2020.8.15. #戦争がないことだけが平和ではないから
終戦記念日だ。

ここ数年は戦争体験を美化したり、戦争加害を無きものにしようと
したりする右派や自称保守のネトウヨが幅を利かすけれど、戦争の非を
認めない人たちが今の平和を奪っているんだろうなとつくづく思う。

実家にも19で戦死した家族の遺影がある。もちろんお墓もある。
今年は帰省と合わせたお墓参りはできそうにない。コロナ禍のこの
時期なのでとても残念なことではある。戦争がなければ生きられた
人たちはもっといたのかもしれないと考えると、改めて戦争を起こしては
ならないし、戦争が起こせないようにしなければならないのだ。

ただ、「戦争がないこと」だけが「平和ではない」と言っておきたい。
あらゆる差別に抗するには心や身体が足りないし、また、少しでも
この目に見えている差別を少なくできたらいいが、ネットを見れば
差別に抗する人が凍結させられたり、書店に行けば「他国はひどい」
「日本はすごい」「日本悪くない」という本がばっこする。こういう
ことをすること自体、「日本はダサい」と思わざるを得ない。現代で
言うなら起こりもしないことをヒステリックに起こると言い続け、
その属性である人たちを排除しようとしたり、歴史をねじ曲げて
あったことをなかったと言って戦争加害を無きものにしようと
することを平然と行っていたりする。許すことはできないよね。

今の若い世代がネトウヨ化して歴史の史実も曲げられてしまったら、
本当に怖い世の中がやってきそうだな。もうあるのかもしれないが。
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