タイムパラドックスだ!未来を変えてはいかんのだ!!

【北斗星司】ウルトラマンA
時間を自由自在に移動できるタイム超獣ダイダラホーシと戦った際、
当初はダイダラホーシを追いかけるために、春木博士が試作していたタイムマシンを借りようとしたのだが、
「無闇に時間旅行をしてはいかん!過去の世界で小枝を一本でも折ったら歴史が変わってしまうかもしれんのだぞ!」と
至極真っ当な理由でタイムマシンの使用を拒否されてしまう。
TACの仲間である吉村・美川隊員らがダイダラホーシに過去の世界に連れていかれてしまっている非常事態だったため、
北斗も「我々はTACの隊員です。過去に行っても、小枝一本そこの常態を変更しないと誓います!」と必死で懇願するのだが、
春木博士の意思は堅く、やむを得ず竜隊長の発案で、現代にダイダラホーシが現れた時を狙って
アンカーを打ち込み、一緒に過去の世界に飛ぶという方法で二人を救う事になった。

が、過去の世界にやってきた北斗は、両隊員を救うためとはいえ二人を捕まえていた山賊に襲いかかったり、
再び現れたダイダラホーシに対してウルトラマンエースに変身して立ち向かうのだが、
おもむろに大木を引っこ抜いてチャンバラ合戦を始めるなど、
小枝一本折ってはいけないという春木博士の忠告を早速ガン無視した行動を取り始めた。
……まあ、この行動で未来が変化してしまったとかいう話は無かったので、大丈夫だったんだろう。
なお、ダイダラホーシを倒した後はエースが単独で時間移動して元の時間に帰ったので、
何気にウルトラマンエース、生身で時間移動が可能というチート能力持ちだったりする。

余談だが、メタな話をしてしまうと、大木を引っこ抜いてチャンバラ合戦は脚本にはなく、
特技監督の田淵吉男が現場のアドリブで勝手にやってしまい、脚本と矛盾してしまったんだとか。