70年代作品はどうしても声の問題がなあ。
オリキャスが奇跡的に揃いまくる80年代作品が凄いだけとも言えるが

【レインボー・シャワー】キン肉マン
知性チームのNo2であるプリズマンの最大の必殺技。
太陽光を自身のガラス張りのボディで増幅させ、
かつて太陽光の異常現象によって地上に降り注いだ、超人に対して非常に有害な「カピラリア七光線」を再現して照射する。
当時の超人はこの光線を浴びてほぼ全滅しかかったという伝説があるのだが、
その伝説通り、超人に対しては致命的な威力を持ち、喰らったら即白骨死体になってしまう。
作中では、乱反射した光線が偶然、キン肉マンと戦って敗北した直後のキン肉マンゼブラに命中してしまい、
哀れにもゼブラは白骨死体と化してしまった。最後にはフェイスフラッシュで生き返れたけど。
また、単純な熱量も凄まじいらしく、リングなどの無機物に当たるとドロドロに溶かしてしまっていた。

しかし、超人ではない人間などの生物には全く効果がないという弱点があり、
ブロッケンjrは、敢えて帽子の紋章を取り外す事で一時的に人間になり、レインボー・シャワーを無効化していた。
冷静に考えると無機物を数秒で破壊する熱量の光線を、ただの人間が喰らったらひとたまりもないはずなのだが、
ゆで世界の人間は何故か超人並にタフ……というより、本当に超人以外の生物には全く効果がないと考えた方がいいだろう。
また、カピラリア七光線が致命傷なのは、発射したプリズマン自身も例外ではないため、
何らかの手段で反射されると逆にピンチに陥るという、もっと深刻な弱点もある。

その後、完璧無量大数軍編において、上記の伝説の真実は太陽の異常ではなく、
神々が当時地上で悪行の限りを尽くしていた超人達に与えた「裁き」こそがカピラリア七光線であることが判明。
この際、ある一人の慈悲深き神が選んだ見どころのある超人達だけが、
特殊なケースに守られてこれを乗り切っており、これが後の完璧超人始祖、完璧超人の源流となった存在である。
また、地上の超人の一部も、現代で後楽園球場が建てられる土地に立っていた
聖なる巨木の中に身を潜めることで生き延びており、これが後の正義超人及び悪魔超人の源流である。
(この件から考えて、本当に超人以外の生物には全くの無害だったらしい)
なぜそんな凄い逸話の技をプリズマンが使えるのかは定かではないが、
一説によれば、知性の神が知性チームを勝たせるために送り込んだ、神の使徒がプリズマンだったのではないかという考察もある。

なお、本来は凶悪な怪獣や宇宙人の撃退が主な仕事である超人達は、
怪獣相手なら超人プロレスでは絶対に使わない光線技を解禁するのが普通なのだが、
逆に超人プロレスに光線技を持ち込んだ大人げない奴は、原作漫画だとプリズマンただ一人である。
アニメオリジナルだと劇場版のボスとかでいるっちゃいるが