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【バ美肉おじさん】
今回のねほりんぱほりんで取り上げた題材
バーチャルの世界の美少女の肉体を受肉して活動するおじさん、通称バ美肉おじさんを取り上げた

「可愛いと言われたい」「男らしくという規制から逃れたい」「自分が好きなキャラクターとして活動して皆にも好きと言って欲しい」と言った願望から始まったそれも
やはり嵌った時の沼は深い世界で、やっている人曰く「自分のキャラクターが褒められる事で、魂が直接褒められる感じがする」んだとか

また、女性としての感覚を体験できるという部分もあり、キャラを通して自分が厭らしい目で見られる事で「自分が女性を見る時もこうならない様に気をつけよう」となったり
女性との付き合い方で「自分もバーチャルでは女性なんだし、異性だからって意気込む必要が無い」と気楽になったと発言していた
なお、それが深化していくとエロいグラビアを見ても「エロい」ではなく「リアルでこういう風にできていいなあ」という視点になったりと
段々と男性としての性の部分が削れていくのが実感できるらしい

なお、普通にVチューバーの様な形で活動するのとは別に
バーチャル美少女の姿で交流するSNSや、その姿で寄り添って1つの空間で眠るバーチャル睡眠というものもあり
バーチャル睡眠の方は、まるで学生の頃の修学旅行の様な感覚で眠れる為に安らぎを感じるが
そういうバーチャル上での楽園を知ってしまったからこそ、それが終わってVRを外して現実に戻った時の絶望感はかなりのものがあるという

SNSの方でも、誉められたいという欲求が撫でてほしいという方向性になった結果
VRモデルがどんどんと撫でられやすい様に小型化していくというトレンドがあり、今は120pぐらいの体格が多いとかで
そうして理想の自分をどんどんと投影してアバターとして深みを増して行くと、最終的にはリアルに肉体もアバターの様に感じる様になるらしい

一見すると異質なものではあるが、その本質は「キャラクターである事を受け入れて、背景のものをあえて見ないでおく」という
枯山水や人形浄瑠璃の様な日本的な感覚があるからこそ成立する世界で、この慎ましさと「美少女になると皆丸くなるし、美少女相手には腹を立てにくい」という所を合わせると
バ美肉は世界平和を成したてる為のツールにもなりえるのではないか、と纏めていた


少し前の番組で、同じようにバ美肉おじさんを取り上げるとしながらも
ただの不気味な笑いものおじさんとして取り上げるというものがあり、今回の題材にも不安視する声はあったが
流石にねほりんぱほりんでは、そんな短絡的な作りにする事は無かった