>>886続き)

オンライン化や、ダイレクト課金を脊髄反射的に拒む芸人さんが
時代の波に飲まれて流されていく未来は明確に見えていて、
「選択肢(生きる術)の話をしています。頼むから、話を聞いてください」と叫びましたが、
オオカミ少年のように扱われ、取り合ってもらえませんでした。

まもなく時代の大きな大きな波が来て、多くの芸人が飲み込まれ、
そのあとに新型コロナウイルスという第二波が来て、たくさんの希望が流されていきました。
さすがにコロナは見越せていなかったのですが、
「だから、言ったじゃないか!もうっ!」という気持ちにはなります。

芸人が、あのタイミングでクラウドファンディングを始めていて、
その芸人のまわりに、クラウドファンディングにログインしている人がたくさんいれば、
救えたチャンスはいくらでもあります。
嫁や子供を不安にさせることもありませんでした。

本当にバカだと思うし、クソバカ野郎だと思います。マジで。
「芸人のクセに弄る側に逃げてんじゃねえ!タコ!」とブン殴ってやろうと思ったことは、
過去に1000回ぐらいあります。 #ちょうど1000回です

それでも僕は、子供の頃に芸人さんに夢を見させてもらいました。
テレビでバカをする芸人さんを観て、
「大人になっても、こんなダメでもいいんだ」と胸を踊らせたことを今でも覚えています。
初めて行った『なんばグランド花月』のステージは、ずっとずっと遠くて、輝いていて、
「いつか僕もあそこに立ちたい」と思いました。

結果的に、ものすごく才能があったので、NSC(養成所)時代にはそのステージには立っていましたが。
#天才ですから

デビュー間もなくの僕は朝から晩まで舞台袖にいて、先輩方のネタをずっと観ていました。