【セルゲイ・ブリュネンコ】
「生首が切り離された後、適切な処置をすれば意識を保てるのか?」という疑問に答えを出す為に
犬の首を切除した後で生命維持装置に首を繋ぎ、生存させるという実験を行った学者
この状態にされた犬の首は物音、光、味について正確な反応を見せ、無用ではあったが食事をする事すら可能であったという


【ウラディミール・デミコフ】
長い軍医時代、負傷兵の傷の縫合や手足の切断などを通して「移植」というものに注目する様になり
「臓器を移植できる様になれば、多くの人間の命を救えるはずだ」と考え、その為の実験として
犬の上半身を切除した後で別の犬に移植するという「双頭の犬」を製作、その後も同様の複合体を20体近く作り上げたという


この二人の共通点は、一見しただけでも狂人染みた実験を行った事で
それぞれ「生命維持装置の改善」「心臓、肺などの臓器移植」という分野で多大な貢献を行い、数えきれない程の人間を救う先駆けとなったが
それでもその偉業より、やった事の異質さの方が知れ渡っている所だとされている