>>475のインタビュー記事見てたらなんとも言えない気分になる

4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。12月12日,「新サクラ大戦」がいよいよ発売となります。

片野氏:
 僕は発表した時から,ずっと気持ちが高まり続けています(笑)。ゲームは「絶対に面白い」と思っていて,プレイヤーの皆さんに満足していただける自信があります。ただ,今後もいろいろな展開が待っているので,発売日は通過点ですね。

寺田氏:
 マスターアップを迎えると,開発チームには「終わった」雰囲気が出るんですけど,この作品に関しては舞台やコミックス,アニメ,コラボなどが控えています。
 なので,まったく終わった感じがしません(苦笑)。むしろ,どんどん世界が広がっています。

4Gamer:
 「サクラ大戦V」から数えると14年ぶりのシリーズ最新作となります。旧シリーズから引き継いでいる部分はありつつも,ガラリと変わっている部分が多いですよね。当初の開発方針はどのようなものだったのでしょうか。

(中略)

馬立氏:
 アニメルックで開発していたものについては「現行機であるPS4の性能を100%発揮しているのか」と言われると,そこは僕も疑問が残りました。
 それから「サクラ大戦」には太正という独自の時代感覚があり,メカも登場する。
それぞれの要素の質感がまちまちなので,「キャラクターはセルで,背景はリアルで」となったときにうまくマッチしないんですよ。そのあたりの試行錯誤がけっこう長くかかりました。

 旧シリーズの時代はアニメとCGの合成がキャッチーでしたが,2019年にそれをやっても浮いちゃう感じがあったんです。
せっかくPS4で開発するのなら,すべての要素を同じ土俵に乗せてあげたほうがいい。それが没入感にもつながるだろう,という結論に至りました。

片野氏:
 アクションゲームになったことも,没入感を高めている要因の1つですね。
シミュレーションだと,どうしても俯瞰になってしまうので,自分が操作している感覚は弱くなります。
状況描写を細かく表現できるハードになったわけですから,そこを活かすためにアクションゲームにするという選択になったんです。