>>385続き)

これ、会社員であれば「経費」というものは会社が負担してくれているので、
何かをする時にかかったお金は「返ってくる」わけですが、
それこそ個人事業主の場合は、自分で経費を支払って、管理しなきゃいけないんですね。

なので、「月に100億円売り上げていても、利益100円」ということは全然あるわけですが、
テレビだと「月に100億円稼ぐ男」みたいな紹介されるんです。

■「西野は固定給で働いている」はほとんどの人に理解されない

で、これに加えて、ここに関しては僕が少しだけ特殊なんですけども、
僕、「役員報酬」なんですね。固定給です。

つまり、オンラインサロンとか、 Voicyとか、YouTubeとか、講演会とか、映画とか、ミュージカルとか、
あとは、時々やってる武道館のイベントとかの売り上げは、僕、1円も受け取ってないんです。
時々、例外もありますが。

それこそ、「キングコングの武道館ライブのチケットが3万枚売れた〜」とか、
「映画えんとつ町のプペルが180万人動員した〜」となっても、
それによって、特別、僕の収入が増えるわけでもないんです。

誤解がないように言っておきますが、キングコングの武道館イベントはウチの会社主催なんですけども、
梶原君にはギャランティーは支払われているし、
「キングコングの武道館ライブのチケットが3万枚売れた〜」ということによって、
支払われるギャランティーは増えています。

これに関しては、べつにウチの会社がブラック企業とかじゃなくて、
僕の方から「固定給でいいです」という話をしています。

理由はシンプルで、僕は「満足度」や「幸福度」といったものが好きで、それというのは、
ある一定の収入を超えたら変わらないから、収入を上げることに意味がないと考えているからです。