Q.『アイツ』とは?
A.本作は『アイツ』という全能で絶対的な存在が、ある世界を操作していく物語です。
 『アイツ』は単体で現実を歪め、キャラクターに影響を与えてしまう。
 しかも、その世界で起き得るすべての出来事を知っている。それをTIPSというシステムで表しています。
 自分一人でも世界に干渉できてしまうという概念は、選択肢という手法で表しています。
 ゲームの世界のキャラクター達が、自分より高位の存在(≒プレイヤー)のせいで酷い目にあったから、今度はこっちが懲らしめてやれ、と。
 遊んでくれた方にやりきれない思いを残してしまうので、エンターテイメントとしてはかなり疑問が残る作品ですよね(苦笑)。
 ゲームの世界のキャラクター達がやってる事はすべて『アイツ』に筒抜けです。
 その状態でどう懲らしめるか……と彼らが知恵を振り絞る物語です。(PSP限定版冊子)

Q.彼らが『アイツ』を憎む理由とは?
A.悟は過去に『アイツ』にひどいことをされている。
 だから呼び出して復讐してやろうと、本作はそういう物語なんです。
 当初は冒頭に、プレイヤーが選んだ選択肢のせいで、悟が妹の沙也香を殺めてしまうシーンを入れようという案がありました。
 直接的な描写はさすがにお蔵入りになってしまったのですが、行間でそういうことがあったのだと思ってください。(PC版Infinity plus冊子)

Q.『アイツ』=プレイヤー?
A.そう解釈できるようにはしてあります。
 『アイツ』=プレイヤーとは限りませんけど、彼らには、僕ら『上の次元の者』一人一人を判別する手段がないですし。(PC版Infinity plus冊子)