>>43続き)

そんなこんなで、「ハロウィン限定復活上映」というデタラメな企画を仕掛けてみたのですが、
いろいろと面白い結果が出ていて、分かりやすいところでいうと、
昨日の土曜日の集客数が、先週の土曜日の集客数を上回ったんです。

映画って基本、日に日にお客さんは減っていくんです。
時々、『カメラを止めるな』みたいに、口コミが広がって、盛り上がってくるケースもありますが、
それにしたって、山を越えれば、最後はやっぱりお客さんが減っていく。

ですが、今回は、お客さんが「ハロウィンに向けて増えている」んです。
今回は再上映ですから、『映画 えんとつ町のプペル』の口コミのピークはとっくの昔に過ぎているのに、です。

ハロウィン当日であり、再上映最終日の今日が、どうなるか分かりませんが、
「映画のイベント化(季節行事化)」の片鱗はすでに見せ始めています。

僕は評論家じゃなくて実践家なので、こうして自分でリスクを背負って、
こうして自分で仕掛けて、その結果を皆さんに共有していくことを生業としているのですが、
今回のチャレンジにまとわりついてくる結果のイチイチは、
これまでのチャレンジよりも遥かに面白いものになっています。