>>325続き)

いかついところでいうと、今は、『映画 えんとつ町のプペル 2』の脚本が書き上がったところから、
随時、サロンメンバーさんに共有しています。
脚本が最後まで書けてから共有しているわけじゃなくて、
「今日かけた3ページはコチラです」みたいな感じで、随時共有です。

そうすると、当然、「先週1週間かけて書いた分が全部ボツになる瞬間」なども共有することになるのですが、
クリエイティブって基本、その繰り返しじゃないですか?

そういった「全然うまくいっていない姿」を共有するのも面白いなぁと思ったし、
やっぱり、僕らはもうそろそろ一人一人が『創造』に目を向けていかないと、
行き着く先は「輸出品が無い」という状態に陥っちゃうので、ここに危機感を覚えて……
少なくともサロンメンバーさんには「シンドイことだらけですが、もうちょっとだけ作りませんか?」
という提案をしていこうと思って、今に至ります。

歌舞伎が20日で終わるのですが、裏では、すでに次のプロジェクトが始まっておりまして、
それがサロンメンバーさんと、とあるモノを『創造』するお仕事なんです。

なので、最近のサロンの内容は「耳障りの良い言葉」があまりなくて、
実際のクリエイティブの現場で交わされる手厳しい言葉を綴っていたりします。

そんなものに興味がある方は、是非、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を覗いてみてください。

なんか宣伝みたいになっちゃいましたが、
「一人一人が『創造』に目を向けていかないと、行き着く先は「輸出品が無い」という状態に陥っちゃう」
は僕個人の問題ではなくて、日本の問題だと思います。

(終わり)