シナリオ構成では、強弱関係というか
RPGのレベル的なものの提示が曖昧だったせいで
終始盛り上がれなかった感がある。
最初は自他ともに認める弱小というのは説明していたけど、そこから

「デビュー戦、意外とイケるかも?→超短期間だけど特訓した→上海に勝てちゃった→その後も実力メキメキ向上」

の流れがまったくと言っていいほど描写されなかったから、話が進むたびに
「え?勝てていいの?相手に失礼じゃね?」とすら感じてしまった。
とくに新は戦闘の勝敗要因がアクションに寄ってて
日常パートの積み重ねが簡単に覆るから、尚更。
「予算ない→無限大量投入」も
「なんか霊子結晶反応しない→なんか治った」も
ちゃんと説明されてないよね?
(後者は初穂の巫女力が関係してると推測できるが)

旧作では、何らかのパワーアップが図られるところでは
(現実的な妥当性はともかく)具体的に強調して描写があったし、
そういう納得感はキン肉マンですら軽視しなかったところなんだけどな。