>>664続き)
 
たとえば、お寿司屋さんをやります。
この、お寿司屋さんをどこに出店するか?で、反応が全然違う。
ついつい勝手知り足る地元に出店しがちですが、地元よりも、もっともっと求めてくれる地域がある。

僕らは時々、フィリピンのスラム街に絵本を持っていくんですけど、もう、「絵本の奪い合い」です(笑)
日本人が描いた絵本が、日本よりも求められる地域がある。

何が言いたいかというと、「僕らは、僕らのコンテンツ(才能)を活かしきれていない」という話です。
その原因は、「それぞれの地域で、何が求められていて、何が求められていていないのか?」
という情報を仕入れていないからです。
 
僕、今、19歳〜20歳の子に「何をしたら、いいですか?」と訊かれたら、
迷わず、「1年、バックパッカーをしろ」と答えます。 
ネット検索がスムーズになればなるほど、情報を飲み込んだ気になる人が増えるので、
現地の生(本当)の情報を持っている人の数が減るんで、勝ちです。 
 
でも、もう、皆、気づいてません?
時々、YouTubeとかに出てくる「海外で成功している人」って、
「学生時代メチャクチャ優秀だった」とかじゃなくて、「とりあえず海外に出てみた」という人が多い。
そもそも日本人って、頑張り屋さんだし、その上で、「正しい売り場」を見つけたら、そりゃ、勝ちますよね。
 
なんか、「富士山の頂上で『ペットボトルの水』が結構高い値段で売れるらしい」と聞くのと、
実際に、富士山の頂上で『ペットボトルの水』を売ってみて、
「いや、ホンマにメチャクチャ売れるやん!!」と体験するのは雲泥の差で、
まずは、いろんな国に行ってみることをオススメします。 
自分の強みが見えてくるので。

(終わり)