アマリ「実は私も妹なんです。お姉ちゃんがいますから」
コウタ「そうなのか…。どんな姉ちゃんなんだ?」
アマリ「私よりも美人で頭が良くて何でも出来る人かな。だから私はいつも劣等感があって弱気な性格になったのかも」
コウタ「俺がショウコに感じてる劣等感と同じだな。でも、アマリもドグマ使えるようになって身も心も強くなったんだろ」
アマリ「はい。だから、コウタさんの気持ちも解りますよ。ショウコちゃんに負けないように強くならなきゃって思ってますよね」
コウタ「まあな。せめて俺がショウコを守ってやらなきゃ兄貴として面目が立たねえしよ」
アマリ「ショウコちゃんもきっと、そんなコウタさんのことが好きなんだと思います。だって、いつもコウタさんのこと心配してるみたいですから」
コウタ「そうなのか。小言ばかりで口うるせえ奴だけど、たったひとりの可愛い妹でもあるからな」
アマリ「なら、その気持ちを素直にショウコちゃんに伝えたらもっと仲良くなれるんじゃないかしら?」
コウタ「なんか照れ臭いな。こいつは勇気が要るぜ」
アマリ「じゃあ、勇気の出るドグマをかけてあげますね。少しの間、目を閉じてて下さい」
コウタ「ああ。これでいいか?」
アマリ「そのままにして……」 チュッ
コウタ「お、おい!?」
アマリ「頬にキスしたこと、イオリ君とホープスには内緒ですよ。ショウコちゃんにも」
コウタ「わ、わかったぜ。ありがとうな、アマリ!」
アマリ「どういたしまして。ショウコちゃんと仲良くして下さいね」