松本人志は90年代くらいまでは
俺が一番おもろい、実力主義、つまらん先輩糞食らえ
と言った感じで確かに当時は斬新でありトップであったことから
説得力が増して余計おもしろいという相乗効果があった。
しかし1990ころのダウンタウンの漫才を見ればわかるように
今のレベルと比較すれば当時の漫才はもう寒いレベルなわけで
どんどん松本の笑いは時代遅れになった。
最近で言えばすべらない話の松本は滑っていたし
取り巻きの方が面白いというのが明らかで
本人もその事に気づいているのかドキュメンタルに至っては演者から降りて
笑わせてもらうポジションになり
ワイドなショーでは、批評家気取りでなんも面白くない自論を披露している。
思い出して欲しいのは松本は若い頃そう言った
面白くないのに偉いから出ている先輩を
ひどく嫌っていたはずで俺らの方がおもろいという自負が
根底にありそれがカリスマ性を醸し出していたはずである。
しかし現在の松本は「笑いが好きなんや」を言い訳にして
自ら演者になり比較されることから逃げて
過去の威光や後輩の取り巻きに崇めさせることで
かろうじて露出を維持している。
ただ、若手芸人のネタを見て笑う大物、批評する大物、これは松本が昔嫌っていた寒い芸人の姿である。
フリートークでダウンタウンよりおもろい奴はたくさんいる。
ネタでダウンタウンよりおもろいやつはたくさんいる。
つまりダウンタウンはつまらんのにで続けている寒い存在である。
そのことより若いころのいきがりを、少しずつ修正し
テレビに出続けようとする狡猾さが
何より寒いといえる。