アマガミ 258噛み目
そうだ絢辻さんの体内冒険しよう
僕は屋上へ行き絢辻さんにそう伝えた
丸い目をさらに丸くして
え?あなたとうとう脳みそ腐ったの?って言われたが
口元には不敵な笑を浮かべている
そして 変態 と言葉を残し下へ降りて行った
下校する頃 絢辻さんから神社に来いと言われた
用事ができたので断ろうとすると靴を踏まれた
そして神社に絢辻さんの姿があった
朝のこと忘れるしやっぱり脳みそ腐ってるんじゃない?
女の子に腐ったもの食べさせるとか最低だわと罵られるが、どうやらOKサインらしい
僕は身体を小さくすると絢辻さんは呆れた表情で僕を乱暴に掴み
あなたには妹がいるでしょ?それでいいの?と問われる
1日くらいいなくても大丈夫というと
1日であればあいいねと僕を口に含み 舌で僕をいじわるにしばらくこねくり回した後ゴクンと飲みこんだ。 飲み込まれて胃に落下した僕は食べ物と認識され胃を動かす筋肉によって消化液を絡められ締め付けられたり揉まれに揉まれ腸へ送られていった
僕は気を失い数時間経過したところ柔らかいものに包まれていた
下には硬いのもあり、腸壁との間をめり込むように移動すると急に腸壁の締め付けが強くなり硬いものがずるずる動き出した。
僕は引きづられる形で移動し、硬いものに必死でしがみつくとひんやりした空気の薄暗いところへ出た
そして氷のように冷たい水へ落下し、頭へ柔らかいものが容赦なく降り注ぎ溺れそうになる。
なんとか冷水から抜けると暖かいシャワーがかけられた
そこで身体の汚れを取ったが勢いが強く少量飲み込んでしまった。
シャワーが終わった後またボトボトと水に落下する音が聞こえ 光が差し込んできた
あら 生きてて良かった あなたも運がいいわね
とトイレットペーパーをぶつけられた
もがくうちに絢辻さんは立ち上がりこちらを見下ろして
飲まれるのが好きなら我慢できるでしょ?と笑顔でコックを捻る
僕はトイレットペーパーごと冷水の水流に押し流されバラバラの固形物が混ざった茶色く濁った渦に飲まれた
絢辻さんは割り箸で僕を掴み泡の入ったカップに入れた
あなたのおかげでお腹がゆっくりしたけど他の人に話したら許さないわよ
そして騒ぎになっている僕の居場所へ戻った そうだ森島先輩の体内冒険しよう
えっ!?私の体内に入りたいって?
でもどうやって出てくる気なの?そういう手品とかあるの???
あの口から旗が出てくるみたいに
とりあえずそういうのがあると伝えた。
ただ出る時ほんの少し森島先輩の手助けが必要になるけどな
例のポンプ小屋で待ち合わせの約束をした
人気の無い場所なのが幸いだ
そうしてポンプ小屋に入ったら彼女の姿があった
ねぇ本当に出れるよね?死んじゃうかもしれないし……
残機のあるゲームならそうかもしれない
そうして僕は小さくなる
わー!すごーい!!!これが手品なのね!
これなら無事に出れそう!早速試すね。
そういって森島先輩は僕を優しく手で包み自身の口へ近づけた
森島先輩の息はやや生臭い
これはまた大変かもなと僕は思い、口へ入った 重力に従い僕は喉の奥へ進み、あっという間に胃へ到達した。
食べ物と誤認した胃はすぐさま運動を開始し、消化液を出して僕を押し潰そうとしたり激しく揉んでくる
こうしているうちに十二指腸を通り緑色の消化液をかけられ小腸へ送られた
ただ運動性があまりよくない。伸縮はすれど力があまり強く無い
腹筋が弱いのだろうか。僕は流れに任せることにした。
しばらくして夕食が終わったのか食べ物が流れてきた。
繊維質のものもあるが、食べ物のようなものが少ないと感じる。
繊維質と一緒に揉まれるうちにやや広いところへ出た
少し進むと硬い物体が行手を塞いでいた
ただ液体とともにここにきてから急に動きが活発になった
前の硬い物体がゆっくり移動するが動きが鈍い
僕は張りの弱いところへ入り無理やり進んだ
腸壁の張りが急に強くなり締め上げられる
しかし僕はどんどん前へと移動した
そしてまた空間に出たがまた前に硬いのがある 後ろからも迫ってきた 僕は遂に挟まれた。後ろからグリグリと押され身動きが取れない
どうにかしようともがいた 前には進めそうだ
ごつごつした岩のようなものがたくさんある
また腸壁から圧迫された
ごつごつしたものとともにズルズル動いて引きづられた。
そうして前のごつごつしたものが無くなり後ろから硬いのに押される形でひんやりとした薄暗いところを落下し冷水に落ちた
僕はわずかな明るさを頼りに頭上から降り注ぐ硬いものや波をうまくかわし難を逃れた
背後からぼちゃぼちゃと落下音が絶え間なく続き
ニチニチニチと湿っぽい音の後どぽんと落下する
そしてぶちぶちゅどぼぼぼんと液体と液体がぶつかる音がしたあと落ち着いた
そうしてカラカラとかすかな音の後光が差し込むがまた暗くなる
またカラカラと聞こえ次は自分の上が明るくなる
そしてそのままトイレットペーパーを上に被せられた
今度は一気に明るくなり
ふー出た出た 苦しかった〜 と声が聞こえ、ゴボと大きく鳴る
やばいと思ったが、冷水の水流に足を取られ固形物や変色した繊維質、トイレットペーパーとともに渦を作るがどんどん上へ迫り上がる。
森島先輩は動揺していたが、あれと表情を曇らす
あ、いけないとトイレ用洗浄ブラシを近づける
僕はそれに捕まり助かった
びっくりした〜手品でもうすでに出てきてて意地悪しているんじゃ無いかと思ってたわ
お腹も張っていたし それよりこれどうしよう〜また怒られちゃう
流しながらやればいいのにというと
お腹に集中するからそんな器用なことできないの!後、水を無駄にするなって言われるのよ。食器とか洗ってても水を止めないと怒られる…お金は沢山あるはずなのに…… それに流されてたかもよ………
なるほど彼女は彼女なりに苦悩があるようだ。
香り高い高級な石鹸で身体を洗った後お詫びにトイレの詰まりを直してあげた。
森島先輩は終始恥ずかしそうであったが流れる音を聞いたら笑顔で喜んでくれた。
スッポンに何度か使った痕跡があったがはたして