>>556続き)

【地雷その@】
お客さんが知っていることを説明する。

ミュージカルのチケットは決して安くありません。
その金額を支払って観に来られる方は、大半がプペルのコアファンで、
「すでにストーリーを入れてこられている」と考えて、舞台を設計するのが妥当でしょう。

その時、一番邪魔なのが「サプライズ」です。
#これは何度も言ってるね

「あのキャラクターが、実は○○だった!」みたいなサプライズ(サスペンス要素)を
前面に出すような演出をしたところで、全員が「…いや、知ってるけど」となり、
演出家の顔面が爆発するほど裏目に出ます。

僕の方からすでに送らせてもらっている脚本の第一稿は
“スタッフ間で『Poupelle of Chimney Town』のストーリーを共有する為のもの”であり、
あんなものを、コアファンが集まる場所で出してはいけません。

極論、ストーリーは“ほぼほぼ”カットする方向で進めて、ストーリーを知っているお客様が、
「ああ、これは、あのシーンのことだな」と脳内で結びつけられるような歌とダンスを
前面に押し出した内容にした方がいいと思います。
#このあたりはクラシックバレエやSleepNoMoreを参考にするといいと思うよ