寄生獣とかデビルマンとか、過去の作品を改めて現代を舞台にリメイクするの、一時期流行ってたなあ

ガッチャマンクラウズはまた別の存在として(アレはアレで面白かったけど)

【本間血腫】ブラックジャック
ブラックジャックの恩師である本間丈太郎が発見した新種の心臓病で、
心臓の左心室に血栓が発生していくら除去しても次々に再発し、
現在のところこの病気にかかった人間は全て死亡している難病である。
本間はかつて、この病気の解明のための手術を行おうとしたが、周囲から生体実験だと疑われ非難され、
医学界を追われ、引退状態で亡くなった。BJは弟子である自分が仇を取ろうと、
新たな本間血腫の患者に対し、自作の人工心臓を取り付ける事で対処しようとするが、
開胸した患者の体内には既に精巧な人工心臓が取り付けられていた。
本間血腫の正体は人工心臓の故障によるものだったのだ。
手術は中止され、BJは無力感に打ちひしがれたまま、かつての恩師の言葉を思い出していた。

「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね……」

なお、これは人工心臓がまだ不完全な部分も多かった1970年代に発表された話であり、
21世紀になって放映されたアニメ「ブラックジャック21」では、既に人工心臓は実用的な物になっており、
BJは最初から人工心臓の欠陥が原因だと見抜き、そして自作の人工心臓に切り替える事で患者を救うという
全く逆の展開になっていた。ブラックジャック21は何故かBJでアクションサスペンス展開が多く賛否両論だったが、
現実の医学の進歩が、過去の原作の悲劇を覆すこの改変は良改変だと評価されやすい。
ついでに、原作ではアレだけ精巧な人工心臓を作ったのは誰なのかは明らかにされなかったが、
ブラックジャック21ではその人工心臓の開発者が、今後のストーリーの焦点になっていた。