>>323続き)

でも、僕、そこの数字は昔からガン無視なんです。
ぶっちゃけ、たぶん、苦手な方じゃないと思うんです。
「よし、その数字を獲りに行くぞ」となったら、データを全てあらって、傾向と対策を練りまくって、
そこそこ獲りにいける方だと思います。

ここだけの話、過去に一度だけ、YouTubeの編集に立ち会ったことがありました。
「近畿大学の卒業スピーチの動画」です。
あれに関しては、サムネイルから何から、ゴリゴリに狙いにいきました(笑)
理由は、「卒業スピーチ」という仕事を最初で最後にしたかったからです。
卒業される方は、これを見てください」といった感じで。
あの動画が今、どれぐらい再生されているかは知りませんが、結構、再生されている方だと思います。

ただ、やっぱり、そこに自分の矢印は向かないんですね。
ここ数年は、特にガン無視です。

■世界戦では共感じゃなくて『創造』

理由は何度か申し上げたことがあると思いますが、
「国内戦と世界戦で求められることがあまりにも違う」というところなんですけども、
例外もありますが、国内戦で求められるのは「共感」で、世界戦で求められるのは「創造」なんですね。
「創造」というのは、主に「作品」を指します。

なんとなく分かりますよね。
『パラサイト』でアカデミー賞を獲ったボンジュノの「モーニングルーティン」とかって、知らないじゃないですか?
なんなら、世界中で大ヒットしている『イカゲーム』の作者の名前すら知らない人がほとんどだと思います。
『アナ雪』の監督の名前も知らない。

僕らは、海を越えてやってくるものに対しては『創造』の部分しか知らないんですね。