プロはお金で解決してるなんて、そりゃ幻想だよ。
確かにお金で解決できる部分はある。
あるけれど、スキルが10の人と100の人の賃金格差が十倍あるかといえば、ない。
それどころか、ゲームに限らずどんな仕事でもそういう部分はあるだろうけれど
チームや職場で仕事が出来る人は、要領よく高速に仕事が進められるから
負担が集中して仕事量あたりの賃金は低くなりがち。脚を引っ張る人の分の仕事もやったりね。
そこにはモチベーションの維持もあれば意見の相互も倦怠からの離脱もある。
つまり、そのレベルでは、アマチュアも一緒だよ。辛ければ続かない。

何のためにプロデューサーなんて役職がいるのかといえば、
その大きな仕事は、製作コミュニティの維持運営のためだよ。
予算を取ってきてギャラを払うってのはその1手段にすぎない。
みんな何らかの報酬がほしいし、プロであってもその報酬の無視できない割合は精神的満足だ
(金さえあればいいなら、ゲーム業界よりはぶりの良い業界なんかいくらでもある)

コミュニティの運営ってのはスキルが必要で、専門職的なものだ。
もちろん運営側だけじゃなく、参加する全員に「参加するスキル」がいる。
そこをわかってなくて企画を進行しようとするから、こける。
プロの現場でもあること、というか、良くあること。