エミィ「死ねっ、ファイター・ロア!!」
コウタ「やめろ、ショウコ!なんで俺達が殺し合わなきゃならないんだ!?」
エミィ「オーバー・ブースト!!」
コウタ「うわあああああっ!!」

コウタ「う〜ん…、ショウコ…、う〜ん…」
ショウコ「お兄ちゃん?しっかりして!お兄ちゃん!」
コウタ「!?…ショウコ?…そうか、夢か…」
ショウコ「大丈夫?お兄ちゃん、ずいぶんうなされてたよ?」
コウタ「ああ、嫌な夢見ちまってな…。ショウコ、敵に操られてた間のこと覚えてるか?」
ショウコ「えっ?…ううん、何も覚えてないけど、
     でもショウコはきっと、お兄ちゃんに酷いことしたんだよね?」
コウタ「…いや、覚えてないのなら、それでいいんだ」
ショウコ「ごめんね。ショウコはお兄ちゃんのこと好きなのに…!」
コウタ「もう俺を置いて何処にも行かないでくれよ?」
ショウコ「もちろんだよ。ショウコはずっとお兄ちゃんのそばにいるから!」
コウタ「…なあ、今夜は一緒に寝てくれないか?」
ショウコ「うん、いいよ。小さい時に一緒に寝てから久しぶりだね」
コウタ「ショウコも大きくなったよな…」
ショウコ「お兄ちゃん…、あったかい…」

その日から、コウタが悪夢にうなされることはなかったという。