【マンセマット】
真女神転生シリーズのストーリーに関わる天使が固定化された頃にいきなり殴り込んできた新参者にして
その胡散臭さと癒し度の高さで人気を掻っ攫っていったぺ天使
別に癒されるキャラでもないのだが、初出演のストレンジジャーニーはこいつにでも癒しを感じてしまうような閉塞的状況だったので仕方ない
いかにも胡散臭そうな風貌に天使には珍しい黒い翼というのが特徴で、そこから大鴉という呼び名で呼ばれる事もあった

ストレンジジャーニーでは、主人公達に協力するフリをして
実は人間を利用し、天使の力が通用し難くなった近代の人間でも洗脳可能な「元人間の天使」を使った洗脳装置を作り上げ
それを使って人類の全てが神を崇める世界を作ろうとした、というのは建前で
実際にそれを作ろうとはしていたが、主目的はそれで神様に認めてもらってより高位の天使を越えた存在になろうとしていただけ
その目的が頓挫するとマジギレし、人間なんて自分の出世の為の人形に過ぎないと暴露して襲い掛かってくる、実に人間らしい天使であった


ネタ人気からか4でも登場し、こちらではヤクザ集団の阿修羅会と組んで
悪魔の餌である赤玉を作る阿修羅会をバックアップし、阿修羅会の親分のタヤマが言う人間社会の維持に一役買っていた

これはマンセマットの考える「神の御意志」が、人間社会に天使は必要以上に立ち入るべからず、秩序は人間自身に守らせるべきというものだとしているからで
「神の御意志」は天使による人間社会の徹底管理で逆らう者は誅戮し、神と天使に従う者だけ選別して生かせというものなのだと考える四大天使の思想と正面から対立しており
過去には四大天使が行おうとした大殺戮を人間と協力して食い止め、その三体までを封印する事に成功していた

だが、主人公たちはその封印された三大天使を解放してしまい、ロウルートだと彼らの言葉に従って行動するので
マンセマットは排除すべき対象として討伐クエストを出され、マンセマットは四大天使に従って殺しに来た主人公たちを「操られる事しか能の無い人形」と罵倒して戦い、果てた
これに関しては、マンセマットにこう言われても仕方ない感が強い