新サクラ大戦アンチスレ 5
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>>473
久保起用は大坪と寺田が主導したんじゃないかな
https://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/1207499.html
――漫画家の久保帯人先生がキャラクターデザインを務めていますが、誰にお願いするか迷われたりとかはあったのですか?
大坪氏:キャラクターデザインを引き受けていただけるかは分からなかったですが、それは置いておいて企画書段階から久保帯人先生にお願いしたいと思っていました。
――そうだったんですね。そこまで強く久保先生を希望していたのはどういった理由ですか?
大坪氏:久保先生の代表作といえば「BLEACH」ですけど、「BLEACH」じゃない久保帯人を見たいというファン目線の理由と、久保先生の和のテイストが「サクラ大戦」にハマっていると思い、お願いしました。
https://www.4gamer.net/games/416/G041646/20191204003/
4Gamer:
名前に「新」を冠するくらいの新作だからこそ,セガ側にもキャラクターデザインに新しい息吹を入れたいという思いがあったんですね。
セガから「久保さんのこの部分に惚れました!」みたいなお話はありましたか。
久保氏:
そうですね……「『BLEACH』49巻の表紙を見てビビっときました!」というお話はありました。
寺田貴治氏(以下,寺田氏):
ファーの付いた服を着た一護(「BLEACH」の主人公・黒崎一護)がバストアップになった,陰のあるイラストです。カッコイイですよね。
「新サクラ大戦」の企画自体,長年チャレンジを続けていて,毎年企画書を出して没を食らって練り直してを繰り返していましたが,
「久保先生にやってもらいたい!」という思いは最初から変わらずに抱き続けていてました。
引き受けていただけて本当に嬉しかったですね。
4Gamer:
熱烈なラブコールを送っておられたんですね。
※BLEACH49巻
https://www.4gamer.net/games/416/G041646/20191204003/TN/027.jpg いとうのいぢや他の絵師起用関連はざっと調べた感じだとこれくらいしかない
https://www.4gamer.net/games/416/G041646/20191207008/
4Gamer:
「新サクラ大戦」では,久保帯人さんをはじめ,堀口悠紀子さん,BUNBUNさん,島田フミカネさん,いとうのいぢさん,杉森 建さん,副島成記さんという錚々たるクリエイターがキャラクターデザインを手がけています。こうした案は当初から決まっていたのでしょうか。
寺田氏:
初期に決まりましたね。「世界華撃団大戦」という設定が決まったときに,だったら各国の華撃団を異なるクリエイターが手がけたほうが面白くなると。そのほうがお気に入りのキャラクターが見つけやすいというか,プレイヤーさんの選択の幅も広げたかったんです。
馬立氏:
皆さん,それぞれ個性が違いますから,同じ世界に登場させるのは大変でした。いただいたデザインを忠実に3Dで再現しているんですけど,最初は噛み合わなかったんですよ。各自の味を残しつつ,とにかく時間をかけて調整していきました。 >>475のインタビュー記事見てたらなんとも言えない気分になる
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。12月12日,「新サクラ大戦」がいよいよ発売となります。
片野氏:
僕は発表した時から,ずっと気持ちが高まり続けています(笑)。ゲームは「絶対に面白い」と思っていて,プレイヤーの皆さんに満足していただける自信があります。ただ,今後もいろいろな展開が待っているので,発売日は通過点ですね。
寺田氏:
マスターアップを迎えると,開発チームには「終わった」雰囲気が出るんですけど,この作品に関しては舞台やコミックス,アニメ,コラボなどが控えています。
なので,まったく終わった感じがしません(苦笑)。むしろ,どんどん世界が広がっています。
4Gamer:
「サクラ大戦V」から数えると14年ぶりのシリーズ最新作となります。旧シリーズから引き継いでいる部分はありつつも,ガラリと変わっている部分が多いですよね。当初の開発方針はどのようなものだったのでしょうか。
(中略)
馬立氏:
アニメルックで開発していたものについては「現行機であるPS4の性能を100%発揮しているのか」と言われると,そこは僕も疑問が残りました。
それから「サクラ大戦」には太正という独自の時代感覚があり,メカも登場する。
それぞれの要素の質感がまちまちなので,「キャラクターはセルで,背景はリアルで」となったときにうまくマッチしないんですよ。そのあたりの試行錯誤がけっこう長くかかりました。
旧シリーズの時代はアニメとCGの合成がキャッチーでしたが,2019年にそれをやっても浮いちゃう感じがあったんです。
せっかくPS4で開発するのなら,すべての要素を同じ土俵に乗せてあげたほうがいい。それが没入感にもつながるだろう,という結論に至りました。
片野氏:
アクションゲームになったことも,没入感を高めている要因の1つですね。
シミュレーションだと,どうしても俯瞰になってしまうので,自分が操作している感覚は弱くなります。
状況描写を細かく表現できるハードになったわけですから,そこを活かすためにアクションゲームにするという選択になったんです。 4Gamer:
バトル中のキャラクターチェンジには,どのような意図があるのでしょうか。これにより,「隊長のゲーム」という感覚が弱くなる恐れがあったと思いますが。
片野氏:
そのとおりですね。特定の隊員に活躍してもらう場面を作るというゲーム的な都合上,キャラクターチェンジが必要でした。
COMでやらせることもできたんですけど,結果的には自分で操作したほうが良いんじゃないかという結論になりました。
寺田氏:
「神山だけで楽しみたい」という方もいらっしゃるでしょうね。ほかのキャラクターにチェンジすると,客観視になるというのは確かにあります。
ただ,やはり花組が一丸となって戦い,難関を突破していく感覚は出したかったんです。それからバトルの最中にヒロインがトラウマを克服するシーンがありますが,そこでもプレイヤー自身がヒロインを操作するほうが,感情も入りやすいだろうと。
馬立氏:
最初は神山だけで戦って,ヒロインを召喚する形はどうか,という意見もあったんですよ。ただ,これはあまりしっくり来なかったですね。 砕蜂のパチモンが人気なのか…
他にも言えるけど馬面は直しとけよ
4Gamer:
さくらは序盤のほんわかした部分と,戦闘シーンにおける熱さのギャップが魅力になっていますね。
あざみも最初はクールな印象ですが,徐々におちゃめな部分を見せてくれるのでイメージが変わります。
馬立氏:
開発チーム内でも,デバッグするたびにあざみの人気が上がっていくんですよ(笑)。
寺田氏:
そうそう! プレイした人が皆,「あざみ可愛い」って。
馬立氏:
開発中,あざみの顔のディテールを変えたことがあるんですが,チームスタッフの反発がすごかったですね。「なぜ変えたんですか」と怒られちゃって(苦笑)。
個人的には手を加えたほうが良いものになるという確信があったわけですが,それくらいチーム内でも思い入れが強いキャラクターですね。
4Gamer:
大帝国ゲキゾウのディテールはいかがですか。ビジュアルのインパクトが抜群ですが。
片野氏:
これがまた……可愛いんだよねえ。
馬立氏:
ゲキゾウくんには最新のシェーダーを使ってるんですよ(笑)。毛のランダム感まで表現できるように。 そんなしょうもない所に力入れるくらいなら他をどうにかして
4Gamer:
各隊員の個性は武器のデザインに反映されていますね。
馬立氏:
ゲーム中,機体の色だけでは見分けがつきにくいんですよ。ライティングがかなりリアルになったことで,本来は白いカラーの神山機も赤いステージでは赤っぽく見えます。
そのため,武器のシルエットなどで差別化を狙いました。神山機とさくら機は刀を武器にしますが,神山は2本,さくらは1本という具合です。
4Gamer:
クラリス機の武器が本(魔導書)という設定は驚きました。いくら読書家だからって(笑)。
馬立氏:
あれは本当に本ですからね(笑)。本の形をした武器ではなくて魔導書,開くとちゃんと呪文も書いてあります。 4Gamer:
「新サクラ大戦」のプロモーションに目を向けると,発売前にもかかわらずキャラクターソングの充実ぶりがすごいですね。
片野氏:
キャラクターソングもキャラクターデザインも,実は狙っているところは同じなんです。
声優さんが好きな方がキャラクターソングを聴いて,そこから「新サクラ大戦」を知ってもらう。
キャラクターデザインもクリエイターがフックになって,「新サクラ大戦」に興味を持ってほしいと考えました。
とにかく多くの導線を用意して,ファンの方を貪欲に引っ張ってくることを意識しています。
4Gamer:
今後のアニメや舞台といった展開を見据えた施策というより,まずはファンをゲームに近づけるためということですね。
片野氏:
ええ。だから,主要キャラクター全員のキャラクターソングが必要でした。花組の1人を推すのではなくて,5人全員を推したい。いや,だったら帝都だけじゃなくて,上海も伯林も倫敦も……と。
寺田氏:
田中公平先生には「全部,主題歌です」とお伝えしました。さすがというか,どれをとってもすばらしい楽曲に仕上がっています。
片野氏:
おかげさまでミュージックビデオの再生回数もなかなかの数字になっています。
ただ,こうした展開が「セガらしくない」と言われるんです。事前にいろいろと仕込んでいるという計画性が……セガらしくない(笑)。
寺田氏:
でも,確かにそうかもしれない(笑)。ゲームと並行して,テレビアニメや舞台,コミックスなども動いていますから。 以上で引用終了
取らぬ狸の皮算用にならないといいですね(棒読み)
4Gamer:
ただ,多彩なマルチメディア展開は旧シリーズの特徴でもありました。
片野氏:
コミックスは「PS4を持っていないからゲームは買わないけど,『新サクラ大戦』に興味がある」という人も楽しめます。
一方,小説はゲームやコミックスを楽しんだうえで「もっと楽しみたい」というときに手にとってほしいですね。
舞台は大勢の熱いファンの方がいらっしゃって,純粋にすごいと思っています。「サクラ大戦」ならではのコンテンツとして楽しんでいただきたいですね。
寺田氏:
テレビアニメに関しては,まだ詳しく話せないのですが,ゲームを補完する役割でありつつ,より日常的な部分にもスポットを当てたいと考えています。
片野氏:
つまり,ゲームが始まりであることは間違いありませんが,ゲームをプレイしない方にも「新サクラ大戦」というコンテンツに集まってもらえるようにする。ゲーム以外のメディアが,それを実現してくれると思っています。
4Gamer:
なるほど。だから,ゲームの発売日を迎えたからといって,「新サクラ大戦」のプロジェクトは終わりが見えないわけですね。
馬立氏:
ええ。「スーパーロボット大戦X-Ω」や「ぷよぷよ!!クエスト」「ボーダーブレイク」とのコラボもありますし,なかなか終わりません(笑)。
寺田氏:
これから発表を控えているものありますから……。
片野氏:
おそらく夏休みも取れない(笑)。でも,本当にありがたい話です。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています