夢か現か幻か。

出会ったその子はどこにでもいそうなサッカー部の中学生
やや小さい身長でただ短く切っただけの髪型
きりっとした目に綺麗な形の鼻、薄い唇
輪郭にはあどけなさが残るけれど大人でもない面立ち
サッカーメーカーのロゴが入ったTシャツを脱ぐと薄い胸板に淡い色の乳首
無駄な肉がなく縦に線の入った腹筋
日焼けした腕と白い体のコントラストが中学生らしさを醸し出していた
ハーフパンツを脱ぐと青色のボクサーパンツと、すっと伸びた脚
その子は躊躇せずパンツのゴムに親指をかけ、膝まで降ろした
根元に短く生えた毛、親指より少し大きいくらいで腕の日焼けと同じく少し濃い色をしたもの
先はやや膨らんでいたけれど、皮は余っていた
抱きしめると少年特有の汗の甘い香りがした
なめらかで少し汗ばんで湿り気の感じる肌
唇を重ねると薄くて柔らかくて幼さを感じるのに、舌を入れると夢中になって絡めてくる
口を体の下の方に下げていって、大きくなったそれを舐めた
大きくなっても被っていて、ゆっくりと剥くと赤く弾けそうな色が見えた
少ししょっぱくて、硬くまっすぐで熱い、それを舐め続けた
その更に下にある穴の入り口に指を重ねた
潤滑液をつけゆっくり入れると、入り口こそは堅かったが奥まですっと入った
目の前の愛らしさと、その体内の生物的な感触
指の本数を増やしてかき回すと、荒くなった息遣いの間から喜びと苦しみを混ぜたような声が漏れてきた
指を抜いて、入れた
小さな悲鳴を無視して奥までゆっくり入れると、壁にあたった
一つになれない二人が一つになれたことと、未経験の感覚に動悸が激しくなる
一つになったまま、頬を掴んで顔を向けさせて唇を重ねた

夢か現か幻か。ある若者の遠い過去の話。