>>967続き)

「働いて(コストをかけて)稼いじゃった方がプラスなのか、コストをかけて節約した方がプラスなのか?」
を天秤にかけることが重要で、その天秤にかけずに、
「貯金残高が増えたらかプラス」という結論を出しちゃう人がいる。
「いやいや、その貯金残高を増やす為に、いくら支払ったのよ」という(笑)

これも、お金リテラシーの一つだなぁと思っていて、日本は学校で「お金」のことを学ばないから、
やっぱりね、「お金を作る」ということがゴッソリ抜け落ちている人が少なくない。
お金の作り方の選択肢が「節約一本!」みたいな人が少なくない。

会社を経営してみると、「売り上げ」を作らないと会社は回りませんから、
その為の「経費」はいくらか?」という考えになるのですが、
「会社で働いて、会社からお金を貰う」だけで生きていると、
「売り上げ」と「経費」の発想になかなかなりづらい。

ビジネスマンが集まるような講演会とか、newspicksの対談とかなら、普通に話を聞いてもらえるのですが、
それこそテレビで「お金の作り方」の話をすると、「銭ゲバ」とか「詐欺師」という扱いになっちゃうんです。

そこで、待ち望まれているのは、コスト度外視の節約術です。
「食べ物が無いから、もう食べ物は食べません!動いたらお腹が空くから、動きません!」みたいな。

いやいや、キチンと食べて、体力をつけて、畑を耕した方がよくないっすか?

「それって、節約になってるっけ?」というようなことを無自覚にやっちゃって入りう人がいて、
きっと、このラジオをお聴きの方の中にもいらっしゃると思うので、
一度、自分が「その節約にかけているコスト」を考えてみてください。

(終わり)