばキレかかってたもん…」

斉藤「セミの6人タッグ戦の盛り上がりを一瞬にして帳消しにしたからな……
   ともかくこの通り、すまん!」
龍子「アタシらの、レッスルの間に、謝って済むという文化はない!
   払ってもらおうじゃないか、あらゆるモノで!」
永原「…ソコを、何とかぁ〜、なりません、か?次必ず埋め合わせますから!
   ほら、このレッスルの腕章に誓って!」
龍子「…良いだろう。なら年末にまとめて返してもらおうじゃないか!
   もし返せなかった時は……石川?」
石川「今の団体から引き抜いた後、件の社長に条件無制限で引き渡すわね〜」
小川「可哀想に……貞操もプライドもきっとズタズタに…」
永原「…あの社長ってそんなにヤバイの!?って、なんでそんなに詳しいの?」
龍子「いやなんとなく。ほら、社長ってのは皆そういうもんだし」
永原「……龍子さんも団体のトップ、つまりは社長じゃないですか」
0456名無しくん、、、好きです。。。
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2021/12/01(水) 20:59:14.33ID:wx5NwwR3
龍子「いやアタシもそういうとこあるし。後ろからグワッと、的な?」
富沢「いや、何とんでもない事カミングアウトしてるんですか先輩……」
石川「暴露話はソコまでにしましょ〜。みんな取り敢えず着替えてシャワーね〜」
小川「いえ石川さん逆、逆。シャワー浴びて着替え、です」
金井(……みんないい感じにマイペースだぁ)

富沢「……今ネットの反応見てるけどうんまあ、やっぱり予想通りね
   早速動画に上がってるわ。世紀の塩試合……だって」
神田「…ナニがイケなかったんでしょうか」
富沢「試合が始まってから終わるまで、全部よ全部!ハイスパートにも
   程がある!基本パンチしか打ってないし、最後もノックアウトだし!」
斉藤「……なあこれ、永原と富沢の事も言われてるぞ」
永原「ふーいいシャワーだっ…え、なんて?」

??「まーた試合がバグったか。これは大体永原のせいだな」
??「永原が悪いよ永原が!」    ??「そうだそうだ!」
??「なんでこうも(なぞのしあい)になってもーたんやろなぁ…」
??「途中から柳生が凍ってた、まであるでこれは」
??「フリーズだけにお寒い試合ってか、ハハッワロス」
??「前のタッグ戦が盛り上がっただけにな…残念シックスだわホント」
??「いやまて、するとだ、残念な試合になったのは富沢のせいだった……?」
??「それはさすがに流れ弾過ぎ……イヤ待てありえるかもしれな
??「あの試合は富沢が仕組んだ可能性が微レ存……?」
0457名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/12/01(水) 21:53:48.29ID:wx5NwwR3
??「永原と富沢、二人が組めばこうもなるか……」
??「むしろこの程度で済んだ事が驚きモモヒキ三章はない」
??「まあ神田が一番やらかしたんだけどな」
??「いや待てだから永原と富沢は流れ弾……うわなにをするやめ%)<[=

富沢「…何か変な流れになってる〜!?」
龍子「ふぅ〜……まあ、あれだな。そうと考えないとアレは説明のつかない
   事象だった、てことだな、うん」
永原「いや、あの……こんなの、絶対、おかしいよ!」
斉藤「うんわかってる、うん。まずは落ち着け永原。鬱憤を晴らそうと
   する者も在れば、キチンと軌道修正しようとする者も居る
   これもあくまでもネタのつもりだろう。余程の誹謗中傷でもない限り
   多少のやり取りは、あの内容を見た後なら無理もないことだ」
富沢「…これ見てもそんなこと言えるの?斉藤さん」
斉藤「…?私はどうせ、今日も地味に活躍したーとかなんとかだろ。どうせ……」

??「誰か斉藤さんにも触れてやれ。なんでハブにするのお前ら」
??「斉藤さんはアレだよお前、にわかにはわからないお色気単当惑だから」
??「いやまあ言いたいことはわかる、うん。通のみが知るアレは」
??「何気に姿勢いいし、胸元もめっちゃ開いてるしな」
??「サラシを敢えて魅せつけるスタイル、俺でなきゃ見逃しちゃうね」
??「バカお前、次から気にしてガードキツくなったらどうすんだ!」

斉藤「…なんだ、これはぁ!そんな、胸とか…」
龍子「…ある意味、羨ましいな。アタシらなんか世間ではほぼゴリラ扱いなのに」
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垢版 |
2021/12/01(水) 22:26:35.73ID:wx5NwwR3
神田「とんだとばっちりですいません、先輩方」
石川「次から気を付けてね〜。ウチもそうそう余裕があるわけでも…ないから」
神田「は……!?はい……以後、気を付け……ます



金井(……最後の方、石川さんに怖さを感じたのはあたしだけ?)
富沢(怒らせたら怖いわよ、石川さんは〜。倍返しどころじゃ済まないわね)
永原「…なにこれ、もー頭来た、こらー!あたしは関係なーい!
   永原のせいってなに!なんの話よー!あほーばかーすかぽんたーん!」
龍子「……いやスマホに向かって怒鳴ってもしょうがないだろお前
   年末に挽回するしかないな。よーし、メシに行くぞー
   ちなみに払いは神田、お前のギャラ分からな」
神田「……覚悟はしています。はい」
小川「これもレッスル鉄の掟、覚えておいてね。試合での出来不出来は
   即、自分と団体の首に繋がってくるっていうことを」
神田「……次はもっと多彩な技を繰り出して、相手を華麗にKOしてみせます!」
永原「ズコー!ちがう、ちがーう!!!基本ノックアウトはダメ、絶対!
   大体いつもフォール狙い、稀に時々ギブアップ!まず基本をインプット!
   OK、神田?オーケー?」
神田「……解りました、はい、OKです。問題ありません」
永原「大丈夫かな、ホントに……。あ、おかーち…もとい、理沙子さんに
   神田のこと、なんて報告しよう……」
富沢「後で私も付き合うわ。……お仕置きを食らう時は一緒よ、ちづる」
永原「うう…。嬉しいやら、悲しいやら……」

つづく
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垢版 |
2021/12/15(水) 22:34:24.65ID:tm1YP6ZJ
しばらく おまちください

神田が初のメイン戦で塩試合を演じ、その責任を問われた結果
何故か共々お仕置きを食らいそうな雰囲気の永原、富沢
そんな中件の社長の元に一人の刺客が……

?「……ふう、ああ、もう……全く!」
社長「……………………ん、もういいのか?鏡君」
鏡「……相変わらず、私には他人行儀ですのね、社長。そういうところです」
社長「悪い。君の要望と欲にはともかく、期待の方は…応えられそうもない」
鏡「…前のように、慌てすらもしなくなりましたのね。ワタクシ…
  貴方のような可愛げのない男というのはキライです」
社長「……罵ってくれていい。僕…くっ!」
鏡「…フン、もういいですわ!……例の件は無事、やり遂げてみせましょう
  ごきげんよう、社長」

霧子「……どうやら終わった様ですね、社長?」
社長「霧子君か。すまない、また今回も迷惑を掛けた様だね」
霧子「…また、フラれましたか」
社長「ああ……また、フラれた。可愛げのない人はイヤだそうだ
   恐らく別の人のところにでも憂さを晴らしに行くんだろう」
霧子「…本当、女運に関しては、有るのか無いのかよくわかりませんね
   まぁ秘書としては、どんな事であれ揉めないのが一番有難いんですが」
社長「あぁ……まぁ一発で済んだのはある意味奇跡……うぐっ!」
霧子「プロの一発を甘く見てはいけません社長!取り敢えず検査です
   ……それはもう、上から下まで隅々と」
社長「……いや、下って、どういう意味だね霧子君?そんなに僕は信頼が…」
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垢版 |
2021/12/15(水) 23:05:12.43ID:tm1YP6ZJ
霧子「…あ、電話。はいもしもしこちらレッスル女子……はい?理沙子さん?」
社長「…助かった。あ、済まない霧子君、これからシャワー浴びるから
   それじゃ、そういうことで、うん」
霧子「はい?あ、ちょっと社長は……ええ、鏡さんと一悶着あったらしく
   ええ……その……はい……?ええ今日は少し……わかりました
   では後程。安心してください、都合は付けますので」

社長「…霧子君?」
霧子「…終わりました社長。全く…最近トラブルが多発してるんですから
   気を付けて下さい、本当に、本気で、マジで!ですよ」
社長「……シャワー浴びるから、話は後で!」
霧子「…………本当、社長という生き物は。はぁ…」

渡辺「もしもし霧子さーん、まだー?そろそろ中和しないと…」
藤島「最近只でさえ出番ないんだから……ってあれ?社長は?」
   マッサージ頼むって、あれだけ言っておいて…」
霧子「…まだ因子は安定しています。とは言え、待機していてください
   あなたたちがこの様な特技を持っていて、本当に良かったです」
渡辺「ま、まぁね〜。自慢じゃないけど、悪魔退治には自信あるのよ」
藤島「ファイト以外なら、私達だってまだまだ捨てたモンじゃないわよね〜
   にしてもさ、まさか社長が……」
霧子「…わかっているとは思いますが、他言無用ですよ?」
藤島「はいはい、わかってますって〜。さーて、今日も浄化しちゃうぞ〜!」

社長「…ふう。いいシャワーだった。って、あれ?」
渡辺「はいはいソコ寝て社長〜。いつものマッサージね、ホラ、早く!」
藤島「クリスマス前に、とっとと、済ませなきゃね〜」
社長「……いやクリスマスって何の、いや、ちょっと……おわっ!」   
0461名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2021/12/24(金) 21:52:18.64ID:jZkZ79yg
なにやら揉め事が多い年末、社長にも災難が降りかかった様子…
そんな中、永原たちもまた……

杉山「いいじゃねーかもうよー。今年こそアレだバーっとやろう、な」
永村「今度こそちゃんとやるから、ね」
永原「やりません!帰って、下さい!こっちはバグで分身の疑いとか何とかで
   検査までする羽目になったのに!とんだとばっちりだよ全く!」
杉山「それに関しては俺らも同様よ。もー全くちゃんとやれと」
永村「ホントいい加減スからね〜最近。クリスマスもこの分じゃ……
   だからホラメンツ集めて、皆でパーティー、ね?こういうのは…」

??「はい、そこのバグメンバー!メリークリスマース、ホーホーホゥ」
??「大きな星が点いたり消えたりしている…わぁ、大きい。ツリーかな?
   いや違う…違うな、ツリーならもっとバァッーて、飾るもんな!」
??「…おい、どうした006。さっきからぶつぶつと」
??「暑っ苦しいなぁカップルって…見せつけかなぁ……。イチャつくなら
   他でやって下さいよお、ねえ、おーい…もういいや、寝よっと」 
??「おいまだ仕事の最中だぞ006…こら、ふて寝すんな」
??「もしもし、こちらサンタ78号、006号がクリスマス熱にやられた模様
   至急増援を…聞こえますか、本部…」

杉山「……なんだ、いきなり外から颯爽と現れた、あのサンタの格好をした
   どうにも怪しいおっさん共は」
永村「なんかどっかで見覚えがあるような…それにおっさんと言うより爺さ…」
??「誰が爺だこら、バカにするんじゃあないよ!こちとらなぁ、プレゼントを
   運ぶために木星どころか別銀河まで行こうと……」
??「こらこら010、サンタの正体を明かしてはいかん。さて気を取り直して
   恵まれない君たちにもメリークリスマス!プレゼントをあげよう」
永原「…いやあの、どうやってあたしの家の住所を……」
78号「サンタは何でも知っている、簡単な事さホーホーホゥ」
杉山「……もしもし警察?なんかあの、サンタを名乗る怪しい人達が……
   はい、あの多分、変態だと、思うんすけど」
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