>>558続き)
【地雷そのB】
ステージ上で「参加型」をする。

作る過程を共有しながら作品を作ったり、メイキングを販売することで予算を捻出したりすることは大賛成です。
権利・契約から入ってしまう既存のエンタメの最大の弱点がそこを押さえられていないところで、
先日、とある大作ミュージカルを観ましたが、ステージセットが死ぬほどショボかったです。
チケット代と協賛金でしか予算を捻出できてい弱さがクッキリハッキリ出ます。

「お客さんを巻き込んでいく」というのは、とってもとっても大切です。
しかしながら、世界戦はシンプルに「クオリティーの殴り合い」です。BBQ型もヘッタクレもありません。
たとえば『映画 えんとつ町のプペル』なんかがそうですが、あの手この手で、お客さんを巻き込んでいますが、
クリエイティブの根幹となる部分には一切立ち入らせません。
「どこからどこまでをBBQ型でいくか、どこからどこまでをレストラン型でいくか?」をキチンとチームで話し合い、
線引きしといた方がいいと思います。

ミュージカル『Poupelle of Chimney Town』の勝負は企画力勝負などではなく、
「クオリティーで黙らせる」だと思います。
したがって、「客寄せの為の有名人の起用」なども一切必要ありません。 #スコップが藤森は最高

ミュージカル『Poupelle of Chimney Town』のお客さんは、タレントの顔ではなく、
「プペル」と「ルビッチ」を観に来ているので、たとえ一般的に知られていなかろうが、
トップレベルのアクターをキャスティングしてください。

■まとめ

・お客さんが知ってることを説明するな
・変化球を投げるな
・クオリティー勝負から逃げるな

圧倒的な腕力で世界中をねじ伏せてください。
僕は今から圧倒的なドブ板営業をしてきます。  (終わり)