>>367続き)

女の子と海外に行くと、空港の免税店で必ず足止めをくらうのですが、あれに近いです。
すごい勢いで物色してるから「そんなに欲しかったの?」と聞くと、
「そこまで欲しくないけど、ここだと安いし、買わないと勿体ないじゃん」と返ってくるんです。
「そんなに欲しくないものを買わないと勿体ない」って、もう、理屈どころか、日本語も失っている。

でも、それが女の子で、「高い宿」を選ぶのは女の子なんです。
だから、高い宿を運営するなら、「広さ」とか「景色」とかの前に、
「女心」を分かっておかなくちゃいけない…ということが、
高い宿に意識的に泊まれば分かってくるわけですね。

これ、男性の場合だと、「時計」とか「車」がそうですね。
時間を見れたらいいし、快適に移動できたらいいので、わざわざロレックスを買わなくていいし、
わざわざ外車を買わなくていいのに、旦那はそこに手を出して、嫁に怒られたりしています。

僕、学生時代にリーバイスの「501」が流行って、裾を折り返すと、
「赤耳」と呼ばれる赤い縫い糸(ライン)があって、
その「赤耳」が入っている「501」は他よりも高かったんですね。
当時、頑張って貯金して、高いお金を払って買って、「この赤耳がええねん」とか言ってたんですけど、
そんなの女子からすると知ったこっちゃないんですね。

「そんなことより、あんたの上着、ダサない? 上着にお金使ったら?」
みたいな爆弾を放り込まれるんです(笑)