>>171続き)

ビジネスモデルが根底からひっくり返っていて、
「メインコンテンツの売り上げでメインコンテンツを作るよりも、
メイキングの売り上げでメインコンテンツを作った方が、
メインコンテンツにかけられる予算が増える」
ということを証明したのが今回のMVです。
これは、絵本『えんとつ町のプペル』の制作方法の転用ですね。

「メインコンテンツよりもメイキングの方が希少価値(利益率)
が高いのだから、メインコンテンツよりもメイキングで
マネタイズした方が良くね?」
という考え方なのですが、大手は古くから続く
「情報解禁文化」やら「著作権文化」で
ガッチガチなので、なかなかこの手が打てません。

今回、あれだけのクオリティーのMVを見せたので、
次回の「蜷川MVのエキストラができる権」が
プレミアムチケットになることは必至で、
そうなると、さらにメインコンテンツが強くなる。
メインコンテンツでのマネタイズしか考えていない
クリエイター(サービス提供者)との差は開く一方です。

最近、漫画サイトの『アル』さんが、漫画家さんの
メイキングの販売の開発に力を入れていらっしゃるのですが、
打ち手としては絶対に正しくて、この流れは、
まもなく各業界に飛び火すると思います。