>>938
営業で使えなくて総務へっていうテンプレの裏付けを探していて発掘
入社してすぐにカミングアウトしたらしい

I am a GAY.

2002年10月14日

改めて言う。

おいらはゲイである。

公言しようと思ったのは、自分にウソをつきたくなかったのと、自分が苦しくなりたくなかったからだ。



新人歓迎会や、上司との休憩の時間にもそのことを話したし、2課の人の一部にも、同期にも、今いる住居の同僚にも話した。

反応はさまざまなのは仕方がない。

「彼女っているの?」という質問に、おいらは遠まわしで話すしかなかった。
確かに驚かれた。普通に接してくれる人もいれば、少し敬遠気味に接する人もいる。
その後で突っ込んだ話もあったけど、あまり聞いてはくれなかったな。

だけどそのときにもおいらは言った。

「苦しくなりたくなかったから」だと。

「自分にウソをつきたくなかったから」だと。

「後から噂を立てられて苦しむよりも、先に言ったほうが楽になるから」だと。

それがおいらにできる方法だった。

だけど、どうしても今の会社の人間の中には、ゲイに対する勘違いした見方があるように思えてならない。



確かに、今いる場所は男所帯である。そこで襲うだとか襲われるだとかどうして言われなければならんのだ?

会社の人間は仕事相手としての関係なのに、どうしてそこまで奥に突っ込んだ考え方しかできないのかな?そんな考え方は捨ててほしいわい。

そしておいらは肉体だけの関係を持ってるわけではないんだっつーの。

最初の出会いは野郎サウナだったから、最初こそは肉体のつながりというものは否めないけど、おいらはそれだけじゃないものだって知ったんだ。

夏にお世話になった人は、1年半以上の付き合いになり、今は足の手術をして入院してる。悲しいことに障がい者認定を受けることになる。
今は忙しくてお見舞いに小平まで行けないけど、そのことを思うとおいらだって辛くなるし、余計に大事にしたいと思う。その人からたくさんの出会いをもらったし、実際に今も親しくして頂いている人もいる。

一年の付き合いになった福島で出会った人の中にも、その人を介していい出会いがあったのも事実だ。人と会うことは、出会いもくれるし、肉体だけではない繋がりもくれる。

肉体だけではないその繋がりがあることも、ちゃんと知っていてほしい。肉体関係なんかなくたって、付き合いだってできるんだから。

ひとつだけ、許せないことは、好きな人は、たまたま同性だっただけで、恋愛は異性と変わらないのに、なのにまだどこかで偏見の目をしている輩がいる。それだけは絶対に許せない。
(続く)