>>324続き)

逆もまたしかりで、海外にうって出ようと思ったら『創造』に振り切らないといけないんですが、
「再生回数」や「チャンネル登録者数」といった数字って、
どちらかというと『創造』ではなくて、『共感』に紐づいているんですね。
※もう一度言いますが「例外」もあります。

なので、その数字だけを追い求めてしまうと、どんどんドメスティック(内側向け)になって、世界から離れていっちゃう。
そのことは、前々から頭では理解していたのですが…
実際に自分が作品を海外で販売するようになってから、より強く、具体性を持って、痛感しまして…今に至ります。

もう少し身近なところで言うと、たとえばチャンネル登録者数が100万人のYouTuberさんでも、
「日本武道館を満席にする」というのが難しかったりすることって、ザラにあると思うんです。
「チャンネル登録者数」も、「武道館の座席数」も、どちらも同じ数字なのですが、ゲームの種類が全然違うんですね。
たとえば、時事ネタで再生回数を稼いでいる人の武道館ライブって、あんまり観に行く気にならないじゃないですか?
「YouTubeで十分です」となっちゃう。
武道館を埋めるには、武道館を埋める戦い方しなくちゃいけないわけですね。

そんな感じで、僕の矢印は完全に世界戦に向いておりまして、
「その為にはどうすればいいか?」という判断を繰り返しています。

■『創造』に目を向け、輸出品が無い危機を回避

それもあって、実は、オンラインサロンの内容も世界戦が本格的になってから、ゴリっと変わりまして、
今、僕のオンラインサロンでは主に何を展開しているかというと、ゴッリゴリに「クリエイティブ」に振ってるんです。
「歌舞伎の制作の裏側」とかです。

「裏側」の共有にも二つあって、「どうやって予算や人を集めるか?」というマーケティングパートと、
「この脚本は、ここがダメだ」というクリエイティブパートですね。
前までは、マーケティングパートだけを共有していたのですが、
最近は、クリエイティブパートもゼロから共有するようになりました。