>>457続き)
 
「いやいや、不特定多数を相手にする時も仕事としてやってるんだから、
 効き目のある話9割どころか、10割でいけよ」
と思われるかもしれませんが、実際のところは、それだと成立しないんです。

というのも、ほとんどの人が求めているアドバイス(広告の打ち手)は、
「最小コストで、最大リターン」なんですね。
なんか、「裏技」や「必殺技」や「抜け道」のようなものを求めていて、
その技が鮮やかであればあるほどイイ。
皆、「その手があったかぁー!」みたいなのを望んでいるんです。
 
でも、実際にビジネスの現場で効くのは「挨拶に行く順番を間違えない」とか、
「ご近所付き合いをキチンとしておく」とかなんです。

実際のところは、「そんなサービスを始めることを、俺は聞いてない!」や
「アイツに挨拶に行っているのに、俺のところに来ないのはどういうわけだ!」から始まる攻撃や、
ご近所付き合いをしていれば飛んでこなかったクレームに悩まされるんです。
 
店舗ビジネスをやっている方なら、よくよくご存知だと思います。
本当に、「たったそんなこと」でビジネスの腰を折られてしまうんです。
 
ただ、講演会やVoicyで、「ご近所付き合いはキチンとしましょう」という話をしても、
100%スベるし、ダレるんです。
「そんなの、誰でも知ってるよ」という。
皆が欲しいのは、「知らない、鮮やかな、逆転の一手」なんです。
 
でも、本当に大事なのは、「誰でも知っているようなこと」なんです。