>>93続き)

ただ、えんとつ町のプペルはちょっと違っていて、えっとね、ちょっと今数字出したんですけども、
2016年の11月に出版したんですね。
で、まずはですね、同じ年のですね、その年の12月の段階で、10万部を突破しています。
発売から一ヶ月。
これはまぁね、各メディアさんが取り上げてくださって、すんごい勢いがある時ですね。

で、勢いそのまま翌年、年を跨いで1月にはですね、20万部を突破しています。
この前後でですね、例のですね、全ページ無料公開をして、また売り上げをグンと伸ばして、
でその年の5月にですね、30万部を突破したんです。わずか半年チョイで、30万部も売れたんですね。
で、ここまではですね、おそらく初動に分類される部分だと思います。

ただ、さすがに売り上げは落ち着いて、ここから先は、ま、売れてはいるものの、
そこまで爆発的な売れ方はしていないんです。
半年で30万部を売り上げましたが、次の10万部、つまり40万部突破までにはですね、
実に、2年掛かってるんですね。
2017年5月に30万部突破して、2019年5月に40万部突破なんです。

実はこのあたりからですね、えんとつ町のプペルを、ギフトとして打ち出したんですね。
「読むもの」から「贈るもの」にしたんです。
そうしたらですね、多くの方がですね、えんとつ町のプペルを「贈り物」として購入して下さって、
30万部から40万部までは2年掛かったのに、40万部から50万部までは1年5ヶ月で届いたんですね。
絵本えんとつ町のプペルが50万部突破したのが2020年10月とありますから、
やっぱり1年5ヶ月ぐらいですね。

でその2ヶ月後に映画が公開されて、映画公開に合わしてまた火が付いて、
そこから一気に20万部がバーン! って売れて、今は70万部を突破しています。